2016年12月19日
【FUNRiDEトレーニングキャンプ VOL.6】オフトレ編 レポート
去る12月11日、気持ちのよい陽気の中、FUNRiDEトレーニングキャンプVOL.6を開催しました。
内容はオフにやりたいトレーニングということで、今回のコーチは福田昌弘さん(ハムスタースピン)。事前のミーティングでは弱いところ(平地とか上りとか)を強化する目的で…と水を向けましたが、その前にやることがたくさんある! ということでした。詳しく聞いていると、なるほどと腑に落ちる。ではそれをやりましょうということで決めたのが……。
「できると思っていても実際にはできてないよね」を見つけることでした。
「なにを知りたいか分からなかったので、今回は全部入り。 午前午後のトレーニングを通して、全員がタイトなコーナーを集団でこなせるようになったのは自分としても感動しました。 ただ、中には極端なポジションの人も多く、自転車のコントロールに苦労してるようにも感じました。 まずはニュートラルなポジションを」。と、福田さん。
たしかに同じ悩みでも全員が同じ原因とは限りません。ということで全部入りのレッスンを今回は実施しました。お得感もあります。
このレッスンは非常に根深い(というと語弊があるかも)内容で、自転車のトレーニングだけでなく普段の生活にも置き換えられるかも、と感じさせたのでした。
レッスンの内容を一部ご紹介しましょう。
まずは1日レッスンを共にするグループ分けをしました。そしてご挨拶。まず最初に打ち解けておきます。
せっかくバンクに入ったので、すこし身体をほぐすためにさっそくバンクを周回しました。初めて走る方ばかりで、中にはテンションが上がった! という嬉しい声も。500mと長くカントも緩いのでロードバイクでも走りやすく気持ちよさそうに走っていましたね。
バイクの扱い方については、荷重の乗せ方をグループ内でディスカッションせよとの指令が。教えられるだけでなく自分たちで考えることが大事です。スマートフォンを用いて撮影し、共有して話し合うだけでもずいぶんと意識は変わるものです。
自転車に乗る上でどの部位(筋や可動域など)を使うのかをチェック。動きのスムーズな方、そうではない方がはっきりと見受けられました。そして自分の身体の動かし方に気が付くことができました。
コーナリングにおいてはパイロンや踏んでも平気なマーカーを用いて行ないました。10Rのコーナーをスムーズに走ることができるか。走り方の原理原則を覚えればみんなこなせるようになりました。
そして福田コーチがリスペクトする“YANS”こと柳原康弘さんに教えていただいたという方法でスラロームを。このスラロームも得手不得手が見え隠れ。行なっていくうちにグングンと上達し、上手い人になるとプロライダーも唸るほどのバイクコントロール術を披露したのでした。
芝セクションではタイトな8の字コーナーを。タイムを競うことで、どうしたら速く曲がれるか、考えることができますね。ゲーム性も出て面白い。
最後にはローテーションの練習。トライアスロンでもショートなら覚えておきたい技術。体力を温存できるので速く楽に走ることができます。その基本概念を覚えるためにまずは徒歩でやってみます。
いよいよローテーションをバンク内で試します。かなり全員が意識することでスムーズに回ります。逃げと追走の模擬なども行ないました。
……と、盛りだくさんの内容で、取材していてもお腹いっぱいです。
これも千葉競輪場の寛容な姿勢があってこそ実点した企画。
ありがとうございます。週末開放している日もありますので、サイクルクラブ千葉のFaceBookをチェックしてみてくださいね。
また参加された皆さんもありがとうございました。また来年面白い企画を用意しますね!
(写真/編集部)
と、次回は1月29日(日曜)に東京エンデューロ2017in彩湖に向けたトレーニングライド(試走会)を行ないます!
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。