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2016年01月04日

新春! ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン2016に参加してみた

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新年あけましておめでとうございます。

年が明けると心機一転、今年はやってやるゾ! という気分になりますね。そこで、そんなモチベーションをより焚き付けようという心持ちでツインリンクもてぎサイクルマラソン2016に参加してきました。ただでさえ寒いのに……あなたも好きねえ♪ のような方々が800人も集まりました。ハッピーですね。早朝の受付時は例年、刺すような寒さで気分も萎えますが、そこは新春! 正月だからこそ耐えられます。とはいえ今年は暖冬の影響もあって気温も高く日差しも温かでした。

この大会は今回で 17回目を数える。主管はJBCF事務局。つまり実業団レースの運営も行なっていて2015年は年間39戦(Jプロツアー、Jエリートツアー含む)も開催している団体だからこそもっている実績がこの時期の開催を可能にしているのかもしれない。

カテゴリーは上級者のエキスパート(男女)、中学生の男子A、年齢別の男子B〜F、MTB、そしてビギナーで分けられます。分けられると言っても同時スタートなので、例年の展開もそれぞれのクラスが影響しあう形となる。コースは4.8kmのサーキットで21周、反時計回りとなる。コースはスタート直後の激坂がポイントとなる。その後の下りは長く緩いので展開を作りにくいイメージ。

トップは招待選手が牽引役を務めます。ペースメーカーとなって先頭集団を引いてくれるが、アクティブなライダーはローテーションに加わり集団のペースメークに協力するのです。今回は、宇都宮ブリッツェンから、昨年引退を発表した青柳さん(現、作新学院大学自転車部競技班監督)ゼネラルマネジャーの廣瀬さん、雨澤選手、小野寺選手、那須ブラーゼンからはマネジャーの若杉さん、岩井選手の6名がペースメーカーとなってくれました。

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和気あいあいとした雰囲気は新年早々のイベントならでは。17回目というロングイベントとなったサイクルマラソンですが、主催者である小黒迅さんにお話を伺いました。

ヤマモト:このお正月にレースを行なおうと思ったのはなぜですか?

小黒さん(以下、敬称略):そもそもは父が始めたイベントだったんでのですが、当初は12月末に開催していました。また距離も94kmだったんです。この時期はサーキットを使うイベントが少ないということもあったのですが、茂木町も協力的だったことも継続できている理由ですね。今回も副町長さんがいらしてくれています。協賛も地元のお米や、お酒などを毎年提供いただいていますし。引退したプロ選手も出てくれたり、地元のプロチームも協力してくれます。それにぼくらは甘えさせていただいています。いつのころからか、お正月開けにしてみようということになって、1月4日というのがこのイベントのスケジュールになっていました。でも4日というと仕事始めになる方が多いですよね。でも3日であれば多くの方がまだお正月休みのはず。そこでツインリンクもてぎに交渉したんです。その結果。この数年は3日に開催ができるようになって定着していますね。

ヤマモト:ツインリンクもてぎは、この時期なら借りやすいのですね。

小黒:でも、このイベントの後にはモーターバイクのイベントが入っていたりしますね。クルマのイベントの年はじめは4日からなので、3日にして良かったと思っています。

ヤマモト:シーズン中もかなりイベントを開催していますが、このイベントを継続する理由はなんですか?

小黒:なによりもお客様が集まってくれることがイベントを継続する理由ですね。最初は400人くらいから始まったイベントですから。そこから自転車ブームが到来し、参加者が1000人を越えました。でもこの時期に走ろうという人はそうそう居ないですよね(笑)。そうとう好きな人か、玄人か。ショップの初走りとしても利用してくたりします。

ヤマモト:そうなんですよね。距離も日程も縁起が良さそうで。新年の挨拶の場としても活用しています(笑)。

小黒:実際には101kmなんですけどね(笑)。もてぎにくればみんなに会えるって感じですね。そして気がついたら17回目。20周年にはなにか面白いことをやりたいですね!

ヤマモト:区切りではなく、もっと継続するという意味ですよね?

小黒:もちろん! スタイルを変えるつもりはありません。エンデューロを開催したこともありましたが、やっぱり個人100kmのロードレースが好まれていますので。ちゃんと乗ってくれる人のためのイベントを続けていけたらな、と。

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小黒迅さん:JBCF事務局にて、JBCF 全日本実業団自転車競技連盟関連のレースも取り仕切る。

例年よりもかなり暖かく、最高のコンディションでスタート。レースは序盤から速いペースで展開。中盤で武井きょうすけ( FORZA・YONEX)、高橋誠(イナーメ信濃山形)の逃げ、さらに20人前後の抜け出しが起こるが終盤には集団が捉える。最終周では武井、高橋、小畑郁(なるしまフレンドレーシングチーム)が集団から抜け出し、スプリント勝負に。武井がスプリントを制す。「本来はタイで合宿中だったのですが、與那嶺(恵理/MTBライダー)のケガによって帰国していたので出場しました」Twitterでは“楽しく攻めて、1勝目!! 今年のTKはひと味違うよW(`0`)W やりますよー!! ”と好調をアピール。確かに強かった。編集部ヤマモトもラスト3周までは集団前方でオンボードカメラによる実走レポートを敢行しました。

ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン 2016 レース映像 1/2

ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン 2016 レース映像 2/2

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最終周に抜け出した武井きょうすけ( FORZA・YONEX)、小畑郁(なるしまフレンドレーシングチーム)、高橋誠(イナーメ信濃山形)が逃げ切りのスプリントに。

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武井が3人のスプリントを制する。中盤からのエスケープなど強さが際立った。

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ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン ホームページ

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