2016年01月07日
【それいけ!FUNRiDEカレー部】Vol.2 空腹と寒さは最高のスパイス!? 前編
ここ10年、10万kmは乗った愛車を再塗装&パーツを入れ替え、さながら新車気分の今日このごろ。ピカピカの愛車を見ているとガーーッと走りに行きたくなってきます。
けれど今はジャージに着替えて出るまでのハードルが最も高い季節……。最近はまともに練習もしてないし……。1人はつまらないし……。
そんなふうにコタツで悶々とした日々を送っているなか、昔からfunrideとは親交深く、現在は連載も持っているちゅなどんから「私もカレー部に連れてって」との申し出が!
これはナイスタイミング。ちゅなどんはその昔月間3,000kmを走っていた超健脚の持ち主。
リハビリライドのパートナーにはもってこい!
しっかり牽いてもらいましょう~~小高部員も巻き込み2016年一発目のカレー部スタートです。
サイクリスト大歓迎の檜原村
今回は東京の村を自転車で走ろう!と言うコンセプトを掲げサイクリストに向けてイベントの企画や情報を発信している東京都檜原村をカレーライド。
僕自身が檜原村で行われている東京ヒルクライムHINOHARAステージのカメラマンを立ち上げ当時から担当しており、思い入れも有るし、コースなんかもばっちり。肝心のカレーもリサーチ済、天気予報も大丈夫そう!
(檜原村の活動はHP「ひのはらいど」http://hinoharide.tokyo/を!遊び方が大事な自転車だけにこういった取り組みは非常にありがたいです。)
スタート地点であるJR武蔵五日市駅にて輪行からバイクを組み立てていると朝靄の中、自走でちゅなどん登場。たしか戸塚の方にお住まいでは……。
圧倒されつつ恒例?のエアカレーポーズで一枚。
冬晴れの澄み切った空のした、駅前から檜原街道を都民の森方面にひた走ります。
檜原街道は信号も少なく、休日になると多くのサイクリストでにぎわう西東京方面の方々には定番のコース。道中にはサイクルステーションが点在していて、休憩したり不意のトラブルの強い味方。
「夏場なんかは木陰が多く秋川渓谷からの涼しい風が気持ちよくってね、何度も走ったなあ」楽しかった思い出が先行して忘れていたけれど、今は冬まっただ中。かなり寒いです。温度計は5℃、みなさんあたたかな格好でおいでください。
今回のルートは日陰が多い。これからの季節は路面凍結にも気を付けよう
途中にあった檜原村地域交流センターにはバイクラックはもちろん。充実した工具セットもあり、もしものトラブルも安心だ
檜原村地域交流センター http://www.vill.hinohara.tokyo.jp/gyousei/02_sisetu/04_kouryuu.html
補給食にうの花ドーナツをいかが?
しばらく走ると東京ヒルクライムのスタート地点が見えてきます、ここから奥多摩周遊道路の都民の森の先までの25kmを毎年9月に400名のサイクリストが挑戦しています。
せっかくだから走っても良いのですが今日の所はあくまでリハビリライドなのでヒルクライムは勘弁しといてやりましょう!(笑)走りたそうなちゅなどんを横目にしれっと先を急ぎます。
檜原村役場をすぎて、T路を右に曲がると本日最初の目的地「檜原とうふ ちとせ屋」が見えてきます。ここで、うの花ドーナツ(一個90円!)を補給。おからと小麦粉を豆乳で練り上げているのでとてもヘルシー。ふわふわな食感と優しい甘さ、揚げたての温かさが口に広がり、ダースで食べたくなる逸品です。
揚げたてをその場で食べられるちとせ屋さん。週末は立ち寄るサイクリストも多い
檜原とうふ ちとせ屋 http://www.hinohara-tofu.com/
このちとせ屋さんの裏手には「日本の滝百選」に選ばれている名瀑、払沢の滝があるのでここも要チェック。入り口からは歩いて15分。ウッドチップがしいてある遊歩道は木漏れ日が差し込み散歩にはもってこい。落差およそ60M、4段からなる滝壺は深く神秘的。大蛇が棲んでいたという伝説も有るそう。地元住民が飲料水として用いるくらいきれいだ。
最近はあまり聞かなくなったが、マイナスイオンを良く吸い込んで出発。
な、ない!カレー屋がない!
年始だからか車も少なく、くっきり聞こえる車輪の音が気持ちを盛り上げる。貸し切りのような道を三人で快調に回していけば目的のお店もうすぐそこ。
のはずが、おかしい、有るはずの看板が無い……。地図も営業日も確認してきたはずなんだけど…暗雲立ちこめるカレー部は後編へ――。
この時はまだカレー屋が見つからないとは夢にも思わなかった……。
著者プロフィール
小野口 健太おのぐち けんた
元「なるしまレーシング」の自転車選手で、現在はフリーカメラマンとして、スポーツシーンを中心に活躍中。カレー好きが高じた結果、「FUNRiDEカレー部」の部長という裏の顔も持つことに。