2017年05月02日
【Bianchi】NEWモデルOLTRE XR3リリースをはじめ、ニュースが満載!
NEW バイクのORTRE XR3!
すでに高い評価を得ているOLTRE XR4(以下、XR4)の性能を多くのライダーに提供するために、登場したのがOLTRE XR3(以下、XR3)だ。XR4はプロスペックとしてビアンキのトップグレードであるが、このXR3は多くのライダーへ、プロスペックの恩恵が得られるよう開発されたミドルクラスのレーシングバイクである。
MAXIMIZE AERO ADVANTAGE AND CONTROL
OltreXR4の恩恵を得たXR3を受けて開発された戦略的なバイクです。OltreXR3は巧みにデザインされたレーシングジオメトリーを持ち、高速走行時の安定性を持ちます。高速走行時のコントロール性向上の為に使用されたカウンターヴェイルは、スムーズな乗り心地をライダーに提供し、長時間エアロポジションを取る事を可能にします。カウンターヴェイルは余計な微振動を除去し、ペダルストロークのパワー伝達性能に優れ、レースやライドで妥協なく走ることができます。
(ビアンキ・プレゼンテーションより)
ビアンキのミドルグレードのOLTRE XR3。特長としてはなんといっても振動除去素材、カウンターヴェイルを搭載した、初のミドルクラスという点だろう。姉妹モデルとしてOLTRE XR4、さらに超軽量モデルのカンピオニッシモにもカウンターヴェイルが搭載されており、その卓越した振動除去性能はこの動画を見ていただくと理解しやすいと思う。
このカウンターヴェイルという素材は、マテリアル・サイエンス共同開発を行いカーボンチューブに組み込まれた。スポーツ自転車業界ではビアンキだけに使用が許されたもの。このBIANCHI CVシステムは、独自のカーボン繊維構造と粘弾性をもち、 フレームとフォークの剛性と強度を向上させながらも最大80%の振動を除去することが可能だという。
フレームのデザインはOLTRE XL4から引き継ぎ、レーシングスペックではあるが、ヘッドチューブがやや長い設計となり、アップライトなポジショニングを実現できる。ハンドルとサドルの落差が少ない人でも、ヘッドスペーサーを大量に入れることなく、ハンドル高を適正にすることができ、バイク本来の美しいフォルムを保つことができるのだ。
直営店ではすでに先行受注開始。7月頃よりシマノ・105完成車が、9月頃よりアルテグラ完成車がリリース予定。
フレーム/カウンターヴェイル素材を使用したハイモジュラスカーボンとミディアムモジュラスカーボン
カスタムカラーでマイバイクを作ろう
Tavolozza 【Bianchiカラーオーダーシステム】イタリアトレビリオにある本社工場にて職人がフレーム一本ずつ丁寧にハンドペイントを施し、特別な1本を届けてくれるTavolozza(タボロッツァ)は、ビアンキのハイエンドモデルSpecialissimaだけのカラーオーダーシステムだったが、なんとOLTRE XR4も対応機種となった。
価格は5月15日から6月15日までの1ヶ月はこれまでの価格の20,000円(税抜)でカラーオーダーが可能。2018年モデルからは38,000円(税抜)をバイク価格にアップチャージすることでカラーオーダーができる。全14 色の中から選択可能となっており、ロゴカラーとフィニッシュタイプの組み合わせから200通り以上のパターンが選択可能となる。※Tavolozza(タボロッツァ)は「パレット」を意味するイタリア語。
関連URL:http://www.japan.bianchi.com/
写真と文/サイクルヨーロッパジャパン、編集部
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得