2020年02月29日
【速報】2020UCIトラック世界選手権大会 梶原悠未選手オムニアムで悲願の金メダル獲得
2月26日から開催されている東京五輪出場枠をかけた2020UCI世界選手権ドイツ・ベルリン大会において、梶原悠未選手が女子オムニアムで悲願の金メダルを獲得した。同種目で日本人選手の初の快挙となる。
UCI世界選手権において金メダル獲得は 他種目を合わせると1987年オーストリア大会の本田晴美、俵信之以来33年ぶりとなる。
梶原悠未選手コメント「すごく嬉しいです!! 東京オリンピックでも金メダルを獲れるようにもっともっとトレーニングしていきます!」
梶原選手はこの後29日土曜日に実施されるマディソンにも出場する予定(マディソンは東京五輪新種目)
The Women’s Omnium podium at #Berlin2020 ! ?
? @Yumi_Kajihara ??
? @LetyPaternoster ??
? Daria Pikulik ?? pic.twitter.com/0ocTdBWKL9— UCI Track Cycling (@UCI_Track) February 28, 2020
Historic day for Japan ?? as @Yumi_Kajihara secures their first-ever GOLD medal in the Women’s Omnium!#Berlin2020 @UCI_Track pic.twitter.com/Kq1psNUk2A
— UCI (@UCI_cycling) February 28, 2020
UCI世界選手権でのメダル獲得は、2014年ジュニア世界選手権女子ポイントレースで2位(銀メダル)依頼の快挙。
UCIトラックワールドカップ2017-2018のオムニアムでは2大会連続の金メダルを獲得していた。
昨年の世界選手権オムニアムは4位。終了後のFUNRiDEによるショートインタビューでは、「レースの光景でトップ選手とメダル争いに加わっている自分自身の走っている姿を見ると、手応えをつかみましたし、それが自信につながりました。
オリンピックでメダルを取るという想いもさらに強くなりました。それが夢ではなく、現実的な達成目標として掲げられるようになりました」と語っていたが、その1年後に目標を達成し、金メダル獲得が現実となった。
共に戦った日本チームスタッフ
母と子、二人三脚で勝ち取った勝利。2月29日が誕生日だという母への最高のプレゼントとなった。
当然、東京オリンピックではメダルの期待がかかるが、さらに調整を重ねて大会に望んでほしい。
梶原 悠未(かじはら ゆうみ)
JCF登録:茨城県
所属:筑波大学
生年月日:1997年4月10日 155㎝/53㎏
出身校:筑波大学附属坂戸高等学校(埼玉県) → 筑波大学
過去の主な戦績
UCI World Championships |
順位 |
|
27-Feb-19 |
UCI Track Cycling World Championships presented by Tissot – Women Elite – Omnium – General Classification |
4 |
World Cup |
|
|
8-Dec-19 |
2019-2020 Tissot UCI Track Cycling World Cup IV – Women Elite – Omnium – General Classification |
1 |
1-Dec-19 |
2019-2020 Tissot UCI Track Cycling World Cup III – Women Elite – Omnium – General Classification |
1 |
10-Nov-19 |
2019-2020 Tissot UCI Track Cycling World Cup II – Women Elite – Omnium – General Classification |
4 |
Continental Championships |
|
|
21-Oct-19 |
2020 Asian Track Championship – Women Elite – Omnium – General Classification |
1 |
National Championships |
|
|
22-Sep-19 |
Japanese Omnium National Championships – Women Elite – Omnium – General Classification |
1 |
オムニアムについて
4つの種目の合計ポイントにより順位が決定され、1日の内に4種目を実施する
実施順は下記の番号通り
1) スクラッチ・レース 10 km,男子エリート 7.5 km,女子エリート 7.5 km
2) テンポ・レース 10 km,男子エリート 7.5 km,女子エリート 7.5 km
3) エリミネイション
4) ポイント・レース 25 km,エリート男子 20 km,エリート女子リオオリンピックまでは2日間開催だったが、ルール改正により4種目1日開催となった
2012年ロンドン五輪大会からオリンピック正式種目
陸上の十種競技とも形容され、ゲーム性が高く大逆転チャンスもあり
トラックの人気種目である
写真:JCF
関連URL:https://www.uci.org/track/events/uci-track-cycling-world-championships-presented-by-tissot
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。