2018年05月15日
【Mt.富士ヒルクライムxパナレーサー】富士ヒル会場にてGILLARのコラボタイヤ限定販売決定!
第15回記念となるMt.富士ヒルクライムでは、こんなうれしいコラボ商品も登場します。
パナレーサーがリリースした会心の超軽量タイヤ、GILLAR(ジラー)。まさにMt.富士ヒルクライムと相性抜群のこのタイヤに、富士ヒルのネーム入りコラボタイヤとして、会場で限定販売されることになりました。大会受付(6月9日・土曜日)、パナレーサーブースにて販売予定ですので、ぜひブースへお立ち寄りくださいね。700×23C と25C、各サイズ50本の限定販売。またこの商品の売上げの一部は『公益財団法人富士山をきれいにする会』へ寄付されることに。富士ヒルを走った記念に、ベストタイムのためにGet しよう!
会場限定特別価格 5,000円(税抜)
さて…GILLARとは一体どんなタイヤなのでしょうか。
開発のコンセプトは、「安心して使える超軽量タイヤを開発しよう」。
いくら超軽量でもパンクしてしまったり、ヒヤヒヤしながら使うストレスってメンタルに大きく作用して、パフォーマンスにも影響しますよね。
そこでGILARに課したのは2つ。
・高いグリップ力を維持したまま、転がり抵抗値を軽減する。
・軽量化を図りながら耐パンク性能は落とさない。
究極の軽量化を目指して、新しく採用したのは、「ZSG Advanced Compound」高いグリップ力を維持しながらも、転がり抵抗の軽減を実現した新設計のコンパウンド。
さらに、高い耐貫通パンク性能を発揮するProTiteBeltを採用しながら、部材の最適化を図り、軽量化に成功。(パナレーサー・ホームページより)
耐パンク性能やグリップ力は高いレベルを維持したまま、従来品(RACE L EVO3)と比べ、約20%もの転がり抵抗軽減を実現したということ。
・ZSGアドバンスド コンパウンド
高いグリップ力を維持したまま転がり抵抗の軽減を実現した、ZSG コンパウンドの進化バージョン。
・アドバンスド エクストラ アルファ コード
柔軟性にも優れた0.14mm 径の超軽量極細コード。素材改良により転がり抵抗がさらに軽減し、高密度に織り込むことで軽量化に貢献。
・プロタイト ベルト
高い貫通パンク強度を誇る超高強度の補強材をトレッド下部に配置。ケーシングの構造強度を高めて耐貫通パンク性能をアップ。
つまりはパナレーサーは軽さと耐パンク性を両立した軽量タイヤを開発したということ。またGILLARは、優れた走行性能も兼ね備えているのである……。持っても、乗っても軽い。この新型タイヤのインプレッションをお届けしよう。
IMPRESSION Ken-ichi YAMAMOTO x Takehiro KIKUCHI
走行抵抗が低く、しかも重量も軽い☆山本健一
転がり抵抗の軽さは屈指のレベル。さらに重量も軽く、日本メーカーらしくセイフティマージンにも配慮した高いパンク性を備えるのがこのタイヤ。踏み出しから巡行、峠の頂点まであと数メートルというところの最後のひと踏みまで軽さを楽しめる素晴らしい仕上がりだ。コンパウンドは実に転がり抵抗が低いが、トレッドの形状も寄与しているものと思われる。またケーシングがしなやかながらも引っ張り強度に優れた素材と構造を用いているために、腰砕けせずにパワーを伝えてくれる。ただし空気圧をあげすぎると振動が気になる場合がある。適正な気圧を知りたいなら、やや高めに入れた状態から少しずつ気圧を落としていって調整していくといい。
その軽さは重量も含めて直感的に感じられる。まったくこの低い転がり抵抗は病みつきになりそう。きっと強力な武器となるはずだ。
パナレーサーらしい軽いハンドリングのタイヤだ ◆菊地武洋
“GILLAR”はトレッド中央部を高くして、直進時の接地面積が少ないコーナーにターンインしていくと、グリップ力が増すようにデザインされているのでコーナーでの安定感が高い。ラジアルタイヤのような柔軟性の高いタイヤサイドに、耐パンクベルトでトレッド部の剛性感を出すなど、耐パンク性と軽さを併せもつための工夫が感じられる。ホイール装着前に触ったときは「苦手なタイプかな」と予想したが、走ってみると想像以上にしっかりとした走行感で、内圧を落とし気味にしても腰砕けになるようなこともなかった。ただ、ヒルクライムに使うなら空気圧は高めでいいだろう。
問い合わせ:パナレーサー株式会社
URL https://panaracer.co.jp
https://panaracer.co.jp/contact/
Facebook https://www.facebook.com/panaracer.co.jp/
写真:小野口健太 長谷川拓司
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得