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2015年12月03日

Rapha スーパークロス野辺山に行ってみた

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Rapha スーパークロス野辺山

プロもアマチュアも楽しんだ運動会

 標高1350m、11月末、野辺山。それだけで寒さ嫌いな人は悪寒がしてしまうだろう。滝沢牧場で行なわれた6回目のシクロクロスは、走って、観て、食べて楽しめるイベントだった。寒さでいえばストイックだけど、ここは一言でいえば、シクロクロスの運動会のような雰囲気だった。UCIレースに参加するプロからアマチェア、そしてキッズまで揃えた幅広いカテゴリーで、それぞれの舞台で健脚を披露する。

 雑感でいうなら、このイベントは多くの人に支えられている。自転車が好きなイラストレーター、WEBデザイナー、フリーカメラマンなどそれぞれの分野や役割を活かした地道なサポートを行なっているようだ。また、お世辞にもレース会場として広いとはいえないフィールドながらもプレスの多さに目を見張る。紙媒体、WEBメディア、ツイキャスなど多くの媒体が情報発信をする。これもまたロードレース会場はあまり見られない光景だ。

会場の作り込みには脱帽する。滝沢牧場という地の利を活かしRaphaの世界観を具現化している。ロードレース会場よりもゆったりとした空気が流れ、ケータリングも多く出展し、良い香りが会場を包む。さらに地元で獲れた新鮮な野菜なども売られる。できるだけ野辺山にお金を落としたいと考えるなら手ぶらで来るのが正解だ。個人的にはどんなイベント会場よりもフワフワと居心地が良い場所。野辺山は、これから日本で行なわれるべきシクロクロスイベントのベンチマークといえる。

そんな作り込みのなされた場所なので、いうまでもなくどのカテゴリーのレースも盛り上がる。シクロクロスのスピード感も観戦しやすく、テープのみで仕切られた、か弱い境界線はむしろ選手との距離感を近づけてくれる。応援する側もされる側も力が入る。いつもよりも走れているなあ?と感じた参加者も多かったはずだ。フィナーレはUCIレースが行なわれ、トップ選手が繰り出す段違いのスピードとテクニックに会場全体が揺れる。やっぱり違うな、という空気と羨望のまなざしが一挙一動に注がれる。

帰路は余韻にどっぷりと浸る。そして食事をとりながら、ほどよくアルコールに浸されて、仲間と一日を笑って振り返る。そんな充実した終わり方は自転車遊び、もとい趣味の醍醐味ともいえる。それぞれの生活や現実から離れて、心底から遊べる大人の運動会だ。泥にまみれたバイクやウエアを見るとちょっとだけ現実に引き戻されるけど、それがないとずっと夢の中にとらわれてしまうかも。

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未来のサイクリストであるキンダーガーデン、そしてキッズも野辺山のコースを一生懸命走った!

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UCI女子エリートレースは2日連続で勝利したリサ・ジェイコブス(ラファ・フォーカス)に食らいつく今井美穂(CycleClub.jp)が印象的であった。

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UCI男子エリートレースは28日は竹之内悠(ベランクラシック・エコイ)が、29日はザック・マクドナルド(ストリームラインインシュランスサービス)が勝利。PHOTO:KEI TSUJI

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シングルスピード選手権は、仮装も楽しまないと損なのだ。PHOTO:KEI TSUJI

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ケータリングも野辺山の楽しみのひとつ。カレーのいい香りが、食欲を刺激した。PHOTO:KEI TSUJI

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