2020年03月03日
【ELITE 】DIRETO X と目指す富士ヒル自分史上最高記録 その1
10年前の自己記録を目指す
FUNRiDEなどでライターとかをしている山本がいろいろと長期テストしていく2020年の壮大な企画をスタート。
自転車で走ることが主な趣味なんですが、どちらかというと競技志向。その中でヒルクライムは滅法苦手でどちらかというと敬遠しています。でも自己記録に向けてっていうなら、目標としては達成可能なレベル。みんな違ってみんないい。
で、それも富士ヒルでの自己記録を目指すという、企画を勝手にスタートしてみようと思います。今でこそ大した記録ではないですが、たしか1時間6分ほどで走っていたと思います。70kgオーバーとしては頑張った。ということはやっぱり目指すはゴールドのフィニッシャーリングということでしょうか。ちなみに昨年は手元の時計で1時間13分ほどだったので、別人レベルに仕上げる必要があります。うえっ。
まずトレーニングを見直す必要がありますが、ようやく後厄が終わった直後で体質も変化するお年頃、どううまく付き合うのかがポイント。壮年といえども減量が捗らないものですが、“痩せる薬ないですかね〜”と医師の友人に尋ねると「食わなきゃいいの」と食えない返事。結局それが良薬なんですがね。
さて、本題ですが忙しいフリをするのに忙しく、時間があまり取れないので室内トレーニングが主な練習場となります。そこで注目するのが、室内トレーニング環境でしょう。
活動する地域も都心ということもあり、交通インフラがなかなか練習環境としてはマッチしません。もちろん外でトレーニングするのがいいですが、トラブルも考えられます。忙しいフリ(くどい)をすべく色々と時短をしたいもので、質の良いトレーニングが“屋内で”できるならそれでもいいよね。
室内トレーニングに革命をもたらしたのが、オンライントレーニングプラットフォームのZwift。全世界で55万人のユーザーがいるということで、ますます拡大の一途をたどることでしょう。このZwiftの魅力を最大限に引き出すには、それなりの設備が必要になりますね。
・心拍計測用のトランスミッター
・パワーが計測できるスマートローラー
ひとまずこれだけ。滴る汗から床を守るためのマットや、タブレットやPCを置くスタンドなどがあれば、環境は整いますが、上記の2つさえあれば、オンライントレーニングを行うことができます。スピードと心拍数が取れれば、できないことはないですがやはり物足りないです。
スマートローラーも決して安い買い物ではないので、じっくり選びたいところ。ハイエンドモデルはもはや自転車1台分の価格に近いものがあるので、悩みますよね。筆者としてもハイパワーは出せないし、急勾配を攻めるのかといったら否。現実的な上りにフォーカスしている、と考えると、リーズナブルなELITE DIRETO Xに落ち着きました。1800wとか出ないし。
バリュー・フォー・プライスのスマートローラー / ELITE DERETO X
フリーボディはシマノがデフォルト。※カセットスプロケットは付属せず。カンパニョーロ10/11スピード用フリーハブボディは別売。
ELITE DIRETO X(ディレートX)の公式ページはこちら
スペック
設置サイズ:650×840×550mm
収納サイズ:650×300×550mm
重量:約15kg
自動負荷・最大再現勾配18%
付属品:ライザーブロック
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、パワー値を送信)
光学センサー式パワーメーター内蔵(誤差±1.5%)
130-135mmQR、135-142mmTA 対応
my E-Training:1年間無料利用ライセンス付
税抜価格:¥112,400
スマッシュヒットした前作を、2020年モデルとしてブラッシュアップしたのが当モデル。
上位モデルである高精度なドライヴォII(公式ページ)で培ったものがディレートXや、TEAM UKYOも使う主力モデルのスイート(公式ページ)へ落とし込まれています。なるほど、セカンドグレードでも高いスペックなわけなんですね。
「精度と自動負荷機能を大幅にバージョンアップ」これはありがたい。
“電子制御マグネティック負荷ユニットはさらに改良され静寂性を強化しながらも18%もの登板負荷を再現。そして本体に内蔵された光学トルクセンサー式パワーメーターは、誤差±1.5%という高精度で測定可能”。
室内は温度差が少ないはず(いつでも冷房MAX)なので、むしろ安定感は担保できます。
でも高精度なデータがそもそも取れるってところに頼り甲斐があります。
住宅事情で高ポイントとなる静かさにも期待!
スペック上ではプライス・フォー・バリューを感じます。実際に使ってみてどうでしょうか? 楽しみ!
ELITE純正の高機能トレーニングアプリ「my E-Training」を1年間無料で使えるライセンスも付属も素晴らしい。ワークアウトに最適なプランが盛りだくさんですね。
そんなわけで、ELITE DIRETO X(ディレートX)でどこまでパフォーマンスを戻せるか。アンチエイジング! 乞うご期待。
関連URL
ELITE DERETO X /カワシマサイクルサプライ:https://www.riogrande.co.jp/brand/node/2437
Mt.富士ヒルクライム公式ページ https://www.fujihc.jp/
FUNRIDE FACEBOOK:https://www.facebook.com/funridepost/
Zwift https://zwift.com/ja
Zwift Japan Official Club:https://www.strava.com/clubs/gozwiftjp
TEAM UKYO http://www.teamukyo.com/
写真:小野口健太
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得