2022年06月15日
7306人の熱い思いが戻ってきた「Mt.富士ヒルクライム」
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6月12日に開催された『「富士の国やまなし」 第18回Mt.富士ヒルクライム』。コロナ禍のイベント規制も緩和されてきた今大会は、3年前とほぼ同じ規模の7306人が出走。天気も好転して、かつての盛り上がりが復活。初めて参加する人も上位を目指す人も、熱い思いを胸に富士スバルラインへ駆け出していった。このレポートでは、参加者の表情などをお届けします。
INDEX
▷仲間と一緒に五合目を目指せ!
▷富士ヒル初のLIVE配信!
▷注目の最新アイテムもチェック「Mt.富士ヒルクライム サイクルエキスポ 2022」
▷仲間と一緒に五合目を目指せ!
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埼玉県戸田市のチーム「コロころんカフェ」のみなさん。「チーム名はカフェですが、実際はカフェのチームではありません(笑)。普段は荒川、彩湖、定峰峠あたりを走っています。富士ヒルはほぼ毎年出ていて、今年は10人ぐらいのメンバーです」
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全国のブルベを走って知り合った仲間という3人。男性2人は今年8月にイギリスで開催される約1400kmのブルベ「ロンドン~エジンバラ~ロンドン」を走る強者で、今回はシルバーを目指す
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ドリームチームのメンバーとしても走るえーぞうさん(右3人目)が中心となって、ZWIFTのミートアップを通じて作られたチーム「EMU」。「今回はチームで40人ぐらい参加しています」
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東京周辺の自転車サークル「平日温泉ライダーズ」のみなさん。「実際は、温泉は土日が多いかも(笑)。富士ヒルは毎年出ています」
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大阪府富田林市の「BICYCLE SHOP AXIS」のみなさんは総勢約40人の大所帯で参戦。「日本一の富士山に上りたくて、毎年出ています。プラチナ、ゴールドを目指す人から安全に完走を目指す人までいろいろです」と共同代表の岩城さん
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大阪の自転車仲間のみなさんは総勢9人で初出場。「初めてでドキドキしています。雨じゃなくてよかった。無事に上って帰ってきたいです」
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静岡県島田市のショップ「なるおかサイクル」の「TeamNARO」のみなさん。「90分目指します!」
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静岡大学自転車部のみなさんは総勢10人で参戦。「スバルラインは練習で走っているので、がんばります!」
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小諸村田製作所の自転車部のみなさん。「普段は地元長野県のイベントに出たりしています。あまりストイックじゃないので、前回のタイムを上回りたいです」
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群馬県の会社の同僚チームという「AL3C」のみなさん。「3C(tre cime)はイタリア語で三つの山という意味で、いつも練習している上毛三山(赤城、榛名、妙義)を表しています。今日はシルバーを目指します」
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アニメ「ラブライブ」のジャージでそろえたみなさん。「住んでいるところはバラバラですが、ツイッターで同じ趣味だなということで繋がりました。自転車乗りのライバー(ラブライブのファン)にそそのかされて、今日が初イベントです。ジャージを見せつけたいです!」
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ビオレーサー製の大会公式ジャージを着て、スタートする参加者も多数! 富士山の夜明けをイメージした濃紺のグラデーションにフィニッシャーリングと同じ4色のストライプが映える。あなたの目標タイムはどこ?
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東京五輪・自転車トラック代表の橋本英也選手(チームブリヂストンサイクリング)が富士ヒル参戦。トラック、ロードレース、競輪と様々な競技で活躍する橋本選手は大きな体でグイグイと駆け上がり、1時間02分48秒(!!)のゴールドタイムで完走!
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第1回大会から携わる今中大介さん。今年は主催者選抜男子・エキジビジョンレースのLIVE中継で解説を終えてからスタートする縦横無尽の活躍。「(片山)右京さんが出走直前に『来年は一緒に走ろう』と連絡してくれたので、そうなったらまた準備しないといけない(笑)。それくらい、ワクワクするような大会だと思います」
▷富士ヒル初のLIVE配信!
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今大会は初の試みとして、前日11日はサイクルエキスポ、当日12日はレースのLIVE 配信を行った。メイン会場の北麓公園内に特設スタジオが設置され、映像はYOU TUBEやFacebookで配信された他、会場内のランビジョンでも上映された。例年行っているステージイベントに代わり密集を避ける目的もあり、会場に来られなかった人にも大会の雰囲気を伝えた。
11日はサイクルライフナビゲーターの絹代さんがMCを務め、今中大介さんがSTRAVAの3Dマップを見ながら解説する「Mt.富士ヒルクライム 攻略ガイド」やエキジビジョンレースに出場するJCL、JBCF(JPT)の選手たちが意気込みを語る「チームプレゼンテーション」などを配信。
12日はDJがらぱさんの実況、今中さんの解説で主催者選抜クラス男子・エキジビジョンレースを中心に中継し、スタートゲート横のビジョンで上映。表彰式もLIVEで配信した。
今中さんは「LIVE配信は初の試みでしたが、今回は4割ぐらいが初参加と聞いているので、これから出たい人には大会を身近に感じてもらえてよかったんじゃないでしょうか」と振り返った。
また「いつも自分も走っているので、主催者選抜クラスはこれまで全部見たことなかったんですが、もっと集団でスピードアップしてローテーションしながら最後に勝負して、56~57分のタイムが出ていると思っていました。ところが、あんなにバラバラと2名とか単独で走っていて、あのタイムが出せるのはたいしたものだなと実感しました」と主催者選抜クラスのレースを通して見て、新たな発見があったようだ。
2日間、MCを担当した絹代さんは「会場に来なくても富士ヒルの雰囲気を感じられるのはよかったと思います。エキスポ会場に来られている方も耳で話を聞いてくれていたようで、使い方を紹介したパラチノースに興味持たれた方がたくさんいて、ブースで完売したと聞きました。がらぱさんの中継も、スタートを待っている多くの人たちが選抜のレースを見たり、雨上がりの路面の状況をチェックしたりと参考にしていたみたいでおもしろかったです」と話していた。
▷注目の最新アイテムもチェック「Mt.富士ヒルクライム サイクルエキスポ 2022」
レース前日の6月11日、メイン会場の富士北麓公園では「Mt.富士ヒルクライム サイクルエキスポ 2022」が開催された。国内最大規模の約60ものブランドがブースを並べ、発表されたばかりの最新アイテム、ヒルクライム前にそろえておきたい補給やウエアなどもチェックできた。
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検温チェックを経た1万人を超える来場者が訪れ、活気に満ちたサイクルエキスポ
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選手受付テント前には全参加者の名前が書かれたパネルを設置。あなたの名前は見つかったかな?
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優勝トロフィーや歴代チャンピオンの写真パネルも展示。自分が過去に出た大会の記憶もよみがえってくる
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今大会、上位入賞者にも愛用する人が多かったビオレーサーのジャージ。国内初登場のシリーズ、スピードウェアコンセプトも手にする人が多かった
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ヒルクライムの補給にも最適! 持続性エネルギー源パラチノースは完売するほどの人気
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いまやヒルクライムのトレーニングにも多くの人が活用しているZWIFT。Wahooのブースなどで体験できた
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発表されたばかりのサイクルコンピューターEdge1040が展示されていたガーミンのブース。ソーラー充電機能を備えた注目のモデルだ
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コルナゴのブースでは最新のフラッグシップモデル「C68」が登場。伝統的なラグド製法ながら、シャープなイメージへと変貌を遂げている
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CADEXのブースでは、先日開催された北米最大のグラベルレース「UNBOUND GRAVEL」を完走した高岡亮寛さんのバイクを展示。泥だらけのバイクがレースの過酷さを物語る
写真:小野口健太
著者プロフィール
![ファンライド編集部](https://funride.jp/wp-content/uploads/2015/10/41980ada22f4377fd4f2cdfdd6ce70b6.png)
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。
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