2016年11月30日
【FUNRiDEトレーニングキャンプ VOL.5 千葉競輪場】レポート
去る11月19日(土曜日)、千葉競輪場を会場として、FUNRiDEトレーニングキャンプを実施しました。5回目を数えるミニイベントですが、毎回いろいろな取り組み、そしてコーチ陣で皆さんをお迎えしています。
今回は安藤隼人さんが代表を務めるスマートコーチングの気鋭、山口大貴さんがコーチを努めました。彼は大学時代に陸上の幅跳びから自転車競技へ転向し、わずかな期間で全日本タイトルを取得した人物です。もともと陸上競技のエリートでしたが、まったく畑の違う自転車競技で結果を残すという優れたセンスを持っています。
天才肌ではあるものの、コーチとしてのスタイルは初心者から上級者まで対応できる柔軟性をもっていて、若くしてとてもわかりやすい指導を行なってくれるコーチである、と感じています。
当日は広大な千葉競輪場(国内でも最大級の500m規格のバンクで、バンク内の広さも圧倒的なのです)を用いて、ペダリングの基礎から集団走行までみっちり実習する予定でしたが、まさに気持ちよいくらいの土砂降りに見舞われて、野外での講習はやむなく中止となりました。スマートコーチングは野外はもちろん、屋内での座学中心の講習も得意としています。急遽、千葉競輪場の会議室を拝借し、座学中心の講習会に変更し実施を決定。参加者はやや減ってしまいましたが、少数精鋭のレッスンはとても内容濃く実施できたと思います。
真っ赤な絨毯張り、ドーム型の天井で照明もこだわった高級感のある会議室。ここで自転車を持ち込み、豪華な講習会の開始です。お集りいただいた皆さんに変更した内容を説明し、午前中3時間のメニューを大型ビジョンを用いたスライドを展開。さらにグループワークとしてペダリング方法や、集団走行の基礎を実施。参加者同士が考えて集団走行のローテーションを学んでいく姿はまさにコーチングそのもの。講習会が終わる頃には、すっかり打ち解けました。
雨もすっかり止んだわけではありませんが、バンクが乾けば走れる! ということもあり期待が膨らみもしましたが、やはり天気には敵わず。そこで競輪場スタッフによる場内を歩いて回る見学会を実施し、走れなかったものの見学に繰り出した好奇心あふれる参加者の皆さんは満足されたもようでホッとしました。
午後2時をもって全行程を終了。次回は晴れるように【もっと】祈りを天に捧げます。
次回は12月11日(日曜日)に同じく千葉競輪場にてトレーニングキャンプ VOL6を実施します。
詳しくはこちらを参照ください。
https://moshicom.com/3747/
また皆さんにお会いできるのを楽しみにしております
FUNRiDE一同
写真:編集部
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得