2016年12月18日
FUNRiDE NEWS TOPICS【12月18日新着情報】
2. 【NIPPO VINIFANTINI】デローザPROTOSチームエディション発表 一切の妥協を許さない純レーシングバイク
2017シーズン、NIPPO・ヴィーニファンティーニが駆るのは、さらに洗練されたデローザ「PROTOS」。組み上がったばかりのチームエディションが、現在イタリアで実施されているチームキャンプにて投入されました。所属選手は1月から始まる本格的なレースシーズンに向けて、その確かな乗り味を味わうとともに、厳しいトレーニングに打ち込んでいます。
新たに投入されたチームバイク「PROTOS」を、デローザ社CEOクリスティアーノ・デローザ氏と過酷なレース現場を熟知するチームメカニックのコメントを元に紹介します。
2012年に再びデローザのフラグシップモデルとして市場投入された「PROTOS」は純レーシングバイクで、これまで多くの勝利を献上してきました。2017シーズンは大幅なモデルチェンジが施され、直線を基調とした斬新なフレームデザインはエアロダイナミズムが追求されたセミホリゾンタルスタイルで、見るものにアグレッシブな印象を与えてくれます。
フレームは4タイプの異なるカーボンファイバーを組み合わせた結果、CM63という従来のハイモジュラスカーボンを超えた素材が誕生、剛性を高めながらも、20%の軽量化(フレーム重量)を実現しました。
そして、チームメカニックも注目している改良点は、BB規格の変更とブレーキフィーリング。BB規格はフレーム剛性とペダリング効率を最大限に引き出すために、近年の傾向である圧入方式ではなく、精度を求めて伝統的なネジ切り式のイタリアン規格が導入されました。それにより、クリスティアーノ氏は「パワーメーターの計測値が安定し、より正確な測定に可能になった」と説明し、メンテナンス面でも電動コンポーネントの交換等でBBを外す場合にフレームに力を加える必要がないなど利点が多くなっています。
また、前後に採用されたダイレクトマウントブレーキは、高いエアロ効果や制御力を誇るだけでなく、リア側の位置は実戦で使用する選手たちのフィーリングを重視しました。
チームカラーの明るいオレンジとバーミリオンレッドをメインカラーとした鮮やかなグラフィックは、とくにプロトンのなかでの視認性を優先してセレクトされました。そこにデローザの創始者ウーゴ・デローザ氏がもっとも好むネイビーブルーがアクセントとしてあしらわれています。
コンポーネントはカンパニョーロ・スーパーレコードEPS V3をメインに使用し、メカニカルシフトタイプも併用します。主なパーツは、サドルはセライタリア、ペダルはタイム、タイヤは日本ブランドのIRC(チューブレス/チューブラー)で、同社とのパートナーシップは3年目を迎えます。
チームバイク スペック一覧
メインコンポーネント:カンパニョーロ スーパーレコードEPS V3/スーパーレコード
ホイール:カンパニョーロ
サドル:セライタリア
タイヤ:IRC(チューブレス/チューブラー)
ハンドル、ステム:FSA
ボトル、ボトルケージ:エリート
パワーメーター:パワーツーマックス
シューズ、ヘルメット:ヴィットリア
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。