2018年12月12日
『上り』と『下り』では、どちらが好きですか?【WEEKLY FUNRiDEアンケートより】
毎週木曜日に配信している自転車情報メールマガジン「WEEKLY FUNRiDE」では、読者のみなさんサイクルライフを探るアンケートを実施しています。
今回は「上り」と「下り」に関するアンケートを紹介します。全国的にヒルクライムレースが人気な一方で、下りを楽しみに山を上られる方も結構いらっしゃいますよね。
はたして、どちらがより人気なのでしょうか。さっそく結果を紹介します。
「『上り』と『下り』では、どちらが好きですか?」
1位 上り 39人
2位 どちらも好き 24人
3位 下り 19人
4位 どちらも好きではない 5人
どちらも好きという方を含めると、「上り」が好きな方が全体の約72%という結果に。「下」りが好きという方も、多数いらっしゃいましたが、やはり「上り派」が多いようです。
回答いただいたみなさんには、その理由もお聞きしましたので、紹介していきます。
~ 上りが好きな理由を教えてください ~
■ 自分の力を試せるから!(sanaさん)
■ 「上り」自体は自分を追い込んでいる状態なので苦しいのですが、上り終えた達成感は日常生活であまりないから!(たそがれアンディさん)
■ あの苦労して上っていくつらさが快感です。(たてやんさん)
■ いろんな理由を書いては消し、書いては消しをしていたけど、たぶん結局のところ、「ドM」なんだと思う。汗や鼻水を垂らしながら上っているのが気持ち良いんだと思う。(ミルクさん)
■ ギアがあれば楽だから。下りは恐怖感があります。
■ きつい坂での登頂後の達成感が好き。マイ坂での計測が楽しみ。(トムくんさん)
■ もがいてのぼりきった時の爽快感が好きなので。(がっちゃんさん)
■ やはり、達成感を感じるのは上りです!辛い道程を自分の足で攻略出来たら、それは価値のあることです!
やはり、登るまでの行程が辛い分、得られるものは大変大きいですので、上りを推します。(雪風さん)
■ よく乗鞍とかに上りに行くけど、景色を楽しみながら上るのは楽しい。
下りは消化試合のようで、ブレーキを握り続けるのが辛いです。良い景色を見ることも出来るのですが、速度が速いとあっという間に通り過ぎてしまう。
■ 下りより上りの方が、こいでる気がするので。たまに行く場所で前回よりスムーズに上れると力が付いたと実感出来る。
■ 緩やかな登りが好きです。速度もそこそこ出てペダリングの練習にもなります。昨年の秋口にヤビツの下りで寒さのあまり死にそうになって以来、特に秋冬の下りがあまり好きではありません。
■ 自称ヒルクライマーです。(小声)言ったもん勝ちだと思っています。(小声)
と、言うか下りは怖いし平地は疲れるので結果的に上りが好きです。(ヨコさん)
■ 重力に逆らって登るのが面白いし、ハァハァいってる自分がカッコイイから!!(sonecha40さん)
■ 上達が分かりやすいのと、多少のミスが許される感じがするから。
■ 地ではどう頑張っても抜けない人を上りでは頑張り次第で抜けるので、上りが好きです。上っているときは頭がカラッポになれるのもいいです。(ビオレーサー愛好者さん)
~ 下りが好きな理由を教えてください ~
■ こがなくても良い.のぼりのごほうびだから。(みつおちゃんさん)
■ スピード感がいい!
■ モト乗りとしては、二輪車の醍醐味はコーナリングにこそあると思っているので。上りみたいにしんどくないし(笑)。(@べ さん)
■ 上ったあとの下りが楽でスピードが出て風を切って心地よいから。特に緩やかな長い下りが心地よいです。(ぱるきあさん)
■ 上りで苦労した分、疲れた分を一気に癒してくれるので。風を切って進むのが気持ちいい。平地では感じられないスピードを得られるので。(にゃんさん)
■ 上りの努力がむくわれた瞬間だから。(マイティさん)
■ 正確に言えば、緩い下りですね。緩い下りをハイスピードで走るのが気持ちいい。
■ 当たり前ですがスピード出るし、超楽だから。ただし常に安全第一は心がけています。(ときさめさん)
それぞれ、たくさんのご意見もいただきました。中には、「『下り』が怖いから『上り』を選びました」といったような消去法で、回答していただいた方もちらほらといらっしゃいました。
さて、今回のアンケートでは、「上り」または「下り」の自分なりのテクニックもお聞きしました。それぞれが、走りの中で見つけたテクニックですので、読者のみなさんにも参考となるかもしれません。こちらも、「上り」と「下り」に分けてご紹介します。
~ 自分なりの上りのテクニックは? ~
■ 上りはケイデンス派なんですが、とにかく気持ちよく回せるペースで登ってます。ダンシングも織り交ぜて。とにかくオーバーペースで上らないこと。長い峠や斜度のキツイ等なんかはハンドルを握る位置や握り方を変えて使う筋肉を分けてます。(Besさん)
■ 上りは心拍数が上がりすぎないように気を付けて走っています。(カリスさん)
■ キツくなったら躊躇わずインナーローにギアを入れて、景色などで辛いことから気を紛らわす。(konmas0911さん)
■ 上りの時に、なぜか「下」を向くとペダルが少し軽くなる気がする。(ミルクさん)
■ ダンシングを適度に入れる。ダンシングはコンタドール選手をイメージとしてやってます。
道にもよりますが、カーブの上りを攻めるならば、直角(?)に曲がると直線になるので少しだけ楽です。
また、上りを制するには自分のペースを乱さないこと。他人は他人、マイペースが正義です。
また、上半身を少しだけ起こし気味にして、呼吸をなるべく二酸化炭素をメインに吐くイメージで呼吸をします。
ギアは足と相談して、その時に最適なケイデンスを保てるギアにする。腰が痛くて我慢出来なければ、無理せずクリートを外して、ストレッチや押して歩き、今度トライした時にリベンジする。(雪風さん)
■ 上りはハンドルのフラットになってるところを握ってなるべく上体を起こす。(石ちゃんさん)
■ 上りは傾斜計を見ながらペースを乱さないように気を付けています。特に心拍数の大きな変動はその後に影響しますので。
■ 若い時から二輪(トレイルバイク)で体重移動は身に付いているので、バイク(自転車)も同じ様にしている。(rossoさん)
■ その後の下りで足を休めるイメージで気分を高める。あまり上を見ない。リズムよく回す事に集中する。
■ ダンシングとシッティングを適度に繰り返すとお尻が痛くならない。(たか。さん)
■ 平坦を走るのと変わらないフォーム維持すること。上りももちろん下ハン。(sonecha40さん)
■ 上りはブラケットの握り方と重心の位置で楽にもなるし、追い込むこともできる。(サージさん)
■ 心を無にして、自分のペースでたんたんと刻む。これが難しい……。
■ ポジションを変えたり、使う筋肉を変えたり、ダンシングをするなどして疲労をためないようにしている。
~ 自分なりの下りのテクニックは? ~
■ 先を予測してオーバースピードで突っ込まない、長い下りは斜度の緩急に麻痺してる場合があるので意外とスピード出てたりしてRのキツイ下りは減速間に合わない可能性もあるので今自分が何%の坂を下っているのかも意識してます。
あとクラックなど路面状況をよく見ること、視線を先に見ること。(Besさん)
■ サドルの後ろに移動し両膝でトップを挟む格好で走っています。(きみたさん)
■ 下りはテクニックというより自分が安心して走れるポジションにして走っています。なので下りを安全に降りれるポジションを優先してセッティングしています。(カリスさん)
■ 安全第一。速度を出し過ぎない、上りの時点で路面状態を確認して危険因子を注意する。(konmas0911さん)
■ うまく走れるように勉強中です。体重移動の適正化と恐怖感の克服かなと思ってます。(長野さくら木さん)
■ スローインファーストアウト・安全が一番です。(あきくんさん)
■ コーナーやグレーチングではブレーキしない。(無名のロード乗りさん)
■ 自分の技量を理解しておくこと。怖いと思ったらそれ以上攻めたりしないこと。速度についても、ライン取りについても、常にマージンを持っておくこと。(@べ さん)
■ 下ハンを持って外足加重、内足はやや開き気味、安定してコーナリングできます。(Top Windさん)
■ 下る際に下ハンを持った上に目線をコックピットの高さ辺りまでに落としてます。まあ勝手に空気抵抗が減るんじゃないかという根拠のない理由ですが。(ときさめさん)
たくさんの投稿ありがとうございました!!
(写真/小野口健太)
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。