2018年03月04日
FUNRiDE NEWS TOPICS【 3月4日新着情報】
9.オンラインフィットネス企業大手のZwiftが、Zwiftラン無償アクセスの提供開始
Zwiftが室内ランニング改革に意気込み
オンラインフィットネス企業大手のZwiftが、Zwiftラン無償アクセスの提供開始と共に、サイクリング界での成功をランニングでも再現する計画を発表。
ゲームから生まれたフィットネスプラットフォームであるZwiftは、新たにZwift Run Free Accessを立ち上げ、ランニングコミュニティを対象とした製品の提供を開始しました。Zwift Runは、今週まで室内サイクリングサービスの有料会員のみ使用できるアルファ版でした。今後は2018年後半に予定されている有料サービスの開始まで、どなたでも無料で利用いただけます。
2014年のサービス開始以来、Zwiftは室内サイクリング市場に革命をもたらしてきました。コミュニティ型のフィットネスプラットフォームとして、世界中で50万人ものサイクリストがつながり、リアルで鮮やかな3D仮想空間で交流しながらトレーニングやレースをすることが可能になりました。今年1月、Zwiftコミュニティは1日あたり平均100万マイル (161万キロメートル) のライドを記録し、主要イベントには延べ3500人の参加者が集まりました。そしてZwiftは今回、世界中のランナーに完成された室内トレーニングソリューションを提供することで、室内ランニング市場をも変革しようとしています。
「Zwift Runは、ランニング業界にとって素晴らしいニュースです。過去3年間で、Zwiftは室内用ターボトレーナを非常に魅力的なツールに変え、サイクリストのトレーニングにおいて不可欠な要素にすることで、室内サイクリングスペースを変革しました。同様に、従来のトレッドミルも変身させたいと考えています」と、Zwiftの共同創設者でCEOのエリック・ミンは話しています。「Zwift Runは、家であれジムであれ、室内ランニングにより多くの仲間との交流とモチベーションをもたらし、より体系的で、計測しやすくしてくれるでしょう。」
Zwiftのサイクリング界における成功は、ゲーム業界の膨大なマルチプレーヤー技術と、巨大なオンライントレーニングコミュニティを築き上げた実績に由来します。現在までに、Zwiftは、最大で45,000人のメンバーが所属する150以上のFacebookコミュニティグループを生みました。そこには最高のトレーニング方法を追求するプロのアスリートから、体を鍛えてスピードアップするためのモチベーションを求める一般消費者まで、様々なユーザーがいます。
リサーチの結果、Zwiftがフィットネス業界に参加する人たちを増大させたこともわかっています。また、アスリートのためのSNSであるStravaの会員の内、Zwiftに登録する人は、平均して毎年10%増えています。
Stravaの事業開発・戦略担当バイスプレジデントのデイビッド・ローシュは次のように話しています。「私たちのメンバーであるアスリートたちは、屋外だけでなく室内でもトレーニングすることがわかっています。そして多くのメンバーにとって、Zwiftが室内のワークアウトをより楽しくモチベーションの上がるものにしてくれているのです。新しいメンバーの多くがランナーであり、今後はZwiftのランナーがStravaで友達とランの結果をシェアできるようになったことを嬉しく思っています。」
すでにサイクリングの世界では最大のイベント主催団体の1つとなったZwiftは、今後はランニングに関する大人数参加型のイベントを企画しています。Zwiftでは、1000人以上のサイクリストが参加するトレーニングライドはごく当たり前のことです。
「現実世界のイベント企画者とパートナーシップを組み、実際のイベントに向けてオンライントレーニングのコミュニティを構築します。Zwiftのトレーニングプランは10キロマラソン、ハーフマラソンまたはフルマラソンに参加することを念頭に置いています」と、Zwift CEOのエリック・ミンは言います。「現代の消費者は非常に忙しいため時間貧乏で、モチベーションを上げる何かを必要としています。自宅あるいはジムにいながらにして他の誰かとトレーニングするというのは、非常にやる気がかき立てられやすく、最適なトレーニング法を求めるランナーにとって、頻繁に利用する機会を提供することでしょう。」
Zwift Runの目玉は、ランナー個人個人の能力やニーズに見合ったトレーニングプランが見られるライブラリです。Zwiftの”ワークアウトモード”は、視覚的にやる気をかき立て、インターバル到達の満足感が高まる仕上がりになっています。グループランはペースによって分けられており、各ズイフターが自分のニーズに合ったランを選ぶことができます。Zwiftではまた、メンバーに経験値を獲得させ、レベルアップして仮想のアイテムをゲットさせるなど、ゲームの手法を応用した体験を提供しています。さらには、ニューバランスやホカ オネオネなど、ランニング業界の数々のブランドとのコラボを通して、バーチャル空間にも現実のフットウェアやアパレルを導入しています。
また、Stravaを通してZwift利用者はランニングの結果を仲間と共有したり、仮想マイルやStrava内のベストタイムを記録できます。2月からは、Zwiftで記録された仮想マイルはStravaチャレンジでも利用可能になります。
Zwift Runは、ブルーツースまたはANT+ footpod (フットポッド) を通して、あらゆるトレッドミルとの互換性があります。フットポッドをiOS端末、Apple TV、またはノートパソコンかデスクトップコンピュータに接続すれば、Zwiftアプリのトレッドミル速度に調整されます。最近では、ブルーツース使用可能なトレッドミルの多くが、フットポッドなしでもZwiftに直接接続できるようになっています。
「テクノジムが大切にするのは、連結性のあるウェルネスです。弊社が提供するのは、MyWellnessオープンクラウドを基盤とした、スマートで連結した設備とコンテンツやサービスが生み出す完全なエコシステムであり、ユニークで夢中になれるトレーニング体験をお楽しみいただけます」と、テクノジムのデジタル部門担当ディレクターのニコラ・デ・チェーザレは話しています。 「テクノジムのMyRunとMyCyclingにはZwiftとの互換性があります。そのため、ランナーもサイクリストもこの2つのサービスを通して、ダイナミックかつインタラクティブで、夢中になれるZwiftのプラットフォーム環境において、トレーニング体験を一貫して楽しむことができます。」
今後2018年を通して、Zwiftとユーザーコミュニティは協力して、ベータ版のランニングアプリZwift Run Free Accessをさらに改良し、新しい要素の追加や、イベントやレース、グループトレーニングなどのスケジュールの充実を図っていきます。
Zwift Run Free Accessはwww.zwift.comまたはApp Storeからダウンロードできます。
関連URL:http://zwift.com/ja/run/
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。