2019年09月27日
ZWIFTとUCIが「UCI CYCLING ESPORTS WORLD CHAMPIONSHIPS」初開催で合意
アスリート向けの世界的なオンライントレーニングとレースのプラットフォームであるZwiftと国際自転車競技連合 (UCI) は、2020年にUCI Cycling Esports World Championshipsを初開催することで合意。
ZwiftとUCIは長きにわたり素晴らしいパートナーシップを育んでいる。Zwiftは2019年のYORKSHIREコースをはじめ、これまでに3つのUCIロード世界選手権大会のコースをZwiftのプラットフォームで再現。これらUCIロード世界選手権大会コースにおけるZwifterたちの合計走行距離は、約320万kmを突破している。
予選などの詳細情報は
UCIとZwiftは共に、サイクリングのフェアプレイとガバナンスに取り組んでいる。今回のパートナーシップにより、双方はUCIが策定するサイクリングeスポーツの新しいルールブックを来年より順守する予定。
2020年に初開催されるUCI Cycling Esports World Championshipsのイベント形式、開催場所、および予選の詳細は、今後数ヵ月以内に発表予定となる。
いずれ各ブランドは費用対効果の高い方法でeスポーツに参加可能に
Zwiftは2019年1月にeスポーツ初のプロサイクリストが主役となるリーグKISS Super Leagueを立ち上げ、eスポーツ界への進出に続き、Zwiftはeスポーツのプラットフォーム開発に注力するため、シリーズB投資ラウンドで1億2,000万ドルを調達。HighlandEurope、Causeway、True Capital、Novatorらが幹事を務める。
eスポーツへの参入をZwiftが強く推し進める理由に、サステナビリティと参加しやすさが挙げられる。Zwift Esportsが従来のイベント開催で必要だった運営コストを節減することで、各ブランドは費用対効果の高い方法でeスポーツに参加できるようになる。
「私たちはZwiftと一緒に、eスポーツが台頭する様子を見守ってきました。サイクリングというスポーツの統括団体として、UCIは技術的なイノベーションと変革を進んで受け入れるのはもちろん、全てのサイクリング愛好家のニーズに敏感でなくてはいけません。Zwiftは年齢や能力を問わず誰もが楽しめるプラットフォームです。UCIが若い世代にサイクリングの魅力をアピールしようと努める中、eスポーツ大会の開催は非常に素晴らしい機会だと言えます。この新しいサステナブルな種目を通じ、UCIとZwiftはタッグを組んで若者が一段と健康でいられるよう支援することができるのです」UCI会長、David Lappartient氏のコメント。
関連URL :https://zwift.com/ja/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。