記事ARTICLE

2022年07月13日

東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念自転車ロードレースレガシーサイクリングを7月30日(土)に開催。スタートは東京・府中市 武蔵野の森公園

昨年、開催された東京2020大会の経験を一過性にすることなく、レガシーとして次世代に継承できるものとすべく実施するというもの。
主催は一般社団法人 ジャパンサイクルリーグ(JCL)。後援は東京都(予定)、山梨県(予定)、静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議。

このイベントの1年目となる今回は、東京都府中市の武蔵野の森公園をスタートして、静岡県の富士スピードウェイまでの100kmの大会とほぼ同じコースをオリンピック・パラリンピック出場経験者や、自転車ロードレース競技の現役選手、ゲストライダーら約30名がグループごとに走るサイクリングイベント。このほか大会にゆかりのあるゲストも一緒に走る。

協力自治体ではエイドステーションを設置し、サイクリング参加者と地域の住民の皆さんと交流を行うなど、サイクリングスポーツの楽しさや安全走行をアピールする。
この取り組みによって自転車ロードレース競技の魅力を広くアピールし、認知度の向上をはかるとともに、地域に根づいたサイクルイベントとしサイクルツーリズムの定着・推進を図る。

大会趣旨を話す実行委員長の片山右京さん

「東京2020 オリンピック・パラリンピックで開催された自転車ロードレース競技を一過性で終わらせることなく、サイクルツーリズムの推進に向けて、今年はキックオフイベントとなります。将来的にはナショナルサイクルルートのように、インバウンドも含めて海外の方に参加していただきたい。この富士山を加えたチャレンジングなコースをぜひ走っていただきたいと思う。自転車競技の課題でもある社会に必要とされるためには、色々取り組んでいかないといけない。どういった形でイベントを開催して社会貢献ができるか」(実行委員長の片山右京さん 談)

このイベントは交通規制を行わず、道路交通法に基づいた走行ルール・マナーを守って行われる。来年度以降に開催される本イベントについても基本的な開催概要は同様の予定だ。

今回は一般参加者はなく、ゲストのみの参加人員は30名。現在決まっている主な参加予定者は

増田成幸選手(東京2020 ロードレース日本代表)
石井雅史さん(北京オリンピック 日本代表 金メダリスト)
鈴木光広さん(ソウルオリンピック 日本代表)
今中大介さん(ツール・ド・フランス日本人初出場)
渡辺航さん(漫画家 弱虫ペダル作者)
片山右京さん(ジャパンサイクルリーグチェアマン 元F1レーサー) 

そのほか、オリパラにゆかりの深い方、現役自転車ロードレース選手が予定されている。

今回のコースはオリンピック女子ロードレースのコースをなぞったもので、およそ110kmの行程となる。コース沿道の自治体と協力し4つのエイドステーションを設置する。
沿道の関係自治体と連携し、交流を図るなどし、地域に密着した大会とすることで、国内外のサイクリストや旅行者が訪れたくなる環境を広域で醸成していく。

エイドステーション設置地区(2022年イベント)
稲城市:稲城中央公園/エイドステーション1
相模原市:串川地域センター/エイドステーション2
道志村:道の駅どうし/エイドステーション3
山中湖村:山中湖村役場/エイドステーション4
ここではレガシーサイクリング参加者との交流や、サイクル関連の展示やイベントを実施し大会を盛り上げる。

また話題となった相模原市は小倉橋に掲げられたオリンピック巨大バナーが記憶に新しいですが、1周年記念 巨大バナーとして復活する。このイベントに合わせて7月末に設置され、年内掲出予定とのこと。

来年以降については、参加者規模については未定だが「参加人数については、東京都でのイベント(レインボーライド)が指標になる。参加者が多ければ課題も大きくなる。そこをマネージメントして担保する必要がある。ちゃんとしたルールとマナーが必要。自転車の課題に取り組みながら意識の向上もはかりたい」と片山実行委員長は話す。

一般向け参加者を募るのは翌年以降となる。今回同様に交通規制を行わず、道交法遵守のもと、走行マナーに注意しながらイベントが開催される予定だ。

関連URL:一般社団法人ジャパンサイクルリーグ

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする