2020年08月24日
【JBCF】8/23 群馬CSC 交流戦 8月大会 Day-2 レポート
8月22日、23日の2日間の日程で群馬サイクルスポーツセンターを舞台に交流戦が開催されました。2日目の8月大会 Day-2大会レポートをお届けします。
Jプロツアー第7戦
群馬CSC交流戦8月大会 Day-2
日付 2020年8月23日
開催地・コース 群馬サイクルスポーツセンター 群馬県利根郡みなかみ町新巻3853番地(6km/1周)
距離:120km(JPT・E1)、72km(F)、72km(E2・E3)、72km(Y)、72km(M)
■Jプロツアー+E1クラスタ(JPT・E1)
混戦のレースを石原悠希が制する
交流戦Day-2は20周120kmのレース。この日も雷雨の天気予報が出ていたため、前日同様にレースの中断や短縮の可能性がある中スタートした。しかし天候が悪化することはなく、予定通りの距離でレースは行われた。
スタート直後からアタックが繰り返され、8分10秒を切るハイペースなラップタイムを刻みながら進行。レース半ばの9周目に入ってようやく5名の逃げが容認される。メンバーは、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ )、小川恵佑(弱虫ペダルサイクリングチーム)、内野直也(イナーメ信濃山形)、山本大喜(KINAN Cycling Team)、小橋勇利(YURIfitCyclingTEAM)。
メイン集団はプロリーダージャージの小野寺玲を擁する宇都宮ブリッツェンがコントロールに入り、逃げ集団との差を20秒から30秒に維持。レースはしばし落ち着く。
残り5周となる16周目、メイン集団からレオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ )ら数名が逃げ集団にブリッジをかけて合流。この動きで逃げ集団が崩れ、キンテロとフェルナンデスの2人が先行して17周目に入っていく。その後キンテロは単独先行するが、メイン集団が追走して吸収。その後は再びアタックの繰り返しとなり、花田聖誠(JCF強化指定選抜チーム)、阿曽圭佑(eNShareレーシングチーム)、佐野淳哉(レバンテフジ静岡)らが次々とアタック。最終周回直前には、ネクストリーダージャージを着る織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、E1クラスタの小嶋渓円(MiNERVA-asahi)が飛び出すものの、いずれの動きも決定打とならない。
最後の心臓破りの登りから、プロリーダージャージの小野寺を含む7名が先行してバックストレートに姿を現す。最後はこの7名でのスプリント勝負となり、ロングスパートを決めた石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)が優勝した。
出走154名中、完走は74名。うちE1クラスタ選手の完走は13名という結果となった。
【結果】
JPT・E1 120km
1位 石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) 2時間51分46秒
2位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ ) +1秒
3位 河賀雄大(eNShare Racing Team) +1秒
4位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +1秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) +1秒
6位 谷 順成(那須ブラーゼン) +1秒
敢闘賞 山本大喜(KINAN Cycling Team)
中間スプリントポイント
3周回完了時 山本大喜(KINAN Cycling Team)
6周回完了時 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
9周回完了時 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
Jプロツアーリーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
Jエリートリーダー 東 優仁(VC福岡(エリート))
■Jフェミニンツアー(JFT)
Day-1と同じ12周72kmのレースは、スタート直後からDay-1優勝の渡部春雅(駒沢大学高等学校)がペースアップしていき、2周目には早くも4名に絞られる。残り3周からは、樫木祥子(株式会社オーエンス)がアタックを繰り返し、これに渡部が反応して唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)と大堀博美(MOPS)が追従する展開。残り2周に入ると樫木と唐見の2人となり、最後はスプリントで唐見が樫木を下して今シーズン2勝目。前日に獲得したフェミニンリーダージャージを守った。
【結果】
JFT 72km
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) 2時間4分48秒
2位 樫木祥子(株式会社オーエンス) +0秒
3位 大堀博美(MOPS) +27秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
◼Jユースツアー(JYT)
12周72kmで行われたレースは、序盤のアタック合戦の中からユースリーダーの神村泰輝(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、西本健三郎(東京都立八王子桑志高等学校自転車競技部)、留目夕陽(東京都立八王子桑志高等学校自転車競技部)の3名が抜け出し、後続に1分差をつけて先行する。その後留目が遅れて神村と西本の2人となると、残り5周からは西本が神村を切り離して独走。西本はそのままフィニッシュまで逃げ切って優勝した。
【結果】
JYT 72km
1位 西本健三郎(東京都立八王子桑志高等学校自転車競技部)1時間50分15秒
2位 渡邉和貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING) +24秒
3位 中野大詞(紫波総合高等学校) +24秒
Jユースツアーリーダー 神村泰輝(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
関連URL:https://jbcfroad.jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。