2018年11月01日
パワーメーターは普及した?【WEEKLY FUNRiDEアンケートより】
毎週木曜日に配信している自転車情報メールマガジン「WEEKLY FUNRiDE」では、読者のみなさんサイクルライフを探るアンケートを実施しています。
今週は「パワーメーターを使用していますか?」というアンケートの結果を紹介していきます。一昔前までは、超高級なトレーニング機材というイメージが強かったのですが、最近はだいぶリーズナブルなアイテムも増えてきました。2019年モデルとしてGIANTからパワーメーターが標準装備された28万円(税抜)の完成車も発売され、今後よりトレーニング機材として身近なアイテムになっていくことが予想されます。
メルマガ読者のみなさんは、どれぐらいパワーメーターを使用しているのでしょうか。アンケート結果を紹介します。
「パワーメーターを使用していますか?」
はい 26人
いいえ 44人
アンケート回答者のパワーメーター使用率は34%。一年半前にお聞きしたときは、23%ほどだったので、パワーメーターの使用率は高くなってきていると言えます(回答件数に差はありますが)。使用していると回答された方には、使用中のパワーメーターのタイプに関してもお聞きしました。以下が集計結果です。
「使用しているパワーメーターのタイプは?」(※複数回答可)
1位 クランクタイプ 19人
2位 ペダルタイプ 6人
3位 ハブタイプ 2人
4位 その他 1人
シマノやパイオニアかた発売されているクランクタイプが70%近いシェアを有していました。パワーメーターのタイプはそれぞれに異なるメリットがあるので、各々の使用シーンを考えて選びたいところです。
さて、パワーメーターを持っていない方々には、「今後パワーメーターを購入したいと思うか?」という質問にも回答いただきました。ヒルクライムやロードレースに興味のない方にとっては、あまり必要と感じないかもしれませんね。以下が結果です。
「今後パワーメーターを購入したいと思いますか?」
はい 27人
いいえ 17人
約60%の方が今後パワーメーターの購入を検討されているようです。
最後にパワーメーターを持っている人も持っていない人も自由にパワーメーターに関して思うところを記入いただきましたので、それぞれ紹介していきます!
~ パワーメーター関する意見や疑問、使用した感想など自由にご記入ください ~
<パワーメーターを使用している方>
■ 計測方法によって誤差が大きいことが問題点ですが、自分の体能力の指標になるので役立ちます。(かっちゃんさん)
■ この夏に念願のパワーメーター(ステージズ)を導入しました。トレーニングが体系化でき、実力がはっきりして、数値で管理できるので、少しずつですが、強くなっている実感があります。でもトレーニングはサボれなくなりました。
■ 導入して丸2年。いつも、とても勉強になります。ロードに出ると見過ぎて楽しめないので、屋内でのローラーで踏み方の練習に使うことが多くなりました。(シマッタさん)
■ パワーメーターはバイク3台にそれぞれ違う種類の物をつけています。これがあると練習の強度管理やロングライドのペース管理が可能になります。一度使うと手放す事ができないですね。(Katsu(^。^)さん)
■ もはやこれがないとトレーニングができません……笑笑(flattail さん)
■ MTBのクランクタイプ使っていますが、クランク生産が終了したら、修理も新規に買うこともできなくなる不安がある。
■ パワートレーニングを始めましたが、用語が難しく、調べながらやっています。せっかくのパワーメーターなので、しっかり使いこなして、強くなりたいと思っています。(まっきーさん)
■ ローラー台でのトレーニングには必須アイテム。一緒に走る強い仲間がいて、実走中心にトレーニングしているのなら、なくてもトレーニングの効率はあまり変わらないように思います。(三河のやっさんさん)
■ ふとしたきっかけで購入した程度なので、あまり有効活用してませんが、やはり数値化されるので頑張りが効きますし、効率を求めて変速回数が増えますね。(虎さん)
■ とりあえず、パワーがどのくらい出るか、どのくらいのパワーならレースの最後まで持続できるかの目安にしています。(ちゃんさんさん)
■ パワーメーターはペダリング効率の可視化にとても有効だと感じる反面、ペダリング効率と実際の走行能力の関連性が今一つわからない。現在、パイオニアのパワーメーターを使用しているが、サイクルコンピューターの画面タッチの操作性がいまいちで、使いにくい。トライアスロン時に、自転車をトランジションに預けるが、その際にサイクルコンピューターを取られないか心配……。(OHさん)
■ 自分の能力が客観的数値で残せるので、ライド毎のコンディションや、どれだけ頑張ったかなどが良く分かって面白い。トレーニングの指標にもなります。(@べさん)
■ 固定ローラーでトレーニングの基準を計るために買いました。クランクとモニターで10万。使用しているクロスバイクとほぼ同じの価格。高かったけどトレーニングのモチベーションは上がります。問題はヒルクライム時に使用したものの、斜度でパワーが上下しすぎるので実践にどう生かすか不明です。ローラーでトレーニング時は必須ですね。(よこさん)
■ 流行に乗って導入してみましたが、貧脚な自分には過ぎたパーツでした。ライド後の平均パワーを見て凹んでます……。(jiveさん)
■ パワーメーター導入により、パワーの可視化によって、自分の脚力が把握できるところがいい。その他にも、左右のぺダリング効率や左右のトルク効率なども把握できるところがいい。専門家によるパワーメーター使用のコツなど、参加者が自転車持ち込みでのセミナー開催があると、とてもうれしいです。
■ パイオニアのペダリングモニターを使っています。ペダリングの効率が上がる様な脚の使い方を求めて走っていると飽きません。一人でも面白くライディングできます。確実に登りが速くなっています。まだまだ改良を重ねられます。(イトトンボさん)
<使用していないけど、今後導入を考えている方>
■ 価格がもう少しエンドユーザー向けになってほしいと切に願う。(kazさん)
■ 興味はあるが高い。どんどん普及して低価格モデルが出るのを待つ。(アルミ好きさん)
■ 選手ではないのでパワーの向上など全く考えてないが、単純に自分の実力が数値化されるのは見て楽しい。
■ GARMIN EDGE520は持ってますが計測器のお値段が高いので~!(allezさん)
■ モチベーションを維持したい、実力を知りたい。BS放送チャリダーで頻繁に数値が出ているのに比較出来ない、実感が出来ない。
■ 買ったとして、使いこなせるか……でも、客観的に自分を見つめる意味で欲しい。
■ 心拍では自分の好不調がわかりづらいので是非とも購入したいです。値段が半額ならなぁ。(yasuさん)
■ 3本ローラーのみで毎日のトレーニングですが最近のパワーメーターが確かに気になります。詳細等が無知で現在に至ります。ファンライドさんの記事等で素人でも納得できるパワートレーニング方法期待しております!!(ボルボルボRさん)
■ まだまだ価格が高くて、自分の脚力にそれだけの投資ができるか悩んでいます。心拍計を目安にしています。(Top Windさん)
■ 絶対値管理では無く相対値で管理するのが正しいのか?今ひとつ使い倒し方が判りづらいのが困る。
<導入予定はない方>
■ あったらいいけど、とりあえず心拍数の管理で足りているように感じる!
■ 同じチームのメンバーは結構パワーメーターを使用していますし、実際強くなるにはあったほうがいいだろうなと思っています。ただどうしても高価なことと、パワーメーターの数字ばかりにこだわりそうで、二の足を踏んでいます。ロードバイクを乗る上で、求めてるのはスピードとか楽しみであって、パワーを求めているわけではないので。パワーメーターを導入する費用でそこそこのカーボンディープリムのホイールが買えそうなので、どうしてもホイールのほうに気持ちが動いてしまいます。(めたぼローディーさん)
■ サイコンも一番安いモデルだし、自動車に至っては、只今キャンペーンでナビが無料だったのを、要らないから、代わりにCDラジカセを付けろと言う偏屈だから。プロ選手の練習の効率化以外は、魅力を感じません。(遅筋ヤロー!さん)
■ 競技志向もトレーニング志向もないので、のんびり走るだけです。(ムカイさん)
■ 大会はないし、強度の練習は必要ないと思っている。健康維持のみ。(massyさん)
■ 数値にこだわると、風や空気感、景色、走っている実感、等々を楽しめなくなるような気がして、パワーメーターやサイコンはつけないようにしています(全く私個人に限っての話しですが……)。
■ サイクリング、ポタリング目的の自分としてはライドそのものを楽しみ、美味しいものを食べたり景色を楽しんだりしています。パワーメーターをつけて数字でトレーニング強化するのは、趣味としての自分スタイルに合っていないかなぁ。何より高価!(たそがれアンディさん)
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。