2020年06月18日
【Mt.富士ヒルクライムを振り返る Vol.2】“富士クラ”は誇り高きニッポンのレース……2005年 第2回大会
2005年、第2回目のMt.富士ヒルクライムのレポート。略称はフジヒルと呼ばれ親しまれていますが、紙面では富士クラって書いています。新鮮です😊
日時:2005年6月5日
コース:富士スバルライン
富士北麓公園(山梨県富士吉田市)~富士山五合目(山梨県)
全長:約25km、標高差1270m
制限時間:最長3時間45分
参加者数:3544名 申込者数:3544名
出走者数:3233名 完走者数:3187名
完走率:98.6%
昨年から参加者を1000人以上増やしながら99%近い完走率はしっかりキープ。自分に、他人に打ち克つステージ「富士クラ」は誇り高きニッポンのレースです。
「来年も出たい」「改善点はココとココ!」「楽しかった。最高の1日をありがとう」。
イベント終了後、事務局は参加してくださった方々からのメールへの対応で大わらわでした。文面に想いを寄せてくださったみなさん、本当にありがとう。ご意見をもとにより良いイベントにしていきます。
さて、そのメールで目についたのが「初レース」という言葉。昨年もキャリア3年未満の方が全体の6割を超えた「ビギナー満載の富士クラ」ですが、今年はますますその傾向が明らかになりました。
その傾向にあって、昨年と違う事実がひとつ。それは「正しいスポーツバイクが増えた」こと。ウエアもビシッと決めた格好イイ人がホント増えました。
たまたま昨年、制限時間ギリギリでゴールしたところを取材させていただいた方に五合目で再会したのですが、ルック車にコットンシャツだった昨年とはうって変わって、今年はカンパのウエアでトレック2000を駆り、レージャケにポラールS710装着というビフォアー・アフター!そして完走タイムは昨年の約半分、1時間30分!
「去年の富士が人生初レースだったんです」という借り物バイクでの初出場を振り返るこの男性はその後、冬場のトレーニングで体重を10kg絞ったとか。
「乗鞍も出ます。目標ができると人間変わりますね」
こんな人たちのための「富士クラ」です。
もちろん、来年もやります!
引用:月刊ファンライド2005.7 より
※記事中の人物の所属や肩書き、製品・サービス・企業の名称は記事掲載当時のものです。
ヒルクライムは忙しい人のために
20kmを過ぎてなお、招待選手の別府匠選手(愛三工業)を尻目に逃げ続けた村山利男選手。昨年は筧五郎選手(本年総合2位)に敗れたが「ヒルクライムの帝王」の座はそうやすやすと若手に渡らない?
「いや~マイペースでいっただけですよ」
という飄々としたコメント。いったい46歳の身体のどこにパワーが隠されているのだろう。
一方、パン職人として働く筧五郎や、元オリンピック代表とはいえ、多忙な会社員である37歳の藤田晃三選手(総合3位)など、この日の富士は働くサイクリストの祭典。「やった分しか返ってこない」ヒルクライムは、忙しいサイクリストの晴れ舞台だ。
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。