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2016年07月28日

自動車教習所でテクニックを学ぼう ~サイクルテクニックスクール@向ヶ丘自動車学校~

7月18日(月・祝)、自動車学校を貸し切り、サイクリストのスキル向上を目的とした「サイクルテクニックスクール@向ヶ丘自動車学校」がスマートコーチング主催で初開催されました。
午前午後の2部制で実施された本スクールには100名を超えるサイクリストが参加。当日のイベントの模様をお届けします。


大勢のサイクリストが集まり、並走や集団走行などを思いっきり練習できる場所というのは、なかなかないもの。そこでスマートコーチングの安藤代表が目をつけたのが、自動車学校だった。
今回、向ヶ丘自動車学校の協力を得て、イベントを初開催。今後は都内そして、全国に数多くある自動車学校を借りて、同様のイベントを実施できればと安藤代表は話す。
本スクールは午前と午後、それぞれ3時間のスクールを実施。教習所室内でのブリーフィングを経て、実際に教習コースを走行した。

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まずは涼しい学校内でブリーフィングを行った

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これから同じグループでレッスンを受けるメンバー同士、自己紹介で打ち解ける

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両腕をフォークに見立て、ホイールの回転スピードの違いがハンドリングにどのような影響を及ぼすのかを学ぶ


実技は、上級・中級・初級・女性と4つのクラスに分かれて実施。小室雅成さん(ウォークライド)や才田直人さん(リオモベルマーレレーシングチーム)、西加南子さん(ルミナリア)など豪華な講師陣がそれぞれのクラスを受けもった。
実技は“まっすぐ走る”ことや“しっかり止まる”といった基本的なことから、集団で走る時に必要な声掛けやハンドサイン、最後はレースを想定しての集団ローテーションと充実の内容。
場内には自動車教習のために細かなコーナーがいくつもあり、また大外には大周回もあるため、テクニックを学ぶには絶好のロケーションであった。

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西加南子さんにアドバイスをもらいながら急制動の練習中

 

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集団で走る際は、声を出してまわりに状況を伝えることが大切。まずは、自転車から降りて声だしの練習

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片手を離してもまっすぐ走れるように、重心を意識する

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フリップを見せながら、練習内容をレクチャー


当日は真夏日となり暑さが厳しかったが、参加者はみな熱心に講師の説明に耳を傾け、実際バイクに乗って、自分の身体の使い方を確認していた。スクールが終わるころには、2列並走の集団走行をどのクラスも見事にこなすようになっていた。
「腕の力を使わずとも、首の向きひとつで、自転車の走行方向が変えられる。座り方ひとつで、腕や肩の力が抜けてまっすぐに走れる。余計な力をかけない“身体の使い方”で、自分のライディングスキルがぐっと向上したことが分かり、新鮮でした」(田中さん・初級クラス)と参加者も普段走る機会のない自動車学校でのスクールに満足していたよう。
自転車に乗るうえでのスキルを基礎から学べる機会はなかなかないもの。ぜひ次回開催は参加してみてはいかがだろうか?

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大外の大周回を使っての並走練習。なるべく二人の距離を縮めながら走る

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細かなコーナーが連続するジムカーナ―コースでタイム計測も行った


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今回イベントを主催したスマートコーチングの安藤隼人代表

スマートコーチング:http://www.smart-coaching.jp/index.html

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