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2018年02月02日

大和市と「みんちゅう」が全国初となる駐輪場シェアサービスの協同運用を2月15日より開始

シェアサイクルは世界中の主要都市で活用されはじめており、日本でもシェアサイクルの施設の設備は自転車活用推進法案に挙げられている政策のひとつだ。自転車はあっても停める場所がない。「いいや、その辺で」とわずかな時間でも停めてしまうことがあるが、歩道などに放置するとやっぱり迷惑になる。

そこで「みんちゅう」が行なっているのは、駐輪場のシェアサービスだ。これはスマートフォンを利用して、空いている土地やスペースを、駐輪場として貸し借りするサービスである。専用のスマホアプリに貸し手・借り手が「登録」し、使いたい場所を「予約」する。貸し手は使ってもらうためには、目に留まるように工夫する必要がある。興味を引く周辺の写真や、利用料金もそのひとつだ。
借り手は利便性で選ぶ。利用者の決済はスマホで行うので現金でのやり取りはない。貸し手は精算機がいらない。条件が揃っていればコストゼロで運用できる。さらに契約期間などにも縛られず、いつでもやめられる。貸し手・借り手が気軽に導入できる要素が揃っているのは魅力だ。

みんちゅうビジネスモデル画像

minchuユーザー登録には名前、電話番号、自転車の防犯登録番号を入力(注)。所有している自転車の写真も必要。支払い方法はクレジットカード決済(大和市の協定にいては2月15日以降のコンビニ決済が可能)。
(注)
防犯登録番号のユーザー登録記載の有無は、各協定先の判断によって選択できる。大和市の協定においては防犯登録番号の記載は必須となる。

 

このサービスに神奈川県 大和市が目をつけた。
自転車活用には積極的で、自転車通行帯の整備にいち早く乗り出した自治体だ。それもそのはず大和市の平坦な地形と自転車は実に親和性が高く、多くの人が生活のために自転車を利用している背景がある。
市内鉄道8駅周辺の放置自転車撤去台数は、駐輪場の整備や放置自転車の撤去・警告などで、平成4年のピーク時(15676台)よりも10分の1に減っている(平成28年度の市内鉄道8駅周辺の放置自転車撤去台数は1575台)。だが、通勤通学などの放置自転車の長時間の放置自転車よりも、買い物客などに見受けられる短時間の放置自転車が増加している傾向にあるという。そこで、みんちゅう導入によって小規模の自転車駐輪場を分散的に配置するのがねらいだ。

連携業務としては、みんちゅうが駐輪場シェアサービスを展開し、大和市は実施区域内の不正駐輪のパトロール、移動・管理を実施する。また商店会などへ、駐輪場設置の依頼協力も行う。まさしく官民が連携した全国初めての試み。そして市民一人一人が社会貢献できる。市としても市民がより自転車を活用しやすい環境作りに積極的に取り組んでいく。

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マップ上にはこのように表示され、セレクトすると駐輪場情報が見られる。情報提供はオーナーの手腕次第。どうアピールしようか、と楽しみながら運用できるのもポイントだ。

東京都では民間で駐輪場サービスを個人展開している。大和市は平成30年2月15日より、中央林間駅と大和駅の両駅でシェアサービスをそれぞれ100台ほどの規模から展開する。もちろん貸し手の増加でシェア駐輪場は次々と増えていくはずだ。
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自転車利用者が、より近い駐輪場を探すができるようになる。利便性も高まり、駅前に放置された自転車も減るだろう。そして駅周辺はより快適に利用できる空間になっていく、そんな青写真が描ける。

 

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アイキューソフィア株式会社 中野代表

全国で駐輪場の不足によって、放置自転車や不正駐輪の様々な問題が起こっている。深刻な問題として取り上げられている。一人一人がみんちゅうを使い、全国に増やしていくことで不正駐輪などの問題を解決できるのではないかと考え、昨年、国内初のシェア駐輪場サービスのみんちゅうをリリースした。
大和市が取り組む自転車利用環境整備の中で、このみんちゅうを活用することで市の不正駐輪や放置自転車問題の解決の一役を担えるのではないかと期待をしていただいたことが、この連携のきっかけになった。このみんちゅうによって、ちょっとしたスペースでも貸し出すという提供者の思いやりの心と、そのスペースを事前に予約し安全に便利に使うことで、市を活性化し豊かな暮らしを提供できるのはないかと考えている。

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関連URL:みんちゅう https://www.min-chu.jp/
大和市 都市施設部 道路安全対策課 http://www.city.yamato.lg.jp/web/d-seibi/index.html

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