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2019年09月10日

【Zwift】「FutureWorks」のステアリング機能と最新コース「Yorkshire」を 発表

世界最大規模の自転車の展示会「ユーロバイク (Eurobike)」で発表されたステアリング機能は、FutureWorksブランドから初めて登場するイノベーション。
今後数週間以内に一般向けにリリース予定だ。
FutureWorksはZwiftが生み出す新たなイノベーションの紹介役として、Zwiftコミュニティに新製品の素晴らしさをアピールし、研究開発に努めていくという。
こうしたイノベーションに対するZwiftコミュニティからのフィードバックを反映して、製品の最終版が出来上がる仕組み。

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Zwiftの共同創設者でCEOのEric Minは次のようにコメント。

「Zwiftチームは革新的なアイデアで溢れています。しかし、これまでは長期にわたる開発プロセスを経なければ、Zwifterがこうしたアイデアを試すことはできませんでした。ですが、FutureWorksを立ち上げたことで、コンセプト段階でより多くのアイデアを試せるようになります。そして同時に、私たちもZwifterが一体何を求めているのか、ダイレクトなフィードバックを得られるのです。つまりFutureWorksは、コミュニティの意見により一層耳を傾け、Zwifterがゲームに求めているものを鮮明に浮かび上がらせる手段だと言えます。」

新たなステアリング機能のテスト区間が設けられたのは、Watopiaの最新拡張コースであるTitan’s Grove。本コースは純粋に楽しさを重視してデザインしている。ZwifterがTitan’s Groveでライド中にテスト区間に近づくと、ステアリング機能を試すかどうかを尋ねるプロンプトが画面に表示。ステアリング機能を試すオプションを選ぶと、Zwifterは自動的に新しトレイルのスタート地点に移動する。

ステアリングを制御するのは、iOSおよびAndroidで入手可能なZwiftコンパニオンアプリ。 iOmount Covert などのマウントを使用して、携帯電話をハンドルバーに取り付けるだけで準備が整うという。
Zwiftコンパニオンアプリは携帯電話の加速度計を通じてハンドルバーが左右に回転する際の動きを検知し、画面上のアバターの動作を制御できるようになっている。

今回登場する新たなステアリングルートの合計距離は約3.2 km。このルートはライダーの競争心を掻き立てる計測区間になっており、コーナーでのハンドルさばきに基づきスコアを得る仕組みだ。100%のスコアで12分30秒以内に見事完走すると、ZwiftマウンテンバイクとZwiftマウンテンホイールがアンロックできる。

Zwiftの共同創設者で開発責任者を務めるJon Mayfieldは次のようにコメント。

「Zwiftのリリース以降に導入した機能の中でも、今回のステアリングは最もゲームの手法を応用した機能で、個人的にも非常にワクワクしています。Zwiftが誇る唯一無二のソーシャルなビデオゲーム体験を通じて、世界トップクラスのエンデュランスアスリートをはじめ、お母さん、お父さん、そして子供たちがそれぞれのフィットネス目標を達成しています。ステアリング機能はこうしたアプローチをさらに進化させるため、そしてより多くのアマチュアサイクリストやフィットネス愛好家をZwiftに惹きつけるために開発されました。」

Zwiftは向こう数ヵ月で、Eurobikeで展示された新発売のWahoo、Tacx、Stages、およびWattbike各社のスマートバイクにステアリング機能を導入予定とのこと。

さらにZwiftは、EurobikeでUCIロード世界選手権大会の最新バーチャルコース「Yorkshire」も初公開している。Yorkshireコースは、UCIロード世界選手権の各種目がフィニッシュを飾るハロゲートの最終サーキットを再現したもの。本コースは近日中に一般リリースされる予定。

ZwiftのゲームチームはGPXファイルデータと屋外ライドのデータを駆使し、ルートを正確に記録するだけでなく、プロ選手がレース当日に挑むのと同じ勾配を再現することに成功している。

さらに、ZwiftのクリエイティブチームはInnsbruckの制作時と同様、ハロゲートのみならずサイクリングの非常に盛んなヨークシャー州周辺地域からもインスピレーションを得てプロジェクトに取り組みました。その結果、Yorkshireでも「Zwift Draft House」をはじめ、サーキット周辺に盛り込まれた複数のランドマークを走行することができる。

コースの詳細:
◆2019 UCI WORLD HARROGATE CIRCUIT
2019年UCIロード世界選手権大会の公式サーキット
距離13.8 km
標高245 m

◆DUCHY
ハロゲートサーキットの北部の平坦なエリアを時計回りにライドします。短距離ですがハイスピードになるスプリント区間が盛り込まれたルート。
距離10.7 km
標高204 m

◆QUEEN’S HIGHWAY
ハロゲートサーキットの北部の平坦なエリアを反時計回りにライドします。全速力で一気にスプリントをかけよう。
距 離5.7 km
標高82 m

◆TOUR OF TEWIT WELL
ハロゲートサーキットの南部を逆方向で走ります。坂道がたくさんのこのルートを完走したら、Tewit Wellの有名な「元気が出る水」を飲みたくなるかもしれない。
距離10.7 km
標高204 m

◆ROYAL PUMP ROOM 8
起伏が連なるハロゲートサーキットのハードな区間を両方向で挑戦します。完走したらヘトヘトになること間違いなし。疲労した脚の回復には、ヨークシャー州の炭酸鉄泉を一口飲むだけでは足りないかもしれない。
距離27.5 km
標高490 m

◆Harrogate Circuit Reverse – イベントのみ
2019年UCIロード世界選手権大会の公式サーキット。今回は逆方向で挑んでみよう。
距離13.7 km
標高245 m

問い合わせ:ズイフトジャパン

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