2024年03月05日
静岡県伊豆市・日本CSC『自転車トレーニング・リモートワークのモニター事業』開催レポ
五輪コースで『自転車&リモートワーク』開催
トラック・MTB初体験でもコースを乗りこなす
2024年2月28日から3月1日にかけての3日間、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)にて静岡県主催の『自転車トレーニング・リモートワークのモニター事業』が開催されました。
これは、日本サイクルスポーツセンター内にある自転車競技施設を利用し、自転車でのトレーニングとリモートワークを両立してもらうというもの。この自転車施設には、東京2020オリンピックの舞台ともなった『伊豆ベロドローム』と『伊豆MTBコース』も含まれます。オリンピック・レガシーも体感できるこれらフィールドをロードバイク、トラックバイク、マウンテンバイクで参加者はそれぞれ走り、その合間にリモートワークを進めてもらいました。
東京都から参加したトライアスリートの西川美ゆきさんは、トレーニングメニューを持参しての参加。5kmロードコースではロードバイクでのトレーニングを詰み、伊豆ベロドロームでは指導のもと初めてトラックバイクで走行、2時間ほどでベロドローム内を自由に走行できるようになりました。また同行の村岸美由貴さんは伊豆MTBコースで初めてMTBに乗り、オリンピックで使われた『天城越え』セクションの一部を走りました。
トライアスリートとしてコーチに、様々な自転車スポーツを体感するのが良い、と言われて参加したという西川さん、「初めてのことを経験できたのが良かったです。ピストバイクでベロドロームなんて考えたこともありませんでしたが、指導のおかげで恐怖心も和らいで、すごく楽しかったです」と、参加の感想を語りました。
京都府から参加の今村有亨さんは、滋賀県からの中野雄太さんとトラックバイクでのトレーニングに特化する形で参加。日本では数少ない世界競技規格の250mで走りの感覚を確かめていました。
通常からトラックバイクを、京都の競輪場の走行会などで楽しんでいる中野さんは、「自分の住んでいるところは250mバンクはもちろんトラックもないので、こういう機会があるのはいいことです。伊豆ベロドロームは以前にも走行したことがありましたが、前よりもベロドロームの周回がスムーズになりました」と語りました。
また、250m周長の国際競技基準のベロドロームでの走行は特殊だ、と語る今村さんは「これまでなら本番前の1回しか走れなかったんですが、今回は貸切のようなかたちで何回も、前を引いてもらいながら3日間集中して走れたので、すごく成果があったと思います」と、伊豆ベロドロームでの練習の成果を語りました。
参加者はそれぞれ、用意されたワークスペースで練習の合間に仕事を進め、充実した時間を過ごしました。この『自転車トレーニング・リモートワーク』は今後の開催も予定しています。
詳細は事業を主管する『一般社団法人ふじのくにサイクルスポーツコミッション』のホームページ https://fujinokunicsc.jp と とインスタグラム https://www.instagram.com/fujinokuni_csc/ で発信されていきます。
記事提供:『一般社団法人ふじのくにサイクルスポーツコミッション』https://fujinokunicsc.j
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。