2018年07月27日
伊豆スカイラインを走ろう!【伊豆スカイライン国際ヒルクライム試走会レポ】
今年の10月14日(日)に初開催される伊豆スカイライン国際ヒルクライム。この大会の目玉は普段は自転車が立ち入ることができない、自動車専用有料道路である伊豆スカイラインを走れることだ。
伊豆スカイラインを実際に自転車で走ったらどうなのか? 安全対策が必要な箇所はどこか? 自動車での確認では、分からない点も多いため、道路公社の協力を得て、伊豆スカイラインを封鎖しての試走会が実施された。
7月24日、深夜2時30分。伊豆スカイラインにある亀石峠に、サイクルジャージを身に纏ったサイクリストが、続々と集まってきた。今回有志で試走会への協力をしてくれたメンバーだ。道路上の自動車の追い出しを行い、スカイラインへの各入り口を封鎖。午前4時30分、いよいよ試走会スタート。
今回は本番でもコースとして使用する山伏峠から熱海峠までを往復する。コース全域にわたり路面は非常にキレイで、走りやすい。幅の広い側溝がある点と、センターラインにポールが設置されている箇所がある点は、若干注意が必要かもしれない。山稜を走る道路なので、上りだけでなく下りもあり、非常にダイナミックなコースだ。とくに道路標高が一番高い玄岳料金所付近は、景色も素晴らしく、ほかではなかなか味わえない走行体験ができるだろう。
朝靄の先に駿河湾や富士山の姿が見えたが、大会当日も快晴であればきっと絶景が参加者を迎えてくれるはずだ。
伊豆スカイライン国際ヒルクライムのエントリーは、いよいよ7月30日(月)20:00からとなる。
伊豆スカイライン国際ヒルクライムHP ⇒ http://izuhill.com/index.php
日が明ける前、今回協力してくれたサイクリストが集合して、ブリーフィングが行われた
ゲスト参加した今中大介さん
「サイクルスポーツセンターのコースを横に伸ばしたよう」
景色が良いところを走っていけるので、試走開始前から期待感があったのですが、その期待にしっかりと応えてくれるロケーションでした。アップダウンが適度にあって、レースで走ったら上位を狙うのは大変ですね。
下り区間をスムーズに走り、上り返しでいかにスピードを落とさないかが、ポイントとなりそうです。下りきってからダッシュをするような練習をしておくと、好タイムが狙えるのではないでしょうか。
過去にツアー・オブ・ジャパンで伊豆スカイラインを使用した際に、解説をしていました。選手がキツそうな表情で走っていたのですが、その時はどれほどキツいのかはよく分かりませんでした。今回走ってみて、サイクルスポーツセンターのコースを横に伸ばしたような印象を持ちました。結構キツいです(笑)。参加されるみなさんは、景色とともに走り応えも楽しんでください。
今回の試走会を企画した大会事務局の松富 毅さん
「素晴らしいコースであることを再認識」
ヒルクライムレースである部分とロードレースである部分があり、非常に良いコースであることが分かりました。ゴールを目指して一生懸命走ってもらって、帰りは絶景のなかを、サイクリングしながらサイクルスポーツセンターまで戻ってこられるという、コースレイアウトになっています。伊豆スカイラインを自動車で走るときとは、まったく異なる体験ができました。この素晴らしいコースをぜひ多くのサイクリストに味わっていただければと思います。
試走会の様子はこちら
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。