2017年08月07日
FUNRiDE NEWS TOPICS【 8月7日新着情報】
6.【PINARELLO】2018ニューモデル続々リリース
DOGMA F10 XLight
DOGMA F10 Xlightは、DOGMA F10の自然な進化であり、 剛性とエアロダイナミクス特性はそのままに大幅な軽量化を実現しています。
DOGMA F8 Xlightでも使用されたTORAYCA® T1100G UDカーボンファイバーを樹脂含量の低いプリプレグで使用し、新しいレイアップ方法、より慎重に制御される成形プロセスと新しい専用モールドを使用し、フレームの重量を60g削減しました。 フレームの重さはわずか760g±8%(未塗装、サイズ53)、フォークはわずか340g±8%です。
※参考データ:DOGMA F8/フレーム単体875g、DOGMA F10/フレーム単体820g、DOGMA F8 Xlight/フレーム単体780g、(未塗装/サイズ53)
その他のスペックは変更されていません:アシンメトリック・フレーム、イタリアン・スレッドBB、Think2テクノロジー, Drop In ベアリングシステム・ヘッドセット 1” 1/8 (トップベアリング) and 1” 1/2 (ボトムベアリング), リムーバブル・フロント/リア ディレイラーマウント。
より良いエアロダイナミクスのために、チューブの横断面はフラットバック・プロファイルを使用します。シートチューブのウォーターボトルはボトムブラケットにより近く(よりエアロダイナミクス特性に優れ)、もしくは高い位置(取り扱いやすい)に配置でき、TwinForceシートクランプは軽量化のために一部にチタンが使用されています。また、UCI公認なのですべての登録レースに使用可能です。
ツール・ド・フランス3連覇4勝目を成し遂げたクリス・フルームが主に山岳ステージで使用した、ツール・スペシャルエディションの927/BLACK TDF RHINO, 930/BLACK TDFも同時発売です。
主な特徴:
Carbon Torayca® T1100 UD Dream Carbon with Nanoalloy Technology
Asymmetric Frame
Fork ONDA F10 with ForkFlap™
Think2 System with E-Link™
ICR™ Internal Cable Routing
Drop in Bearing System 1” 1/8 – 1”1/2
Italian thread BB
Seatclamp TwinForce
3XAir™ two positions available
for the second bottle
FlatBack Profile
UCI Approved
Max Tyre 700x25mm
Max Rider weight 85kg(clothes, helmet and shoes included)
■サイズ:42, 44, 46.5, 47, 50, 51.5, 53, 54, 55, 56, 57.5, 59.5, 62(CC)
■カラー:922/TEAM SKY, 923/RED LINE, 925/BLACK MATT, 703/BOB, 927/BLACK TDF RHINO, 930/BLACK TDF
※フレームセットにはAIR 8フルカーボンシートポスト付属
※DOGMA F10 Xlightは、安全性確保の為に体重制限を設けており、ライダーの重量は装備込みで最大85kgです。
税抜定価:フレームセット / 850,000円
DOGMA K10-S
どんなシチュエーションでもトラクションを逃がさない電子制御アクティブサスペンション搭載のDOGMA K10-S
DOGMA K10-S DISKは、DOGMA K10すべての品質と特性に加えて、どんな路面状況でも快適な走行と最高のパフォーマンスを実現するサスペンションシステムと、ディスクブレーキシステムの制動力と信頼性を組み合わせ、あらゆるコンディションで最高の走行性能を約束します。
ONDAフォークは、フロントセクションの剛性アップのためにスルーアクスル仕様にアップグレードされ、特徴的なFORK FLAPは、フラットマウント・ブレーキキャリパーに適合するようデザインされています。リア・ホイールは、制動中の最高の応答性と安定性のために、142x12mmスルーアクスル仕様が採用されています。フレームは、BOLIDE TTやDOGMA F10から応用したエアロダイナミクスと剛性の最高のバランスを実現したフラットバック・プロファイルや、ボトルケージ周辺のエアロダイナミクス特性を改善するコンケーヴ・デザイン、TWIN FORCE シートクランプ、ダブルポジション・ボトルケージマウントなど、DOGMA F10が持つすべての特徴を有しています。
フレーム設計 デザイン・ソリューション
1.荒れた路面でより良いコントロールとハンドリングができるように、DOGMA F10と比較して、より緩やかなヘッドチューブアングルと長めのフォークレーク、チェーンステイを持っています。
2.FlexStay™ テクノロジー:チェーンステイは、フレーム全体のパフォーマンスにとって重要な部分です。チェーンステイは動力伝達をサポートし、エネルギーを節約するために、横方向とねじり方向のたわみを最小限に抑えなければなりません。同時に、垂直方向には追従性を持って、リアホィールの振動を吸収しサスペンションを作動させる必要があります。通常のフレームでは、シートステイはシートチューブ上部とドロップアウトに堅くリンクしています。これにより、シートステイがたわむように設計されていてもチェーンステイの垂直方向のたわみが制限されます。モノステーの代わりにサスペンション・ユニットを装備するDOGMA K10-Sの革新的なフレームは、シートステイとシートチューブの間に厳格な制約がなく、したがってCSの垂直方向のより大きな偏向を可能にします。DOGMA K10-Sのチェーンステイは、約10mmも垂直方向のたわみを許容すると同時に、リアトライアングルの十分なねじり剛性を確保するように設計されている。垂直方向の曲げ慣性を低減するために、横断面の高さを低くし横方向の剛性を増加、高さの減少によるねじり剛性の損失を補うために幅を増加させています。
3.自転車にとってダウンチューブは非常に重要な要素です
・剛性とエアロダイナミクス特性のバランスを最適に保つフラットバック・プロファイル。
・BOLIDE TTやDOGMA F10から受け継いだボトルケージ周辺のエアロダイナミクス特性を改善するコンケーヴ・デザイン。
・私たちはE-linkポートを進化させました。新しい「eDSS2.0」 サスペンション・ユニットはシマノ Di2グループセット・コントローラとヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)の両方に対応しているのも新しいK10-Sフレームの重要なポイントです。
4.フレームにはフラットディスクブレーキマウントとスルーアクスルドロップアウトが装備されており、クラス最高の応答性と制動時の制御が可能です。
5.K10-Sは、このような種類のバイクのマーケットで標準的な28mmタイヤに対応しています。
eDSS2.0
革新的なロードバイク用サスペンションシステム ピナレロは、電子制御サスペンションシステムの生産に積極的なHiRide社と協力して、チームスカイから始まったサスペンション付ロードバイクにもう一度革命を起こしました。 ロードバイクの世界で初となる軽量サスペンションシステム(DSS 1.0、Dogma Suspension System)を特徴とするDOGMA K8-Sのフレームの発売から2年後、ピナレロはロードバイク用サスペンションのコンセプトを進化させました。 このプロジェクトの優先事項は、平滑な路面での最大のパフォーマンスと剛性、凹凸のある荒れた路面での最適な快適性とトラクションを確保しながら、自動的にロックまたはロック解除する各コンディションに即対応するサスペンション動作ができるシステムを導入することでした。 長い開発期間とテストライドを繰り返した後、ピナレロ社とHiRide社のエンジニア達は、ロードバイクの世界では初めてとなる革新的な電子制御アクティブサスペンション「eDSS 2.0(Electronic Dogma Suspension System)」を完成させました。
サスペンションユニットは再設計されています。 ショックアブソーバーの基本部分はライダーの好みに基づいて動きをカスタマイズできるエラストマーです。
「eDSS2.0」サスペンションユニットでは、サスペンションの状態をロック状態から完全作動状態へ瞬時に切り替えることができる電子制御油圧式システムを導入しました。ロックすることで完全に堅固になり、平滑なアスファルト路面でも最高の剛性と動力伝達が可能になりました。
シートチューブ内部にシステムのセンターコントロール・ユニットが組み込まれています。 ユニットは、システムの状態を制御するセンサーとLi-Poバッテリ-パック、回路基板で構成されています。
システムにはサスペンション制御アルゴリズムを実行するCPUが搭載されています。 ジャイロスコープと加速度計からデータを収集して路面状況を識別し、サスペンション自体の状態を変更することができます。
マニュアル制御とシステムチェックは、ダウンチューブに配置される「E-Link™」上に組み込まれた「ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)」で実行できます。
このインターフェースにより、ライダーはシステムの電源を切ったり、LEDを介してシステムの状態を制御したり、手動モードと自動モードを切り替えたり、アクションしきい値を変更したり、手動モードでロックとロック解除を切り替えることができます。
「ヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)」は、Bluetooth LE および ANT+ 通信機能も備えています。
通信機能を使う事により、データ分析、設定、微調整のためのスマートフォンアプリ、またはシステムとの迅速かつ簡単な活用を可能にするGarminサイクルコンピュータ用のアプリケーション(システム状態の確認と状態の変更)を利用できます。
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。