記事ARTICLE

2020年08月31日

【JBCF】西日本ロードクラシック広島大会 Day-2 レポート

日付 2020年8月30日
開催地・コース 広島県三原市 広島県中央森林公園サイクリングコース(1周:12.3km 右回り)
距離:123km(JPT)、61.5km(Y)、61.5km(M)


■Jプロツアー(JPT)

序盤から先行した5名が逃げ切り、阿部嵩之が優勝

広島県中央森林公園で開催された西日本ロードクラシック広島大会。2日目のDay-2は12周147.6kmのレースが予定されていたが、初日に続き30℃を超える高温が予想されたため、10周123kmに短縮して行われることになった。また、レース途中で雷雨の予報もあったが、一時的な雨がコースの一部で降るにとどまり、幸いにもレース距離の更なる短縮は免れた。

陽炎が見えるホームストレートを進むメイン集団
陽炎が見えるホームストレートを進むメイン集団

レースは1周目から動いた。ホセ・ビセンテ・トリビオ、吉田隼人(以上マトリックスパワータグ )、孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、柴田雅之(那須ブラーゼン)トマ・ルバ(KINAN Cycling Team)の6名が先行。2周目に入ると機材トラブルで吉田が遅れ、5名の先頭集団となって周回を重ねていく。

2周目から最後まで約100km以上を逃げることになった先頭集団の5名
2周目から最後まで約100km以上を逃げることになった先頭集団の5名

主要チームのメンバーが先頭集団に1名ずつ送り込んだことから、レース半ばにはメイン集団との差は3分30秒まで広がる。レース後半に入ると、先頭集団にメンバーを送り込めなかったチーム右京がメイン集団を牽引。一時2分台前半まで差を縮める。しかし落車により集団の人数が20名以下まで減ってしまうと、先頭集団との差は再び開き始め、残り3周の時点で4分台まで広がる。勝負は先頭集団の5名に絞られた。

最終周回の登りでアタックするトマ・ルバ(KINAN Cycling Team)
最終周回の登りでアタックするトマ・ルバ(KINAN Cycling Team)
最終周回残り3kmを前に3名に絞られた先頭集団
Caption

最終周回に入るとトリビオがアタックを繰り返すが、すぐに他の4名が追従していく。残り4kmからの登り区間に入るとルバがアタック。これに反応出来たのは、阿部とトリビオの2名。ルバはさらに加速するが、2人を振り切れないまま残り250mのホームストレートへ。最後は3名でのスプリント勝負となり、阿部が優勝した。

Jプロツアー表彰式
Jプロツアー表彰式


結果  JPT 123km

1位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) 3時間7分2秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) +0秒
3位 トマ・ルバ(KINAN Cycling Team) +1秒
4位 柴田雅之(那須ブラーゼン) +19秒
5位 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling ) +1分11秒
6位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) +3分50秒

中間スプリントポイント
2周回完了時 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
4周回完了時 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )
6周回完了時 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

敢闘賞 該当なし

Jプロツアーリーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム


■Jユースツアー(JYT)

Y 村上裕次郎(松山工業高校)が残り約20kmを独走逃げ切りで優勝
Y 村上裕次郎(松山工業高校)が残り約20kmを独走逃げ切りで優勝

5周61.5kmで行われたJユースツアーのレースは、2周目の登りで先行した5名の中から石田眞大(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、辻本青矢(SPADE・ACE)、村上裕次郎(松山工業高校)の3名が抜け出し、後続との差を2分以上まで広げる。4周目、村上がアタックして辻本と村上を振り切り、フィニッシュまでの約20kmを独走逃げ切りで優勝した。

結果 Yクラスタ 61.5km

1位 村上裕次郎(松山工業高校) 1時間37分42秒
2位 辻本青矢(SPADE・ACE) +2分35秒
3位 石田眞大(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +2分37秒

Jユースツアーリーダー 神村泰輝(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

文/写真提供: JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

関連記事

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする