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2015年11月13日

Weekey FUNRiDEアンケート【 気になるパーツは?】 をメーカーの人に聞いてみた。後編

  • さて、アンケート結果をメーカー様に考察していただく企画もいよいよ後編。アキコーポレーション、カンパニョーロジャパン、インターマックスに突撃した模様をお届けします。さて、アンケートのおさらいをしましょう。こんな結果になっております。

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早速、ディストリビューター各社の生の声を聞いてみましょう!

アキコーポレーション/完成車販売のコンポに満足しているのか

アキコーポレション岸谷さんには新しくなった3Tホイールのラインナップのご紹介。そしてこのアンケートの傾向から色々と興味深い考察をいただきました。


ウーン、4位が意外ですね。6位も意外です。なぜアルミホイールが4位なのかもっと掘り下げて聞きたいですね。カーボンホイールは足回りを軽くしたいという意味でこの結果はわかります。アルミホイールもアップグレードというイメージは低いので、サドルよりも上というのがちょっと面白いですね。コンポーネントはアップグレードしたいという気持ちの現れでしょうけれど、完成車で購入することが多いこのご時世で、いきなりアップグレードをしたいのでしょうか。完成車を買うときは、どこそこのフレームが良いとかマテリアルが良いというよりも、どれだけコンポーネントが充実しているか、というところを重要視していると思います。ある程度満足したうえで購入しているというイメージでしたが、そうではなかったと言うことなのでしょうか。とはいえ、車でもまずはホイール替えたい、パワーを上げたいと思いますからね。まずはルックスで、まずはわかりやすいところからということも考えられますね。

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 3Tのホイールは、去年まで独自のリムに対してスポークフックというポケットを用いていたが、オーソドックスな構造になりました。空気抵抗を低く抑えられるリム形状に変わった。これに変えてから試乗される方にはとても良い評価を貰っています。見た目が少しおとなしくなりました。ディスクブレーキ対応ホイールも用意され、ハブはアダプタ−を用いてスルーアクスルにも対応することができる。

(回答/アキコーポレーション 岸谷 雄輔さん)   

カンパニョーロジャパン/ホイールの考察

カンパニョーロジャパンからは武市さんからコメントを頂戴しました。3世代目となるカンパニョーロ EPS V3と連動するアプリケーションはかなりスゴイ。


この上位の3つの差は1〜2%ほどの範囲ですね。すごく納得のいくデータだと思います。アルミホイールも定評はありますが、カーボンホイールにかんしては、カンパニョーロの看板といえます。ボーラ・ワンというコストパフォーマンスの高い廉価モデルもある。フルクラムもまたレーシング・クワトロやレーシング・クワトロ ディスクもリリースします。そしてクリンチャーバーションも用意します。カーボンホイールといっても価格帯、用途、色々な嗜好性に合わせた最適なものを見つけることができます。そしてニューカマーのロードディスクブレーキバージョンはプロツアーで使われるでしょう。これもオススメになると思います。シャマル、ユーラス、ゾンダというアルミホイールも違うカテゴリーのとして良さはオールマイティな性能にあると思います。そういう意味では、素材のくくりではなくホイール全般に定評がありますね。2015年はコンポーネントも一新しましたので、そちらもぜひプッシュしたいと思います。

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カーボンホイールのオススメ、ボーラのラインナップはボーラファミリーという呼び方をしていて35、50、そして80とあり、あとはTTのディスクホイールがラインナップする。それに加えリムはワイド化し、チューブラー、クリンチャーと多彩だ。その中で数が出ているという意味ではボーラ・ワンだとのこと。

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エレクトロニックグループセット、EPS用V3ユニットはスマートフォンの専用アプリと通信し、シフトチェンジの変速スピードやスイッチ変更などを行なうことができる。アプリのリリースはしばしお待ちを。

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(回答/カンパニョーロジャパン 武市 洋司さん)

インターマックス/スポーツバイクの環境が育ってきている

インターマックスからは木下さんからご意見を伺いました。話題の、プロスペックながらリーズナブルなステージズパワーのディストリビューターです!


この順位は今、エントリーユーザーが多いという現れだと思います。エントリーバイクを購入して、ハンドル幅、ステム長、サドルなどもろもろ調整した後に、次はカーボンホイールということになるんでしょうね。間違いなくスポーツバイクの環境が育っている証ですね。2位のパワー計ですが、これも同じでしょうね。コアユーザーが残っているか、カーボンホイールを購入したユーザーが、見た目より中身が気になり始める。昔は心拍だったけど今はパワーに関心があるとおもいます。いろいろなブースでパワーメーターのデモがありますが、出展側のプロモーションではなく、マーケットニーズです。自転車をやり尽くした人ならフレームはある程度のものでも走れますが、自分自身の能力をパワーとしてつきつけられるというのは心拍計以来の衝撃でしょう。ここが育ってきているというのは、コアユーザーもきっきり育っているということではないでしょうか。

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ステージスパワーはユニットがコンパクトになり、防水機能も高まっている。なにより難しい設定が要らず、手軽に支えるばかりか、プロチームに採用されているという点で信頼性が高い。

(回答/インターマックス 木下雅之さん)

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