2016年03月23日
「ガーミンEdge25J」モニターレポート【1】小さなサイコンから、自転車の楽しみが広がる! TOKYOエンデューロで使ってみた
初めてのサイコンにもおすすめ
昨年秋にリリースされたガーミン「Edge25J」はEdgeシリーズ最小・最軽量のコンパクトなボディながら、高精度のGPSを搭載する注目モデル。特徴は約4㎝四方の小さなボディで、初心者にも扱いやすいシンプルさだけでなく、多彩な機能も備わっているという。そこで、その実力を体感してもらうため、「TOKYOエンデューロ2016in彩湖」参加者の中から、以下のお2人にモニターになっていただき、その使い心地を体験してもらった。いずれも、サイコンはほぼ使ったことがないという。
■榎田隼一さん(38歳・埼玉県)
ロードバイク歴は1年ちょっと。昨年のTOKYOエンデューロがイベント&ビンディングレビュー。週末は自宅から行きつけの東京青梅のショップ「CROCERISTA(クロチェリスタ)」までサイクリングして、コーヒーで一服するのが楽しみ。今までサイコンは使ったことがなかった。
■鈴木浩也さん(37歳・埼玉県)
ロードバイク歴は約3年。過去にイベントは、TOKYOエンデューロや富士ヒルなどに参加。普段は荒サイなどをサイクリング。サイコンにはiPhoneのアプリを今まで使っていたが、「たまにデータが飛んだりしていた」という。
あらためてEdge25Jの基本性能をおさらい
2万円を切る価格(税別19,800円)ながら、他のガーミン製品同様、高精度GPSを搭載しているのが特徴。
そのため、スピードセンサーがなくても、本体のGPSだけでスピード、距離、走行時間、標高などを計測・記録でき、サイコンとしての基本的な機能を備えている。
機械が苦手な人でも、面倒なセンサー類とのペアリングなしで使えるのは魅力だ。もちろん、センサーを追加して、ケイデンス、心拍などのデータを取ることも可能。
モニターのお2人にはスタート前に基本的な使い方を学んでもらい、実際に自転車に装着して4時間エンデューロを走ってもらった。
約4㎝四方の小さなボディなので、ハンドル、ステムに装着しても邪魔にならない。操作はボタン4つだけで、わかりやすい
今回のモニターの舞台は「TOKYOエンデューロin彩湖」。お2人にはいつも通りにレースを走ってもらった
ゴール後のファーストインプレッション
榎田さん
「今までサイコンを使ってなかったので、スピードはほとんど気にしてませんでした。でも、Edge25Jで速度を見ると『疲れてスピードが落ちてるな』っていうのがわかる。もう少し踏もうというモチベーションになりますね」
鈴木さん
「使う前は画面が小さいので表示が見にくいかなと思ったけど、思ったより見やすかったです。GPSの精度がとても高いですね。センサー類をつけなくても、速度や距離など小数点以下までリアルタイムで出るのは、すごいなと思いました」
そして、鈴木さんが実際に使ったうえで気づいたことがひとつ。
ディスプレイが小さなEdge25Jは、3画面をスクロールして日付・時間、タイム、速度、スピード、平均スピード、総上昇高(獲得標高)、高度などのデータを一度に2、3項目ずつ表示している。この日は、自動スクロールする初期設定で走ったので、「見たいデータが出てくるまで、ずっと画面を見てしまった」という。
しかし、自動スクロールはオンオフの切り替えができるので、「今後はレースやサイクリングなど場面に応じて設定を替えていきたい」ということだ。
またEdge25Jには、1kmまたは5km(初期設定は5km)ごとにラップタイムを計測するオートラップ機能も備わっている。今回の彩湖周回のコースが5km弱だったので、ほぼ1周相当のラップタイムが取れたわけだ。これでレース中にどれくらいペースが上下しているか確認できるのも、モニターのお2人にとって興味深かったようだ。
ガーミンコネクトへの走行データのアップロードも体験してもらった。ガーミンコネクトとは、ガーミンの無償データ管理サービスで、自分の走行データなどをクラウドサーバーに保存して、いつでも見返すことができるものだ。
まずはスマートフォンにガーミンコネクトのアプリをインストール。自分のアカウントでサインインし、Edge25JとBluetoothで接続すれば、ほんの数分でEdge25Jで保存した走行データがガーミンコネクト上にアップされる。
これで自分が走ったコースマップや、高低図、速度のグラフなどもすぐに確認できるので、自分の走りを見返して分析したり、仲間との共有もできる。USB経由でPCでデータをアップすることも可能だ。
榎田さん
「今月は何km走ったと記録されるのは、非常にいいモチベーションになる。これから自転車に乗るのが楽しくなりそうです」
鈴木さん
「自分の走ったデータは残したいと思っていたので、重宝しそうです。ガーミンコネクトを使ってSNSみたいに仲間と走行データをシェアできるのも、おもしろそうです」
お2人には、「スピードセンサー・ケイデンスセンサーセット」、「プレミアムハートレートセンサー」も新たに渡し、今後もモニターとしてレポートしていただく予定だ。
ガーミンコネクトをインストールしたスマホとEdge25JをBluetoothでペアリングすれば、さっきまで走っていたデータがすぐにアップされる
ガーミンコネクトにアップされた彩湖のコース図。スマホ上でスピードやラップタイムなども確認できる
ガーミン Edge25J
価格:19,800円(税別)
サイズ:42×40mm
重量:25g
機能:ライトモード、コーストレーニング、自動ラップ、セグメント など
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。