記事ARTICLE

2024年10月14日

【八ヶ岳高原ロングライド】グルメライドは脚も味覚も想定外!?

105km、獲得標高2200mのロングライドと、併せて行われたのがグルメライド。43kmと距離は半分以下ながらも獲得標高は990m。終盤には地域でも美食のホテルで有名な「オーベルジュ清里」でスペシャルなランチが召し上がれますが、そう簡単に舌鼓を打つことはできないのでした…。
今回の募集人数50名に対して58名の出走は、特別協賛の裕源さま御一行が加わったから。蛍光色のチームウエアで揃っていました。裕源社長の謝さんは、オーヴェルジュ清里のオーナーと旧知の仲のようで、ランチ会場では再開を喜ぶ声が聞こえました。

参加者多くはは初めて八ヶ岳を走られる方々ばかり。このグルメライドもJCGA(日本サイクリングガイド協会)のガイド資格者の有田正和さんがリーダーを務め、このイベントの走り方のルールなどをブリーフィングしました。

グルメライドのガイド統括を行った有田さん
グルメライドのガイドメンバー

さて、コースはロングライドと行程が似ており、序盤は下り基調で後半に上りがたっぷりと用意されています。とはいえスタート直後に足慣らしの2kmの上りがいきなり現れます。ここでまさかのリタイア者が…。想定外でしたがランチ会場までお連れすることに。次回はきっと完走しましょう!

山あり谷あり、落ち葉にダートあり…のバリエーションに富んだ43km

上りあり下りあり、落ち葉で埋もれた田舎道、そしてグラベルも…そんなコースですが、景勝地なども巡って脚を休めます。東沢大橋(通称赤い橋)、まきば公園、パイの家エム・ワン、三分一湧水、「八ヶ岳大橋」が見える橋、吐竜の滝(通過)、オーヴェルジュ清里(ランチ会場)と盛りだくさん。スタート地点はモヤがかかっていましたが、標高を下げると汗ばむような陽気。後半は上りが控えているので体力を温存しておきたいです。

ロングライドのエイドステーションでアップルパイを出すパイの家エム・ワンにもお立ち寄り。早速補給!
休憩スポットや景勝地に立ち寄って脚を十分に休めます
長い上り区間は笑うしかない!

稲穂やコスモスが揺れる農道を突っ切って、いよいよ長い上りにさしかかります。農地や林道を抜けていく道で目まぐるしく景色が変わるため、飽きることなく上っていけます。肝心なのは体力….ですが、景色がひらけたところには八ヶ岳大橋(黄色い橋)が眼下に見えて「こんなに上ったんだ」と雄大な景色に大満足。まだ上りは続きます。短めながらジープロードの林道区間をぬけて吐龍の滝へ。今回は上り区間の小休止ポイントでしたが、いずれはコースに組み込んで滝を観る時間を作りたいですね。厳しい上りもここでひと段落。あとはオーヴェルジュ清里に向かいます。清里駅前付近まで進み、ここから一直線の下りをおりると、そこにランチ会場が。会場敷地は草原といってよいようなキャンプサイトがあり、そこで50名余のサイクリストをすべて飲み込みます。

オーベルジュ清里の施設の一角、キャンプサイトがランチ会場

天候もよくフードの調理も野外で行っていて鶏のコンフィが焼ける香ばしい香りが広がっています。またメインディッシュとなるパエリアや野菜のグリルなど、たくさんのご褒美が待っていました。

オーナーシェフの五味さんが腕を振うグリル料理に舌鼓

ランチの後はグループを再編成して出発。会場まではあと7km。「この後、会場までずっと上りですよね…」。気がついてしまいましたか……。そう、会場は清里駅のさらに上にあるので、この降りてきた坂をまた上ります。苦笑いとともに皆さんがスタート。最後の上りにむけてペダルを回します。正午過ぎ、やや傾いた太陽の日差しを感じながら、ゆっくりと確実に前に進むのでした。

清里・八ヶ岳だからこそ、ならではのグルメライドでしたがその風土や味覚を楽しむにはうってつけ。もはやロングライドよりも人気が出てしまうかもしれません。

関連URL:八ヶ岳ロングライド https://yatsugatakekougen-longride.jp/
オーベルジュ清里 https://kiyosato-auberge.com/

関連記事

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする