2019年03月27日
うららかな1日を満喫! TOKYO エンデューロ 2019 in 彩湖 レポート
春らしい天気に恵まれた3月9日に「FUNRiDE Presents TOKYO エンデューロ 2019 in 彩湖」が埼玉県戸田市の彩湖・道満グリーンパーク開催された。
2〜4人のチームで走る4時間エンデューロが人気のイベントだが、今年は新たに1時間ソロエンデューロも追加された。2019シーズンのキックオフとして、エンジョイ派からレース志向のストイックなライダーまで、1260名がエントリー。それぞれのスタンスで春の1日を満喫した!
定番4時間チームエンデューロに加えて、1時間ソロエンデューロが新設
会場となる彩湖・道満グリーンパークは、都心から約20kmでアクセスも良く、ほぼ平坦な1周5kmのコースだ。ビギナーにも敷居が低く参加しやすいのがTOKYOエンデューロの人気の理由といえる。新設された1時間ソロエンデューロにも数多くのライダーがエントリーした。個人種目の魅力はなんといっても自分の技量が成績に反映されること。1時間という時間設定もちょうど良く、「頑張って参加してみました!」たという声も聞かれた。また集団走行を手軽に体験できるのもメリットだ。同じチーム同士で参加することで、ロードレースのように集団内で協力し合いながら走ることもできた。
そしてなんといっても一番の人気種目が4時間チームエンデューロだ。2〜4名のチーム戦で、男子、女子、男女混成、ファミリーとさまざまな構成のクラスが設定。仲間同士で協力し合いながら、上位入賞を狙うチームから、楽しく安全に走りたいチームまで、それぞれの楽しみかたで完走を目指せるのだ。男子チームの優勝は1時間でも上位を狙っていたというプラスワンバイシクル。33周回を走りきり、2位のタイムPHと0.746秒の僅差で優勝を手にした。
新設の1時間ソロエンデューロには146名がエントリーし、2グループに分けて行なった
4時間チームエンデューロのスタート前。こちらは316チーム982人のエントリーだ
集団走行を安全かつ手軽に体感できるのがエンデューロの魅力だ
ほぼフラットなコース設定だが、上りでペースを維持して集団に残ることが求められる
集団からのアタック合戦も順位を左右するポイントだ
おだやかな春の天候のなかで開催された
チームエンデューロの選手交代は自由に行え、各チームの戦略も順位を左右する
フラットなコース設定でさまざまなレベルのライダーが参加。女性ライダーの参加も多かった
参加選手を見守り、集団のペースをコントロールするなど安全な走行に欠かせないのがサポートライダーたちだ。4時間チームエンデューロでは、弱虫ペダルサイクリングチームと竹芝サイクルレーシングの2チームがサポート。新設の1時間ソロエンデューロは、Roppongi Expressが参加者をサポートした
ヨガとペダリングに役立つステージイベントが人気!
走るだけでなく、ワークアウトセミナーも充実しているのがTOKYOエンデューロ。今年は、ヨガインストラクターのおおやようこさんと、ハムスタースピン・福田昌弘さんがステージイベントを行った。ロードバイク乗りのおおやさんによるヨガのワークアウトは、ライドの合間にカラダとココロをほぐせるもの。ハムスタースピン・福田さんは、ペダリングなどの動きに活かせるワークアウトをレクチャーした。
ロードバイク乗りでヨガインストラクターのおおやようこさんが走りの合間にリラックスできるワークアウトを開催
ペダリングに役立つミニワークアウトセミナーを行ったのは、ハムスタースピン・福田昌弘さん
大人だけでなく子どもも楽しめるのがTOKYOエンデューロ。キッズレースが陸上競技場の外周で行われ、頑張った子どもたちにゴール後にお菓子がプレゼントされた
チームエンデューロ表彰式 男子はプラスワンバイシクルが接戦を制した!
◆ 4時間チームエンデューロ 男子
優勝:Plus1Bicycles(中央)
2位:Time PH(右)
3位:DEF N&Y&T優勝しに来た(左)
トップ4チームが33周回に突入するレベルの高い争いだった男子を制したのが、プラスワンバイシクル。2位のタイムPHとの差はわずか0.746秒という僅差だった。「1時間も勝てるはずだった悔しさをバネに優勝することができた。いつも走っている彩湖で勝ててうれしい」とコメント。
◆ 4時間チームエンデューロ 女子
優勝:サイタマサイクルプロジェクトF(中央)
2位:Reina(右)
3位:群馬自転車部GRBO ポカリ派(左)
実業団レースにも出場するサイタマサイクルプロジェクトFが2位以下を2ラップして貫禄の勝利。「今日は地元のレースなので優勝を狙って走った。それぞれが頑張ってチームワークを発揮できた。サイタマサイクルプロジェクトの応援よろしくお願いします!」とチームをアピールするコメント。
◆ 4時間チームエンデューロ 男女混成
優勝:雑なネコ家族 feat.WCU(中央)
2位:CB&CB(右)
3位:ヒル・ホップ(左)
猫好きのご夫婦によるチーム、雑なネコ家族 feat.WCUが優勝した男女混成クラス。「風が強かったが、なんとか勝ててほっとしている」と旦那さん。奥さんは「出るからには頑張ろうと思っていました」と控えめなコメント。
◆ 4時間チームエンデューロ ファミリー
優勝:#1-PRIMERA-(中央)
2位:HTCばら組(右)
3位:PNS-Sekiya(左)
毎週彩湖でトレーニングしているというトライアスロンチーム、シャープワンプリメーラがファミリーで優勝。2位に3ラップ差をつけ、強さをみせた。「途中でパンクするトラブルがなければ32周行けたかなと思う。毎週彩湖でトレーニングしているので、ホームで勝ててうれしい。土日走り込んでいるので、メンバー募集中です!」
新設の1時間ソロエンデューロは、ロードレース的な争い!
◆ 1時間ソロエンデューロ男子A
優勝:木村 翔さん(中央)
2位:飛田 俊彦さん(右)
3位:柴田 秀晃さん(左)
トップ集団が形成され、最後まで勝者のわからない男子Aの争いを制したのは木村翔さん。2位の飛田さんとの差はわずかに0.468秒だった。「いつも彩湖で練習しているので、その成果が発揮されたと思う。優勝を目指して大会に臨んだ。2連覇を目指して頑張りたい」
◆ 1時間ソロエンデューロ男子B
優勝:小林 裕さん(中央)
2位:加賀美 一博さん(右)
3位:位下 岳瑠さん(左)
6位までが1秒以内とロードレースのような大接戦になった男子Bの優勝は小林裕さん。「メンバーに恵まれて思うようなレース展開ができた。自分の脚に向いているコースだったので、展開に集中して走った。まず1勝できたので、3勝、4勝と頑張っていきたい」とコメントした
◆ 1時間ソロエンデューロ女子
優勝:三潴 弘美さん(中央)
2位:鳥山 訓世さん(右)
3位:坂口 真帆さん(左)
女子は2位以下をラップする独走で三潴弘美さんが優勝。「苦しかったですが諦めないでよかった。今年が復帰レースになったので練習しながら臨んだ。次は富士ヒルクライムに向けて、山での練習をしていきたい」とコメント。2位と3位は、6人の2位集団の争いから抜け出した鳥山訓世さんと坂口真帆さんが、それぞれ入った。
チャンピオンシステムのオーダージャージ作成権はプラスワンバイシクルが獲得!
最も多くの周回数で最速のチームに送られるチャンピオンシステムのオーダージャージ6万円分の作成権は、4時間チームエンデューロ男子優勝のプラスワンバイシクルが獲得した。「ちょうどチームジャージを作ろうと思っていたところだったので、ばっちりのタイミングでした。チャンピオンシステムさんならプロチームのUAEチームに匹敵するくらい格好いいジャージを作ってくれると思うので楽しみです!」
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。