2026年09月14日
【スルガ・セゾンCUP2026】栄光と一体感を胸に! 表彰台&参加者ギャラリー

富士スピードウェイ(静岡県小山町)で8月29日に初開催された「スルガ・セゾンCUP2026 in 富士スピードウェイ」。ママチャリ駅伝と2時間エンデューロの両部門で行われたレースは、和気あいあいとした雰囲気の中にも、上位勢による力を尽くしたバトルが展開されました。ここでは、各カテゴリーの表彰台と参加者のスナップをお届けします。
「ママチャリ駅伝」表彰台
ママチャリながらも、上位勢は富士スピードウェイを17周、約78km走破。平均26km/hを超えるスピードで駆け抜ける、熱い走りが見られました。

<一般部門>
優勝:TEAM RUSTIC K8
2位:バイシクルわたなべ浜松
3位:FGCPママチャリ担当
優勝した「TEAM RUSTIC K8」(前列左)は、東京都八王子市の京王八王子駅前にある自転車ショップ「RUSTIC K8」のお客さんによるコミュニティです。
「普段はロードバイクに乗っていて、ガチのレースからライドイベント、グルメライドまで参加しています。今回、ママチャリのレースがあるというので、おもしろい大会だなと思って、エンデューロと両方に出ようとやってきました。今回乗ったママチャリは、お店から借りた試乗車です。ママチャリに乗るのは全員10年ぶりくらいで、富士スピードウェイを人生で初めて走るのがママチャリだとは、まさか思いませんでした。すごく走りやすくて、楽しかったです。優勝できてよかったです」

<ファミリー部門>
優勝:工藤家withラッキー
2位:Team 百合ママ
3位:おにぎりころりん
夫婦で参戦した「工藤家withラッキー」(前列右)は、「夫が頑張ってくれて」、見事優勝!
「ラッキーはペットのうさぎの名前です。『弱虫ペダル』を見てからロードバイクを始めて、このように表彰台に上がることができ、本当に幸せでした。(ゲストの)渡辺航先生とは一緒に写真も撮影させていただき、ママチャリにもサインをいただきました。消えないように、この後きちんとコーティングしたいと思います!」

<ソロ部門>
優勝:西村末吉さん
2位:大和田忠大さん
3位:大滝和良さん
普段はヒルクライムを専門とする西村末吉さん(左から2人目)が、2位以下に2周差をつけて圧勝!
「実力としては、富士ヒルで95分をやっと切れるぐらいで、まだ全然ダメなんですけど、67歳になってしまったので、もうブロンズ(90分切り)は無理かなと諦めています。それで去年、仙台・閖上のママチャリレースに出て4位だったので、今日はちょっとスケベ心を出して、3位には入りたいなと思って出たんですけど、思いもよらない結果ですごくうれしいです」

<仮装部門>
優勝:三島49ers(平均49歳)
地元・三島市の三嶋大社の神主と巫女をイメージしたコスプレで参戦。仮装部門唯一のエントリーで、文句なしの優勝!
「三島といえば三嶋大社なので、ネットで衣装を注文してきました。最初は嫌がっていた人たちも、みんな楽しそうにしていて、気持ちよかったです。走りながら知らない人に『お祓いしてください』と言われたので、大きな声で『かしこみ~、かしこみ~』と申し上げました(笑)。今日は仮装チームが少なかったので、来年はもっとたくさん出てくるといいなと思います」

<企業部門>
優勝:I-PEX RC A Team
2位:ティージーオプシード
3位:(株)ミヨシ八ヶ岳自転車倶楽部
I-PEX RC A Team(前列)は、会社の同好会的なチームで、普段はロードバイクにも乗っています。
「ママチャリレースには、ほかの大会にも出たことがあったので、この大会を見つけて、ぜひ参加したいということで出場しました。過去一番きつかったので、まさか1位になるとは思いませんでした。少し上りのある大会には出ていたので、上りは悪くなかったんですが、全体を通すとしんどかったです。来年もぜひ参加させてもらいます」
「2時間エンデューロ」表彰台
各カテゴリーでハイレベルな争いが繰り広げられた2時間エンデューロ。ソロ男子は最終周回まで約30人の先頭集団でレースが進み、最後はスプリントで決着するロードレースさながらの展開となりました。

<ソロ男子部門>
優勝:天春雄也さん
2位:田渕君幸さん
3位:武井裕さん
4位:古市篤彦さん
5位:小林亨さん
6位:土屋孝洋さん
雨の中、平均速度40km/h近い高速レースを制した天春雄也さん(前列中央)。
「最終周回の最後までダンゴ状態で帰ってきて、上りで脚のある数名だけが残りました。上り切って直線に入り、トライクルのお二人(田渕さん、武井さん)が強いのは分かっていたので、合わせてスプリントをかけようとずっと思っていました。残り200mぐらいから仕掛けました。寒さでずっと足がつりそうで、『いつ足がつるんだろう、いつ終わるんだろう』と思いながら走っていました。勝てると思っていなかったので、優勝できてうれしいです」

<ソロ女子部門>
優勝:中嶋千紗都さん
2位:近藤ほのかさん
3位:山根菜穂さん
4位:河野愛佳さん
5位:島方菜摘さん
6位:奥野晴日さん
中嶋千紗都さん(前列中央)は、2位以下に3分近い差をつけて独走勝利!
「3位以内を目標にしていました。路面が濡れていて、少し怖さはあったんですけど、自分のスキルを生かせた結果かなと思います。とてもうれしいです」

<チーム部門>
優勝:877Club
2位:バイシクルわたなべ
3位:東京サラマンダーズ
2位とは1秒以内という僅差で勝利を収めた877Club(中央)。
「自転車とバナナとコーヒー(ジャージにはcoffeeのロゴも)が好きなので、877Club(バナナクラブ)です。今日はバナナを食べていないんですけど、頑張りました。水の中を走っているみたいでしたが、めちゃくちゃ楽しかったです」
仲間と走り切った感動!
ここからは、ママチャリ駅伝の参加チームを紹介します。

「鉄道電気関係の会社で、普段から ファン付き作業着 で仕事をしています。富士スピードウェイをママチャリで走れると知って、前々から出たいと思っていました。めちゃくちゃ疲れて、1周で限界に達し、心が折れました。それでも1周ごとに交代して、全員が3周ずつ走れたのでよかったです」

「スルガ銀行さんと一緒に地域を盛り上げていきたいという思いで参加させていただきました。つらかったんですけど、みんなでタスキをつないでいるので頑張りました。人生で一番つらいことを思い出しながら、乗り越えました。絆も、今まで以上に深まったと思います。来年はギア付きの自転車にして、軽量化して、色もセゾンカラーにします!」

「今回、走った選手は6人で1チームですが、応援も含めて30人ぐらいで来ました。初めは下りなら行けるかなと思ったんですが、まさかあんな上りが待ち構えているとは思ってもいませんでした。普段、自転車にはあまり乗らないんですけど、こんなにきれいで素晴らしい場所を走らせてもらえて、めちゃくちゃいい思い出になりました。せっかく地元でこういう大会が開催され、久々に体を動かしてチームの一体感も生まれたので、また来年も出たいと思います」

「年齢層が高めの有志6人で出てみようという、ワクワクを求めたチャレンジ精神です。スルガ銀行からは、他にも参加しているチームがあり、初めて会う人もいました。楽しかったし、走って気持ちよかったです。Tシャツの1895は会社の創立年で、駿河湾の海の生き物のイラストが入っています」

「富士山御殿場サイクリングプロジェクト(FGCP)といいまして、速い人も遅い人も自転車で遊ぼうというクラブです。ママチャリでも遊べるなと思いまして、冬のママチャリGPには3回出ています。このチームの平均年齢は59歳です。コースには慣れていますが、攻略法はまったくありません。ママチャリは6段ギアで、サドルは高くしていますが、あとはできるだけ風を受けないように前傾姿勢を取ることが、唯一の対策ですかね」
ここからは、2時間エンデューロに参戦したみなさんです。

神奈川県の開成町と平塚市に店舗を構えるサイクルショップエンドウは、総勢10チームで大挙して参戦。
「参加した理由は、自転車が好きだからです! 富士スピードウェイを走るのが初めての人も多かったですが、走りやすくて、雨でも楽しめました。成績はともかく、基本は楽しく、という感じです」

8人のメンバーが、それぞれソロで参戦したグリルウォリアーズのみなさん。メンバーの1人が落車し軽傷で済んだものの、ロードバイクについた“名誉の傷”をアピール!?
「自動車関係の会社のチームなんですけど、実は東日本と西日本のメンバーが初めて一緒になった、記念すべき日なんです。自動車も自転車も同じ乗り物なので、安全に一番力を入れていたんですが、残念ながら転んでしまいました。幸いにも擦り傷で済んだのでよかったです。毎年1月のママチャリGPには出ているんですが、ロードバイクで走ったらどんなものかと思って参加しました。最初は寒かったですけど、すぐに温まりましたね。2時間では物足りないぐらいでした」
写真:小野口健太、光石達哉
著者プロフィール
光石 達哉みついし たつや
スポーツライターとしてモータースポーツ、プロ野球、自転車などを取材してきた。ロードバイク歴は約9年。たまにヒルクライムも走るけど、実力は並以下。最近は、いくら走っても体重が減らないのが悩み。佐賀県出身のミッドフォー(40代半ば)。


