2016年02月13日
世界に先がけ日本独占開始 キャノンデール カスタムラボ
キャノンデールがカスタムオーダーシステム「CUSTOM LAB」を世界に先がけ日本のみで開始することを発表した。
2月3日(水)に行われたローンチパーティのプレゼンテーションにてキャノンデール・ジャパンの池田社長は、今回のカスタムオーダーシステムが日本独占の先行開始であることを強調。その理由として、生産拠点である台湾からの地理的アドバンテージとキャノンデールグループにおけるキャノンデール・ジャパンのプレゼンス(影響力)の高さを挙げていた。
カラーオーダーに関してはトレックやブリヂストンアンカーなどいくつかのメーカーですでに導入されており、キャノンデールのサービスは後発であるとしたうえで、以下3つのポイントに留意してサービスを作り上げたとの説明があった。
1.パーツアクセサリーの幅広い選択肢
2.キャノンデールらしいインターフェイスの構築
3.手の届く価格での提供
とくにインターフェイスデザインに関しては、開発メンバーがスニーカーやTシャツから自動車まで、さまざまな業界のカスタムサービスを実際に体験し、研究したうえで、使いやすく、ユーザーがワクワクするようなデザインを構築したとのこと。
また、自身のパソコンやスマートフォン上でもカスタムサービスは利用できるが、オーダーに関してはあくまで正規販売店からのオーダーのみを可能としている。それは、このシステムを用いることが、ユーザーとショップとの信頼関係構築のきっかけになればと考えているからだ。
CUSTOM LABの第1弾はSuper Six Evo Hi-MODの完成車モデルのみ。カラーは全9色。デザインはプレーンデザインまたはイヤーデザインから選択が可能。トップチューブへオーナーの名前を入れることもできる。既存の完成車モデルから同スペックのパーツ構成であれば約6万円のアップチャージでカスタムオーダーバイクが手に入る。
納期に関しては、正規販売店からのオーダーから正規販売店へ納品までを約1カ月で行う。このスピード感にもキャノンデールは自信をのぞかせる。
今後は2017年モデルの発表のタイミングを目途にフレーム単体でのシステム利用も可能となる予定。また、今回のサービス開始後の反応を見て、Super Six Evo Hi-MOD以外のモデルへの拡大やカスタムバリエーションの拡充も検討していくとのこと。
正直今回発表されたカラーやパーツのバリエーションでは、選択肢の幅がまだまだ少ないように筆者は感じた。しかしながら、キャノンデールが5億円もの設備投資をしたカスタムシステムを日本先行で使えるということは、我々日本のサイクリストの声が今後の展開に反映される可能性が大いにある。
これからの展開が楽しみなサービスがまたひとつはじまった。
なお、本サービスは2月22日(月)より開始される。まずはお手持ちのパソコンやスマートフォンでキャノンデールこだわりのカスタムデザインシステムを体験してみてほしい。
CUSTOM LAB 公式サイト⇒ http://cannondalecustomlab.com/ (2016年2月22日開始)
プロモーション動画⇒ https://www.youtube.com/watch?v=MxDMF47DV-8
ローンチパーティでは色とりどりのSuper Six Evo Hi-MODが参加者を迎えた。カラーによってはグロス仕様とマット仕様を選べるものも
カスタムオーダーではオーナーの名前ラベルをトップチューブに入れることも可能。上からクリア塗装するか、シールタイプで個別に納品するかを選べる
会場では実際にCUSTOM LABの世界を体験することができた。自身のデバイスからのオーダー後も販売店でのコミュニケーションでパーツ構成を変更することもできる
正規販売店に置かれる予定の、CUSTOM LAB専用のマシンからもカスタムとオーダーが可能となる
ゲストとして登場した安田大サーカスの団長安田さんもCUSTOM LABを実際に体験し、楽しんでいた
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。