2017年01月07日
【TOKYOエンデューロin彩湖】2016プレイバック/4時間エンデューロ編
ひきつづき、2016年のTOKYOエンデューロを振り返る【プレイバックその2】をお届けします。
タイムトライアルジャパンが終わったら、いよいよ4時間エンデューロの始まりです。TOKYOエンデューロin彩湖はソロの部を設けておらずチーム戦のみ。2〜4人のチームを組んで走ります。
昨年はエンデューロ男子のうち、2人チームは290組、3人チームが543組、4人チームが336チーム。
エンデューロ女子では2人チームは14組、3人チームが15組、4人チームが16チーム。
エンデューロ男女混成では2人チームは44組、3人チームが90組、4人チームが200チーム。
エンデューロファミリーでは2人チームは12組、3人チームが3組、4人チームが8チーム。およそ1700人のサイクリストが集結しました。
この4カテゴリーそれぞれで順位を競います。人数が多いほうが有利なのでしょうか? あるいは交代数が少ないほう? いずれにしても順位を競うならピット交代のタイミングが重要になってくるでしょう。トランジットタイムをどう処理するかフォーミュラーカーのピットに近い印象ですが、交代後にメイン集団へジョインできるように戦略を立てるのが基本的な戦略といえますね。
同じような位置を走っていて、メンバーの脚が揃っていそうなチームに声をかけて、同時に交代するといった共闘をするというのも良い手段です。ライバルも道中は心強い仲間というワケですね。走っている展開によって交代回数を調整する、といったことも臨機応変に行なっていく必要もありますね。
さて、彩湖のコースをおさらいしてみましょう。こんな感じの約5kmです。
コースは昨年と同様で彩湖を回る約5kmのコース。コースプロフィールの(A) からスタートして反時計回りとなります。上り坂は3カ所(各標高5m)あり、短いながらも勾配はそれなりにあるので思ったよりも走り応えがありますよ。
(E)にはバンプが設置されている。越えるときは荷重を後輪へかけるようにしてフロント側への負担を減らすと同時に衝撃による疲労も最小限にしたいところ。集団で走っている場合はコース前方が見えづらく、確認が遅れる場合もあります。例えるなら集団は1つの生きもののようなもの。できるだけ声掛けしてスムーズな集団走行を心がけましょう。
自転車レース、もちろんエンデューロイベントでも他者との協力あってこそ心地よいスピードが維持できるというもの。つまりは集団走行ですね。順位は競っているものの道中は仲間と同じです。同じグループで走っているときは良きライバルとしてお互いをリスペクトし、コミュニケーションを取りながらライドするとよいスピードが維持できます。
寒さ対策は万全に!
三寒四温の3月。暖かい日と冬の1日が混じりあう季節。いずれにしてもやっぱり朝はとても冷えます。イベントごとは朝も早いので防寒グッズはMAXで用意しておくといいでしょう。備えあれば憂いなし。暑かったら脱げば良いんです。
サポートライダーのジェントルな走りを間近で
例年プロチームの皆さんが集団のスピードをコントロールしてくれます。そのライディングスキル、ペダリングはまさしくプロたる所以。間近で走れる機会もそうそうありませんので、ぜひこの機会に彼らの華麗な走りと、頼もしいスピードコントロールの恩恵に授かってみましょう。当イベントはシリアスライダーとファンとの交流の場でもあります。走り方の質問など、気軽に話しかけてみてくださいね。
ささ、昨年の様子を振り返って、TOKYOエンデューロの準備を進めましょう。今回はどんな走りをしたいですか?
リオモ・ベルマーレ監督、元プロサイクリストの宮澤崇史さんがペースコントロールに加わってくれました。とても贅沢ですね!
2016年はロードにシクロクロスに大活躍の弱虫ペダルサイクリングチームもペースメイクを行なってくれました。シーズン開幕1週間前のお披露目です。
やまめ工房の堂城賢さんがサイクルクリニックを開催。毎年人気のコーナーです。
4時間エンデューロ 男子の結果は、33周で約165kmを走った佐藤 洋輔さん、吉田勝彦さん(山下ゴム 爺と中2/中央)が優勝。2位は城所 祐太さん、近藤 亘さん(横浜緑区夜錬KK/右)、3位はWood Andyさん、山田 雄典さん(じょんのびTIME/左)。3位までの差はわずか8/100秒という僅差なのでした。
華やかな4時間エンデューロ女子は高瀬 英子さん、城内 はるみさん、西形 舞さん(群馬自転車女子部赤城/中央)が29周/約145kmで優勝! 2位には佐藤 智子さん、川端 真衣さん、佐野 馨さん、小倉 のぞみさん(ピアチェーレヤマ 花/右)、3位には栗原 裕美子さん、新沢 麻耶子さん(群馬自転車女子部榛名/左)。
4時間エンデューロ男女混成ではびくとりあ こりんすさん、こすきねん とーますさん(TCC/中央)が32周で優勝しました。2位には雑賀 大輔さん、戸井田 敬子さん(ねこ人間(肉食系)/右)、3位には本田 竜介/盛永 母映(F(t)麒麟山/左)。いずれも同一周回(32周/160km)という熱戦が繰り広げられていました。
ファミリーの部では東 智博さん、東 香那子さん、東 祐輝さん((@°?°)けろ~ん)が29周を走り優勝、2位には安斎 裕幸さん、安斎 優希さん(境湘レーシング)が26周、3位には浦久保 翼さん、浦久保 恒介さん(チームけろっぴJr.)が23周という結果で入賞されました。
そして大会の締めくくりは恒例のキッズレースが行なわれました。ベップ、アラシロのように成長して世界で活躍する選手がこの中にいるかもしれない!
(写真/小野口健太)
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東京エンデューロ2017 in 彩湖公式ホームページ
http://www.tokyoenduro.jp/saiko/
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FUNRiDEトレーニングキャンプVOL.7
【TOKYOエンデューロin彩湖】試走会&走行のイロハ も参加者募集中!TOKYOエンデューロ2017in彩湖の試走会を実施します!
コースのポイントを確かめつつ、周回走をしましょう。またイベント当日までの準備やイベントを楽しむコツなども教えちゃいます。
集まったメンバーで安全に集団走行ができるようなレッスンも行ないますよ!
今回のコーチはスマートコーチングの山口大貴さん。【概要】
日時:1月29日 9:00〜
場所:埼玉県戸田市 彩湖・道満グリーンパーク詳しくはこちら ⇒ https://moshicom.com/4371/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。