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2026年03月23日

TOMOYAの「どすこい」サイクリング Vol.16 ツールド台湾2026

皆さんこんにちは、小山です。

今回は連載16回目、ツールド台湾( UCIアジアツアー 2.1 )を振り返っていきます。

まるで日本のレース?

参戦機会がありそうでなかったツールド台湾、今回が初めての参戦となりました。

日本から3-4時間と近いこともあって、日本からの参加チームも多く、まるで日本でレースを走っているかのような雰囲気でした。

今回日本からおじいちゃんとおばあちゃんも応援に駆けつけてくれて、なかなか日本へ帰る機会が無い中、家族の前で走ることができて良かったと思います。

レースの内容

合計5ステージで行われたレースの中で、基本的にはイタリア人チームメイトの総合上位を目指して走るレースとなりました。

日本でレースを走っていた頃は、いつも自分が少しでも良い順位でゴールすることを目指して走っていましたが、ブルゴスに加入して以来は明確な役割分担のもとで、その役割をまっとうするために走る日々が続いています。

その役割が、今回はイタリア人チームメイトの総合争いのサポートということでした。

photo ツールド台湾

基本的には集団内でチームの隊列が良い位置を取れるように位置取りをし、補給が必要なタイミングがあればチームカーへ戻り補給をするという流れに加えて、総合争いの加減によってアタック合戦に加わりました。

大きな山岳がなかった今大会、レース中盤に設定されているスプリントポイントで得られるボーナスタイムが総合争いに大きく影響を与えることから、スプリントポイントを巡る争いが激化しました。

photo ツールド台湾

前述したとおり大きな山岳がなかったため、自分のスプリントを試してみたい気持ちもありましたが、今回の役割とは違うのでグッと堪えてアシストに徹することにしました。

自分のリザルトよりチームへ何か貢献したいと思う気持ちが強いので、それ自体は問題無いのですが、やはり日本人選手やチームが多く、日本のレースのような雰囲気のレースだったので、昔のように自分のリザルトを狙っていきたいなと感じる瞬間があったのも事実です。

photo ツールド台湾YouTubeより抜粋

偉大な背中

今回、同じくUCIプロチームカテゴリーから参戦していた新城幸也選手ですが、42歳とは思えない仕事っぷりでした。

筆者がヨーロッパで走り続けたいと強く思うきっかけになった幸也さんとは10年ほど前にタイ合宿で出会い、数年前にはアンドラでもお世話になり、何時間も何十時間も後ろから見てきた背中でしたが、今回初めて一緒のレースを走り、その偉大さを改めて痛感しました。

2022年 アンドラにて(左は筆者 右/新城幸也選手)

16回ものグランツール完走(DNFゼロ)という今のプロトン中を探してもそんな選手はいないと思いますし、それだけではなくまったく関係ないヨーロッパ人選手と話していても『Japan=Arashiro』という認識になっていることを感じることが多々あります。

追い越すことは愚か、追いつくことすら難しいことは間違いないですが、自転車選手として生きていく間は追い続けていこうと思います。

日本の中だけではなく、ヨーロッパで生活しているからこそわかる幸也さんの偉大さを感じることができた点も、今後のキャリアにとってはとても良かったと思います。

日本から応援に来られていた方々へ

今回、日本から現地に応援にこられていた方々の多さにびっくりしました。

ましてや日本チームでも無い筆者に対しても、多くの応援、差し入れを頂き、心温まる時間となりました。

最後になりましたが、皆様本当にありがとうございました!

今後はカルペで数日過ごした後にベルギーへ、その後はまた中国、トルコとレースが続いていきます。

それでは、また!

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