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2019年06月29日

【2019全日本自転車競技選手権】3日目 男子アンダー23速報

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2019全日本選手権ロード3日目、男子アンダー23のレースが行われた。濃霧で視界不良のため、競技は1時間繰り下げられ、9時スタートに。スタート前30分にはテクニカルデリゲートより、状況によっては中止の判断も辞さないという通達がある。

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気温は低くはないが、雨に打たれ続ける選手にとっては厳しいコンディションだ。序盤は落車が相次ぎ、多くの選手が涙をのんだ。
レースはメイン集団から抜け出す動きがつねに見られるものの、決定的なものにはならない。

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魔の下りとなったダンロップコーナー。

周回を重ねるごとに確実に数を減らしていくサバイバルな展開となる。
終盤に小野(早稲田大学)が単独で抜け出すが、TEAM BRIDGESTONE Cycling勢がつねに集団の前に位置しレースを振り出しに。散発的な動きがあるものの、決定的ではない。
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しかしラスト2周の最終コーナーの上りで門田祐輔(ESEG DOUAI)がアタックをかけて抜け出し、ラスト4キロ付近まで単独で先行。
数を減らすものの集団は追走し、またひとつに。「最後は自分から攻めるといういつものスタイルで勝つことができた」とレース後に話した、武山晃輔(Team UKYO)がラスト1kmのTGRコーナーの上りでアタックし、集団は崩壊。
沢田 桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が食い下がるものの、届かず武山が逃げ切り優勝。
今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が3位、4位 花田 聖誠(Team Eurasia – IRC TIRE) 、5位 石原 悠希(InterPro Cycling Academy)という結果になった。

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武山は「アンダー23は今年で最後だが、エリートに上がっても自転車競技は続けていく。今まで以上の応援をよろしくお願いします」と締めくくった。

レース時間繰り下げ、距離短縮は英断といえるが、やはり路面コンディションによる落車は多かった。
明日30日の男子エリートはどんな展開となるか。

速報結果 11周/119km
1位 武山 晃輔(Team UKYO) 3時間7分33秒
2位 沢田 桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 同タイム
3位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +8秒
4位 花田 聖誠(Team Eurasia – IRC TIRE) +8秒
5位 石原 悠希(InterPro Cycling Academy)
+8秒
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)+8秒

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