2020年07月31日
【MERIDA】最も速く、最も快適なエアロオールラウンダーへの進化 新型「REACTO」新発売
MERIDA(メリダ)から、エアロロードシリーズ「REACTO」の第4 世代モデルを2021 年ラインナップに登場します。以下、ニュースリリースをお届けします。
2011 年に登場し、これまで数々の改良が施されてきたMERIDA のエアロロード「REACTO」は今年、2020 年ツール・ド・フランスを前に更なる進化を遂げます。
2011 年に初めて登場した初代REACTO は、当時プロトンの中で広まりつつあったエアロロードの先駆け的存在でした。フォーク、シートチューブ、シートポスト、フレーム後部に当時の新たなトレンドを汲んだエアロ形状を採用した初代REACTO は、ケーブルがすべて内装化され、Di2 専用モデルも用意されていました。
2012 年にはエラストマーインサートがS-FLEX シートポストに追加され、エアロロードカテゴリーでは類を見ない快適さを実現していました。
そして飛躍的に進化したのは、2013 年にTEAM LAMPRE MERIDA の発足と共に発表された第2 世代REACTO。このモデルはスプリンター、そしてアタックが得意な選手のためのエアロロードでした。
このREACTO の空力性能は、それまでTT バイクであるWARP TT 向けに行ってきた細かな要素を数多く採用し、世界最高のものとなりました。2014 年にはドイツのTOUR 誌が行ったエアロロードの大規模な風洞テストで、オールラウンダーモデルのSCULTURA と比べ、100km 走行時に2 分以上のアドバンテージ
を記録し、空力性能第2 位に輝きました。またヘッドチューブ剛性やパワー伝達性能の評価でも、素晴らしい結果を残しました。加えて重量や快適さは、エアロロードとしては驚異的だとの評価も得ていました。
その後、2018 年シーズンには、数々の変更を施した第3 世代REACTOをツール・ド・フランス前に発表。
フレーム重量を240g 削減して空力性能を8 ワット高めた一方で、新たにディスクブレーキモデルもラインナップ、また整備性をできるかぎり簡単にする工夫も施しました。
そしてREACTO は、MERIDA がサポートするチームたちの「マスト」バイクとなり、その快適さ、空力性能、全体的な走行特性は、世界のサイクリングメディアにも強い印象を与えました。
しかし、このモデルがベストであることは永遠には続きません。すでにクラス最高であったこのエアロロードをさらに進化させるべく、MERIDA はさらなる努力を行いました。
そして今回、満を持して登場したのが、空力性能をかつてないレベルにまで高めた第4 世代REACTO。
これまでのモデルのDNA を受け継ぎながら、大幅な変更やアップグレードが施され、クラス最高水準の空力性能とオールラウンドなパフォーマンスを備えたモデルとなりました。
今回の開発にあたっての主な焦点は空力性能であったものの、軽量化などの他の特性や改善点も取り入れ、完璧なエアロオールラウンダーを目指しました。965g となったフレームはディスクブレーキ専用に設計を見直したことで全体バランスの最適化と85g の軽量化に成功。
コクピットとフロント周りは、ケーブル類を内装化し、2 ワットを削減。加えて、フォークはフレームと、より一体感のあるデザインにすることで、さらに2 ワット削減します。
また接合位置を下げたシートステーや、外部から隠したシートポストクランプとスルーアクスル、巧みに一体化させた流線型のディスククーラーも、空気抵抗のさらなる削減に貢献しています。
完全内装式のケーブルルーティング
また、空力性能だけでなく、エアロバイクで見落とされがちな快適さや操作性も配慮しました。カーボンレイアップや驚くほどしなやかなS-FLEX シートポストにより、REACTOはエアロロードバイクとしてクラス最高の快適さをも備えています。そしてタイヤクリアランスは最大30mm まで対応しています。
その他にも変速性能を向上させるダイレクトハンガーの採用など、新たな特徴や改良点を取り入れ、風洞施設でのテストや、CFD(流体解析)でシミュレーションを行なった新型REACTOはMERIDA史上最も速く、かつ最も快適で、場面を選ばないオールラウンドなエアロロードとなっています。
新型REACTO の進化した空力性能。新次元の空力性能を体感してください。
問い合わせ:メリダジャパン株式会社
関連URL:https://www.merida.jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。