2025年06月01日
【速報】自転車日和に全員全力! 新王者も誕生した「第21回Mt.富士ヒルクライム」

国内最大級の自転車ヒルクライムイベント、「富士の国やまなし」 第21回Mt.富士ヒルクライムが、6月1日に開催された。好天の下、今大会は8,746人(速報値)のサイクリストが出走。それぞれが日ごろの練習の成果を発揮すべく、レース距離24km、標高差1,255mの富士スバルラインへ駆け出し、ゴールの五合目目指して全力でペダルを踏みしめた。
まぶしい朝日の中、21回目の富士ヒルスタート!
大会前日の5月31日、出走受付やサイクルエキスポが行われたメイン会場の富士北麓公園は気温も肌寒く、雨が降ったりやんだりの不安定な天候。五合目は雪が降っているとの情報もあり、やや心配な空模様だった。それでも夕方には雨が上がり、富士山も顔をのぞかせ、天候回復に期待を持たせた。
当日は朝から晴れ模様。富士山頂には薄く雲がかかっていたものの、絶好の自転車日和となった。今大会は申告タイム順にスタート。サイクリストひとりひとりが自らの目標タイムを胸に、富士スバルラインへ向かっていった。



主催者選抜クラス、男子は石井雄悟さんが初優勝! 女子は三島雅世さんが2連覇!
注目の主催者選抜クラス男子は、前半から何人かアタックをしかけるも抜け出せず、大きな集団のまま進んでいく。四合目付近で石井雄悟さん、成田眸さんの2人がついに飛び出しに成功。ゴール前で加速した石井さんがトップでゴールに飛び込み、57分36秒のタイムで富士ヒル初制覇を飾った。
史上初の富士ヒル3連覇を狙った金子宗平さんは、終盤の追い上げ届かず10秒差の2位。3位には成田さんが入った。上位29人がプラチナリングとなる1時間切りを達成するなど、レベルの高い争いとなった。

主催者選抜クラス女子は、3人のトップ争いから最後に抜け出した三島雅世さんが1時間11分45秒で2連覇。大石由美子さんが2位、河田朱里さんが3位に続いた。


関連URL:https://www.fujihc.jp/
写真:小野口健太 文:光石達哉
著者プロフィール

ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。