記事ARTICLE
  • 記事
  • 機材・インプレッション

2016年10月24日

【LEZYNE】スーパーGPS テスト&チェック

レザインが満を持してリリースしたGPSシリーズ。スーパーGPSのデモ機が届いたのでさっそくテストしてみた。
まずは外観から。黒塗りのボディは樹脂でコンパクト。そして軽量に仕上がっていて、実際に手に取ってみると想像するよりもずっと軽い印象だ。操作ボタンは左右側面に2カ所、計4カ所に配置される。タッチ感はやや強くプッシュする。マウントがバイクにしっかりと固定されていれば操作はしやすい。正面を見て右側のMENUとLAPはスクロールを兼ねている(側面から見ると矢印が記されている)。左側はEnterとリターン。リターンは主電源、Enterはバックライトを兼ねている。

主電源をONにするとオリジナルの起動音とともに画面が立ち上がる。すぐにGPSとペアリングしているスマートフォン、デバイスとリンクを始める。スムーズな動きでストレスがない。起動画面では接続しているスマートフォン、デバイスのアイコンが表示される。スクリーン表示は2〜4項目に切り替えられる。最大5ページまで作成できる。一定間隔で表示が変わるが、11秒ほどでローテーションしている。
走行データページ→ナビゲーション→デバイス管理画面と表示は移り変わる。

supergps

SUPER GPS/価格は16,800円(税抜)

 

IMG_0785
G社GPSコンピュータとの大きさ比較。ボディとスクリーンはひと回り小さい。

IMG_0781
全高は、G社GPSコンピュータと比べてややスーパーGPSのほうが高い。

使用感としては速度やパワー変動のレスポンスもよく、とくに問題は見当たらない。昨今のサイクルコンピュータを利用した実績の上で求める妥協点はまずクリアしている。スクリーン表示では4項目となると見にくいと感じる人もいるかもしれない。ドットは細かい印象はあるものの、文字の大きさなどは適当である。 

IMG_0786

ただコースの一部でパワーデータに干渉する場面もあった。が、システムのアップデートで改善することができるはずだ。日本語表示もアップデートを進めるということ。
データ管理を行なう無料サイトやアプリケーション、ストラバ連携とGPS機能に加え付加価値があるのはうれしい。スマートフォン連動により、手動でもデータのダウンロードは非常に簡単。
本体を専用マウントへ着脱するときだけ、序盤はてこずった。固定力は十分に高く、誤操作で外れてしまうことは皆無と思えるくらいしっかりと固定される。4つのアームがマウントにしっかりと接続される。外し方は手のひらでコンピューターごと上からグッと押すと外しやすく感じた。

充電とデータの直接転送は画像でみて下部にあるマイクロUSB接続口からケーブルを挿入して行なう。バッテリーの持ち時間は24時間でショートスパン(機種によって異なる)ではあるが、デバイスの充電慣れしたご時世では特に問題視されることではないと言える。

使用してみるとバリュープライス以外のなにものでもないと感じた。性能を加味すると超リーズナブルなGPSコンピュータだ。すでにGPSサイクルコンピュータをお持ちの方でもうっかり(買ってもイイかな)と思わせる外観のフォルム、そして価格。次に使うGPSコンピュータとしてもいい。また初買いのユーザーにもオススメできる、とても扱いやすい操作だ。ショップでバイクを購入したらサイクルコンピュータも絶対に欲しい。このGPSならバイク、あるいは別のアクセサリーへの投資配分をより高く設定できる。
デバイスにはアプリありき、というスタイルを強く感じさせる。商品自体の性能はもとより、選ばれるためには拡張性がキーになるだろう。

動画はこちら!

(写真/編集部)

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする