2018年06月08日
【OAKLEY】初展開となるCYCLINGラインのヘルメット & PRIZM™レンズの新作「PRIZM™ LOW LIGHT」のシリーズ発表
ARO7(左) & ARO3(右)
2018 SS期よりOAKLEYから新たにリリースされたサイクル用ヘルメット「ARO 7」と「ARO 3」を紹介しよう。カチューシャ・アルペシンや、ディメンションデータといったワールドツアーチームが採用しているのですでに注目している読者もいると思う。CYCLEラインとしては、初展開となる。
タイムトライアルやトライアスロン用としても最適なヘルメットARO7
シールドとヘルメットはマグネットで固定する。バイザーを使わないときは向きを逆転させて装着させることも可能
シールドは2タイプでクリアも用意。Prizm Roadはアスファルトの路面がくっきり視認できるので、かすかな段差や石など危険なポイントを避けることができるなどのメリットがある。
「ARO 7」レンズが取り外し可能なハイエンドモデルのARO 7はレースカーからインスパイアされ、空流力学と美しさを併せ持った形状が特徴的だ。
一方ウィングのようなシェイプのARO 3はシンプルかつクリーンで、ベンチレーションの追求を目指したモデルである。この両モデル内部は脳への衝撃をスライドさせることで軽減させる革新的なテクノロジー「MIPS」を搭載している。落車時に頭部へ衝撃が加わったときに、ヘルメット部分だけがスライドして、衝撃を逃す役割がある。
さらに不必要なコンポーネントを究極のレベルまで除去し、空流力学の効果を最大限に発揮しているという。
カラー
ARO 7 : Polished Black Out, Polished White
ARO 3 : Polished Black Out, Polished White , Matte Blackout ,Redline , Atomic Blue , Neon Orange , Retina Burn
価格
ARO 7 : ¥51,000 + TAX
ARO 3 : 21,000 + TAX
ワールトツアーチームが用いるのは、このARO5というモデルだ。大きな開口部を持っているが、優れたエアロダイナミクス形状で空気抵抗を削減。内部には転倒時にスライドして、脳への衝撃を緩和する「MIPS」を搭載。
PRIZM LOW LIGHT SERIES
OAKLEYのレンズテクノロジー「PRIZM™」に新たな仲間が登場。
早朝・曇天・夜間など光が少ない状況でもお使いいただけるPRIZM™LOW LIGHT。可視光線透過率76%なので夜間運転にも対応が可能である。現在リリースされているPRIZM™シリーズにこちらのPRIZM™LOW LIGHTがラインナップされたことで晴天から夜間まであらゆる天候に対応できるようになった。サイクリストに人気の3モデルよりリリース。
価格
(左) EV ZERO PATH (A) ¥23,000 + TAX
(中) RADAR EV PATH (A) ¥26,000 + TAX
(右) JAWBREAKER ¥28,000 + TAX
可視光線透過率76%という明るいレンズは、日が陰ったときにはむしろ周囲が明るく見える効果がある。このレンズを用いた3タイプのうち、ジョーブレーカーを試着。もはやサイクリスト定番のアイウエア。しっかりとしたリムと、エクステンション可能なテンプルでフィット感がよい。広い視野と頬骨のあたりまで覆っている形状が、保護されているという頼もしさを感じさせる。
広い視界に合間って明るいレンズの相乗効果で視界全体が明るく開ける。夜は紫外線こそ少ないまでも、チリやホコリは日中と同じレベルで飛散している。早朝や夜間はアイウエアを外して走ることが多いが、かけられるものならかけたいというのが実際のところ。
そして3つの人気モデルから選べるので、すでに愛用しているモデルを選ぶこともできるし、気になっていたあのモデルなら欲しいな、という気持ちにもさせられる。
1975 年、米国カリフォルニアで生まれたスポーツ&ライフスタイルブランド。“世の中のすべてのものは改良でき、そして必ずされていく”創設者ジム・ジャナードの精神を受け継ぎ、新たなテクノロジーを生み出す技術開発を行ってきた企業姿勢は、これまでに全世界で約600 以上の特許取得という技術を生み出しアイウェアのリーダー的存在としての地位を築き上げる。そのクオリティの高さは、あらゆるスポーツジャンルにおいてトップ選手が使用している事実が証明する。また、アイウェアだけでなく、純正度付レンズ、アパレル、アクセサリー市場においても画期的な製品を生み出している。
写真:和田やずか 文:山本健一、OAKLEY
関連URL:jp.oakley.com
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得