2019年05月04日
【チームユーラシアーIRCタイヤ】サイクリングアカデミー開催〜高木秀彰サポートプログラム始動〜
このアカデミーを主幹するチームユーラシア-IRCタイヤの橋川 健監督より、コメントが届いています。
チームユーラシア-IRCタイヤ サイクリングアカデミー
男子ユース選手(U17 及び、U19)の夏休み期間中の欧州遠征について「チームユーラシア-IRCタイヤ サイクリングアカデミー」(JCF強化パートナー事業)も5年目を迎え、これまで60名以上のユース選手のサポートを行い、10名の強化指定選手を輩出しています。
サイクリングアカデミーではレースに参戦するだけではなく、集団内での位置取りやトレーニングの組み方、またトレーニング、レースに関わらず走行中の事故を低減させるための指導に力を入れています。
また今年より「高木 秀彰 サポートプログラム」が行われ、欧州レース経験の無い(ナショナルチームでの活動は除く)選手を対象に参加費用の一部もしくは全額をサポートします。
過去の参加者のコメント
2015年~2017年まで高校3年間毎年参加し、現在EQADSに所属しナショナルチームメンバーとしても活躍している蠣崎 優仁選手
写真提供 Takagi Hideaki
2017年の高校選抜を走る蠣崎優仁
高校の3年間の8月は、毎年必ずアカデミーに参加させていただきました。初めてベルギーのレースを走った時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。日本とは「レベルが違う」のではなくて、「全く違う種目」なのだと感じました。ジュニアカテゴリーに上がった後も、ナショナルチームの活動がハードではありましたが、1レースでも多くヨーロッパで走りたいという思いで、アカデミーに参加させていただきました。
サイクリングアカデミーは、自分のキャリアに素晴らしい経験値を与えてくれました。
簡単には実現できない、ヨーロッパでレースを走る機会を与えてくれたサイクリングアカデミーにとても感謝しています。
これからヨーロッパでプロの自転車選手を目指すジュニア・ユース選手にはぜひ、 サイクリングアカデミーでチャレンジして下さい!
「高木秀彰サポートプログラム」
写真提供 Yuya Yamamoto一昨年10月に急逝されたフォトジャーナリストの故 高木秀彰氏は、日本の自転車競技の発展を願うと共に、「若い選手を応援したい」という強い意志で、国内のUCIレースやJプロツアーのみならず、地方のローカルレースや学連、高体連のレースまで多くのレースを取材し、若い選手の活躍を世に発信し続けた。
このプログラムは高木秀彰氏の遺志とご家族のご意向により、「若い選手の育成に役立てて欲しい」とチームユーラシア-IRCタイヤの活動への寄付とともに、その全額を「サイクリングアカデミー参加者へのサポート」として運用される。
「サイクリングアカデミー」は、ジュニアやU23の強化指定選手が多く輩出されるなど若い選手の意識改革、強化に繋がっている。チームユーラシアのみならず、国内クラブチームや高体連に所属する選手のエントリーも多く、若い選手やチームの共同体として欧州のレース活動を続けている。
しかし、航空運賃代、滞在費、レースエントリー代等の個人負担が大きいため、金銭的な理由で参加を見送る国内トップの高校生が存在しているのが現状だ。そこで「高木秀彰サポートプログラム」によって、対象選手の遠征費用の一部もしくは全額をサポートを行う。
サポート対象者
・全国大会もしくは相当するレースで入賞もしくは優勝しているジュニア男子選手(2001年1月1日~2002年12月31日生)
・ヨーロッパ参戦経験のがない選手(ナショナルチームの活動を除く)申請用紙を請求の上、必要事項を記入し申請用紙提出期限である5月10日までにお申し込みを。
サポート対象者がいない場合及び寄付金が余った場合は、翌年に繰り越すとのこと。
参加するレースについて
出場するレースにつきましてはU17(2003年1月1日~2004年12月31日生まれ)及びU19(2001年1月1日~2002年12月31日生まれ)のカテゴリーが対象。
スケジュール
インターハイの開催時期を考慮し7月20日前後出国のグループと8月5日以降出国のグループに分けられる。
レース数は、U17はMAX2レース/週、U19はMAX3レース/週と規則があり、約2週間の滞在でU17は4レース)
U19は5レースを予定している。
遠征までのタイムテーブル
|
期限(日程) |
担当者 |
内容 |
1 |
5/8 |
選手 |
申請用紙の送付依頼 及び お問い合わせ |
2 |
随時 |
チーム |
申請書(白紙)及び誓約書(白紙)の送付 |
3 |
5/10 |
選手 |
申請書送付期限 Eメールにて送付(この段階では誓約書は不要です) |
4 |
5/13 |
チーム |
選手のセレクション |
5 |
5/13 |
チーム |
サイクリングアカデミー 参加の可否の通達 |
7 |
至急 |
選手 |
参加決定後 国際ライセンス 及び 国際競技大会参加許可証の申請 |
8 |
至急 |
選手 |
参加決定後 パスポートの申請(持っていない選手) |
9 |
5/17 |
選手 |
誓約書の記入及び返送 |
10 |
5/24 |
選手 |
支度金 15万円の送金手続き |
11 |
6/15 |
チーム |
チケットの手配 参加費の決定 |
12 |
出国前 |
選手 |
参加費の残金のお支払い |
13 |
出国前 |
選手 |
海外旅行保険への加入(チケットを確定後~出国前まで) |
|
|
選手 |
遠征 |
参加費(参考代金)
25~30万円
(約2週間の生活費、活動費、航空運賃代金実費(15~25万円)含む 遠征の時期によりチケット代金が大幅に変わるが、可能な限り効率的に低予算で実現できるよう配慮される。また今後の為替等の影響で参加費も変わってくる可能性があることをご了承いただきたい)
参加人数
7月出発グループ U17とU19合計4~6名
8月出発グループ U17とU19合計4~6名
申し込み期限
5月8日 申請書送付依頼期限
5月10日 申請用紙送付期限(メールにて)
サイクリングアカデミーへの参加の可否は「申請書」により申込みの完了後に、選考を行う。
選考に通ったのち、誓約書への記入及び送付。
正式にメンバーが決定されます。
申請書の送付の段階ではまだ参加の決定していないので注意すること。
問い合わせ及び申請用紙の請求先
teameurasia2009@gmail.com (橋川 健監督宛)
チームユーラシア―IRCタイヤ サイクリングアカデミーに関する情報は以下のリンクより
http://teameurasia.hatenablog.com/archive/category/Cycling%20Academy
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。