2022年06月11日
第18回Mt.富士ヒルクライム 前日からEXPOとLIVE配信で注目度UP!
「富士の国やまなし」 第18回Mt.富士ヒルクライムを翌日に控えた6月11日、メイン会場の富士北麓公園(山梨県富士吉田市)では、前日受付とともに「Mt.富士ヒルクライム サイクルエキスポ 2022」を開催。約60ものブランドがブースを並べる国内最大規模のエキスポには、検温チェックを経た1万人を超える来場者が訪れた。
また今回からエキスポのLIVE動画配信を行い、ステージイベントに代わって展開された様々なコンテンツを動画で発信した。
ビオレーサ― フィニッシャーリングのカラーが輝く大会公式ジャージ
“勝つため”のオーダーサイクルジャージとして知られるビオレーサー(BIORACER)。UCIワールドチームの強豪イネオス・グレナディアスや各国のナショナルチームも採用する高性能ジャージとして知られている。
そのビオレーサーが昨年に続き、富士ヒル公式ジャージ、チャンピオンジャージを製作。参加賞もビオレーサーのネックウェアだ。
富士ヒルの最大勾配と同じ7~8%の右肩上がりロゴ
大会公式ジャージは、ビオレーサーの新ラインナップで快適性と機能性を追求したICON(アイコン)がベース。「早朝にスタートする富士ヒルをイメージして、濃い青〜明るい青に移り変わるグラデーションを採用し、富士北麓の夜明けを表現しました。胸の4色のラインはサイクリストのみなさんが目指すフィニッシャーズリングの色、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズを表しています」とデザイナーの奥村真美さん。
また白地にClimbのロゴが映える大会公式Tシャツについては「ロゴが富士ヒルの最大勾配と同じ7~8%の右肩上がりになっています。これを着て、気合を入れていただきたい!」とデザインに込めた思いを語ってもらった。
またブースでは国内初お披露目となるスピードウェアコンセプトのラインナップも、多くの注目を集めていた。ビオレーサーが生地メーカーと独自開発した素材を使い、伸縮性、フィット感にすぐれ、ワンピースやセパレートタイプのジャージだけでなく、アームカバーやシューズカバーも空力に優れたデザインとなっている。
パラチノース 「目指せ100分!完走セット!!」でエネルギー補給はバッチリ!
持久系スポーツに最適な持続性の高いエネルギー源として、サイクリストの間でも注目度が高まっている「パラチノース」。
ブースでは「目指せ100分!完走セット!!」として、それぞれパラチノースの入ったスポーツようかんポケット=51kcal、恵根餅(えねもち)=156kcal、ピュアパラスティック2本=計152kcalをセットにして販売。固形物のスポーツようかんと恵根餅はスタート30分前に食べ、粉末のピュアパラはドリンクに溶かしてレース中に摂取することで、レースを乗り切ろうというもの。この日はピュアパラを溶かすのに最適なパラチノースボトルも数量限定で販売されていた。
LIVE配信が新登場 STRAVAの3Dマップで今中さんがコースを徹底解説
今大会はコロナ禍で多くの人が密集するのを避けるため、以前のステージイベントに代わってLIVE配信で様々なコンテンツを発信した。
「Mt.富士ヒルクライム攻略ガイド」のコーナーでは、STRAVAの新機能を使って今中大介さんが富士ヒルのコースを分析した。
STRAVAは自分のライド(アクティビティ)を仲間とシェアしたり、セグメントのタイムを競ったりでき、多くのサイクリストが愛用するアプリ。今回はSTRAVAサブスクリプション(有料会員)の新機能である3Dマップを見ながら、第1回大会から富士ヒルを走る今中さんが微妙な勾配の変化を解説。「ペダルを踏み込むのではなく、クルクル回す意識でペダリングして四合目の急勾配に力を残しておくといい」と参加者にアドバイスを送った。
また大会当日は、コースの中で最も勾配が厳しいレース終盤19km~20kmの約1km区間のセグメントを舞台に「Mt.Fuji HC 2000 Challenge」も開催される。
ZWIFT MC絹代さんがヴァーチャルライド初挑戦
ZWIFTはコロナ禍を経て多くのサイクリストが夢中になったヴァーチャルライドのプラットフォーム。雨の日でも仲間と一緒にチーム練習ができたり、海外のトップ選手をはじめ世界中のサイクリストと一緒にレースやライドをしたりと、その可能性は大きな広がりを見せている。
ZWIFT内では富士ヒルに向けてもイベント「富士ヒルクライム道場」を開催するなど、参加者のトレーニングをサポートしてきた。
LIVE配信の中では、MCの絹代さんもZWIFTを初体験。画面の中のアバターが自転車をこぐ様子や、スマートトレーナーを通じて自身のパワーが表示される機能に新鮮な驚きを見せていた。
エキジビジョンレース初開催 全日本王者・草場選手が意気込み
今年の富士ヒルではJCLとJBCFの両リーグから8チーム16選手が参加するエキジビジョンレースが初開催される。主催者選抜クラスと同時スタートで、プロ選手と市民レーサーのトップクラスが真剣勝負を繰り広げる可能性もあり、注目度が高まっている。
LIVE配信では現全日本チャンピオンの草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)、元全日本チャンピオン畑中勇介選手(キナンサイクリングチーム)らエキジビジョンレースの参加選手が意気込みを語った。
草場選手は、過去に富士ヒルのコースレコードホルダーだったチームの別府匠監督からアドバイスを受けたそうで「勾配が緩いのでドラフティングを使うのが重要。自分はパンチャー寄りのスプリンターですが、どこまで我慢できるか明日も頑張りたい」と力強く語っていた。
◆6月11日(土)のサイクルエキスポLIVE配信(Youtube)はこちら
◆Mt.富士ヒルクライムホームページ
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。