2020年06月08日
▷情報更新 6月10日【富士ヒル x Zwift】Virtual Mt.Fuji Hill Climb 2日間で行われたバーチャルレースを振り返る
Zwift空間の難コースRoad to Skyで行われた上りざんまいの2日間
バーチャル大会開催の発端は、リアルな富士ヒルに向けてオンライントレーニング「FujiHillClimb DOJO」をやろうというのがきっかけ。プラットフォームとして選んだのはZwiftで、ワークアウトメニューがわかりやすく。トレーニングに打ち込みこむには最適と判断したから。
そして監修(Dojoの師範)には日本タイトルをもつチーム右京の畑中勇介選手、ツール・ド・沖縄6勝の高岡亮寛さん(Roppongi Express)、屈指のヒルクライマーである才田直人選手(ヒンカピー・リオモ・ベルマーレ)のお三方。4ヶ月間毎週トレーニングライドを行った。ベースアップ、ビルドアップ、テーパリングと時期によってメニューの内容を変更。新型コロナ禍によってストーリーが向かった先は変わったけれど、バーチャル富士ヒルクライムという最高の舞台に着地することができました。
エントリーをしてくれた数は予想を上回る6回のレースでのべ5594名が参加の意思を見せてくれました。複数回走れるというのも魅力で、2レースでトップを飾ったZwifterも(レースリザルトは後日発表いたします!)。
Zwiftのライブ配信とボイスチャットがトレンドか
そして第2レースではFUNRiDEチャンネルでLive放送も行いました。配信ではZwiftコミュニティからEMUSpeed Clubのみなさんにお力を借りて実現。彼らの力は偉大で、楽しい配信を行うことができました。栗村修さん・高岡さんのゲスト解説でZwiftを知らない人の耳にも届いたのではないでしょうか。
また走りながらボイスチャットで繋がるという楽しみ方も広がりを見せています。ポピュラーなのはディスコードというゲーミングアプリで、音声が遅延しないのが特徴ですね。おためしあれ。
熱心に取り組むサイクリストのみなさんのおかげでこの大会が成り立ちました。この場を借りてお礼申し上げます。
eJBCFのエキシビジョンも大変な盛り上がり!
筆者もみなさんの記録をまとめるために6回走ることに。タイムは大したことありませんが、5回目のタイムがよかったのは、JBCFによる2度目のLive配信を見ながらだったから!?
全6レースでこの第5レースは1225名のエントリーを集めるもっとも人気のレースになりました。日本人ライダーがたくさんいると嬉しいし、燃えますね!
Jproツアーからは10チームが参加し、各チーム1名が代表で10選手がスタート。一般エントリーでもJproツアーライダーが走っていて壮観でした。なんとDojo師範の畑中勇介選手がJproツアーライダーのトップタイム! シナリオ通りというのはこのことですね。
思わずペダルに力が入ります。配信のおかげで時間が経つのはあっという間にフィニッシュラインを超えました。
トップZwifterとして有名なT.IKD[ZWC] こと池田隆人さんも第5レースに参加。「ベストタイムには遠く及ばず、また地道に積み直します!」とのことでしたが、全体で2位という流石の結果。もっともっと強くなることでしょう。
リアル大会が中止・延期となり、厳しい意見もいただきました。そんな中でのバーチャルイベントの開催は、本当にいいのだろうか、という葛藤もありましたが、多くの協力者の皆様に支えられて、なんとか形にすることができました。ストレス解消に、またもうひとつのMt.富士ヒルクライムとして、皆様の思い出の片隅に残すことができれば幸いです。
結果はのちほど発表します。
まとめ:山本健一
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。