2016年04月26日
JBCF第3戦 南紀白浜チームタイムトライアル&クリテリウム【参戦レポート】
今季第2戦となる伊吹山のヒルクライムレースをスキップし、和歌山県は白浜町の旧南紀白浜空港跡地にて行なわれた第3戦は5回目を数えるチームタイムトライアルと第6回目の白浜クリテリウムという2日間開催のレースに行ってきました。
どちらも比較的得意な分野であり、ロードトリップ的な移動も苦でもないので躊躇なく出場を決定。とはいえ仕事あけからの深夜移動は非常に疲れがたまります。そんな状況でレース行脚をしている選手は少なくありませんから。休憩を含め約8時間かけて会場に到着。E1カテゴリーに出場しているチームメイトもいますのでエールを送りつつ、いそいそと準備を始めます。
このコースは滑走路を往復する平地のイメージですが、やや傾斜があり、さらに高台にあることでもろに風の影響を受けやすいのです。当日も風が強く、上り基調側のコースが向かい風というコンディション。チームTTではこの強い風圧をどう負担するかがキーとなりそうです。1チーム6名参加できるところを、チームからエントリーしたのは5名。さらに当日予定が重なり参加できなくなった選手が1名おり、4名でスタートすることになりました。もちろん上位チームをはじめ、ほとんどのチームはフルメンバーで参加(当たり前のこと)。人数が少ないことはハンディ以外の何者でもないですね。チームは3組目のスタート。風が弱まることを期待しつつも、それも空しく正面やや右側から強い風が吹きつける。
整然とパイロンが並んでいて、もはや環境芸術的ですね。
試走時間はチームTT、Eカテゴリーの個人TTともに同じ時間なので、コースにはTTバイクがこれでもかと溢れていました。
チームTTはゴールして3番目のタイムが計測タイムとなる。力量や熟練度を考慮して1人は温存しながら3人で回す事にしたのですが、あっという間にローテーションが回ってくる。これは6人揃えていないと話にならないですね。個人的には個人TTよりもチームTTのほうが高強度で先頭を引く時間は短め。こういう走りは得意な分野なのですが、非常に疲れました。
というわけで昨年よりも順位を落とし、最終的に16位という結果。チームランキングも大きく下がってしまうのでした…。結果はレース前に決まっていました。しかも翌日のクリテリウムは悪天候によりテントとパイロンが風に煽られフリーダムすぎるということで、中止となるというオチがつきました。全力で帰路につき、アムステル・ゴールドレースをしっかりと観られたのが、せめてもの救いでした。次戦は第5〜6戦、群馬CSCで行なわれる2ステージは気を取り直して!?(おわり)
(写真:KENSAKU SAKAI)
JBCF:http://www.jbcf.or.jp/races/20160426_id=6788
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得