2018年11月01日
【GIRO】ヘルメット2019年ラインナップ・新製品に加えアジアンフィットが充実
GIROの2019年モデルの新着情報をお伝えしよう。
以下の3モデルが2019年のMIPS搭載の主力モデル。そしてアジアンフィットもラインナップに加わることが伝えられた。
AETHER(イーサー)MIPS AF(アジアンフィット)
さらに、SYNTHE(シンセ)MIPS AF
新製品のSYNTAX(シンタックス)MIPS AFが登場する。
アジアンフィットファミリーとしては
MIPSが4モデル(ヴァンキッシュMIPS AF、イーサーMIPS AF、シンセMIPS AF、シンタックスMIPS AF)
ノンMIPSが2モデル(イーオン、サバント)となる。
アジアンフィット化となると、アウターシェルの形状が大きくなり格好が悪いということになるが、今回はアウターシェル形状を変えることなく、内部の形状を変えることで、フッティング感をましている。横だけでなく、縦方向のかぶりの深さも考慮している。
ただ形を変えただけでなく、アウターがそもそも小さいSサイズなどは安全性を考慮してアウターシェルの形状を最適化している。
フッティングに付随する安全性も確保して、形を見直している。
左側がアジアンフィット。内側を左右5mmづつ、合計1cmの幅を拡大している。もちろん従来どおりの安全性は損なっていないという
イーサーMIPS AF /37,000円(税抜)
世界初のMIPSスフェリカルを搭載。転倒し衝撃を受けた時、2重シェルのレイヤーが左右前後にスライドすることで脳へのダメージを最小限に留めるテクノロジー。涼しくしかも安全で軽量な250g(Mサイズ)。ジロのモデル技術を集約したヘルメットといってもよい。
シンセMIPS AF/27,500円(税抜)
根強い人気のロングセラー。いまだにコラボレーションであったり、限定モデルを生み出すなど、流れをつねにつくっているジロのベンチマーク的なヘルメット。MIPS付きでも軽量な230g(Sサイズ)。空気の抜けもよく、どんなポジションでも風切り音がしないなど、定評がある。
シンタックス MIPS/14,600円(税抜)
日本人専用のアジアンフィットモデル。14000円台で仕上げもよくMIPSも付属する。日本ではMIPSの価値というものがあまり知られていないが、このヘルメットを介して伝わっていくだろう。カラーは全5色。すべてのカラーにSサイズを用意しているのも注目。
GIRO STUDIO TOKYOがオフィシャルショールームからショップとして姿を変えて11月2日(金)にオープンする。
GIRO製品の旗艦店として、世界観の発信や製品の情報などをお届けする。引き続き、店長は内田雅樹さんが務める。
「2018年の1月から、このスペースでグランデューロ展をはじめたのをきっかけに、お客様とのコミュニケーションをより多く取っていった。
シューズは多岐にわたり、ヘルメットはフィッティングなど、メーカーによって多種多様になってきている現代で、GIRO製品がどれだけ日本人に合わせてフィッティングができるようになってきているか、その特徴をよりよくカスタマーに伝えるという役割をこの場所で担っていきたい。
また本国と日本のパイプ役、カスタマーの意見を取り入れてより多くの情報をリサーチして本国に届けて、日本での商品をより使いやすいように楽しめるように、という意味合いもあります。
発信基地として、くつろげるスペースだったり、トークイベントができたり、選手を招待したり、ライドイベントも行う予定です」
情報発信はもちろん、販売店としてもヘルメット、シューズ、今年からアパレルをひと通り扱う予定だ。
「GIROが提唱する“ヘッドtoトゥー”という頭からつま先までを、この場でコレクションのコンセプトを表現できればと思っています。
今回トップモデルのほぼ全てにアジアンフィットができた。これは本国アメリカが日本のマーケットに注力しているということを実証しています。初めての試みなので、そういった部分もより向上していけるようにこのスペースを生かしていきたい。
細かいところですと、アジャスターの位置、欧米人と大きく違う部分のフィッティングの位置などの細かいところまでリサーチをしていって、サイズもそうだが、特にヘルメットは男女差がないが、女性の層も増えている。日本人女性は小柄な方が多く、Sサイズの需要も多いのでそのあたりも伝えていきたい。
欧米に比べて、日本では女性用の用品がまだまだ少ない。また、これから始めるような方も入ってきやすい環境を整えていければ」
GIRO STUDIO TOKYO
営業時間 11:00〜19:00
定休日 水・木曜日
問い合わせ:ダイアテック
関連URL:http://www.diatechproducts.com/giro/index.html
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得