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2016年08月22日

富士チャレンジ200攻略法【後編】

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富士チャレンジ200攻略法【後編】では、引き続きブレアサイクリングの山崎店長にウォーミングアップや補給のポイントなど、当日役立つテクニックを聞きました!

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レース前の過ごし方を工夫してタイムアップを狙おう

 

編集部:レース当日のスタートまでの過ごし方についてアドバイスはありますか?

山崎さん:ウォーミングアップはしなくていいと思います。整列からスタートまで時間もあり、そもそも200kmや100kmという長距離を走るので、スタートしてから徐々に身体を動かし、心拍を上げていきましょう。
あと、スタート前はトイレが混むので早めに済ませておいた方がいいですね。レース中は汗をかくので、あまりないと思いますが、もしトイレに行きたくなりピットインするようなことがあれば、大きなタイムロスになってしまいます。
加えて一番大事なのは、スタートになるべく早く並ぶことです。私は1時間前には整列して先頭に並んでいました。良いタイムを出したいのであれば、後ろからスタートするのではなく、前の方でスタートして、しっかり集団のなかで走ることが大切になります。
もちろんですが、必要のないサドルバッグやライトなどはレース前に外しておきましょう。

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スタート前はホームストレートに参加者がずらっと並ぶ。先頭集団で走るのであれば、必ず前方に待機しよう
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サドルバッグやライトなど余計なものは必ず外しておこう

 

編集部:朝の食事に関してはどうでしょうか?

山崎さん:遅くとも2時間前には朝食をすませておきたいですね。整列してからも時間があるので、ポケットにおにぎりなどを入れておいて、食べるといいと思います。朝食には炭水化物をしっかりとると、レース中のパワーになります。
あと、水をちょこちょこ飲みながらレースを迎えることも大切です。レース中は緊張もあり、給水がおろそかになりがちです。スタート前に水を飲んでおくことで、脚攣りの防止にもなりますよ。

編集部:レース中の補給に関してアドバイスはありますか?

山崎さん:富士スピードウェイはなかなか補給しやすいポイントが少ないコースです。補給のポイントは前半の下りがベストだと思います。

編集部:走りながら補給するのが苦手というかたもいらっしゃると思います。

山崎さん:利き手で取りやすい方のバックポケットに補給食を入れ、食べ終わったゴミは反対のポケットに入れるなど、ルールを決めておけば、補給に対する不安は減ると思います。どこに何を入れたか分からなくなってしまったり、補給食とゴミがポケットの中で混ざっていたりすると、片手を離している時間も増えてしまい、集中力も削がれてしまいますから。

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右利きの人であれば、右ポケットに補給食を入れて、左ポケットに食べ終わったゴミを入れていけば、スムーズに補給できるだろう
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補給食の口を開けるのが苦手という方には、ジェル用のハイドロパックもおすすめ

 

編集部:実際に山崎さんがソロ200kmに出場された際は、どれくらいの補給食を持っていましたか?

山崎さん:たしかジェルを5個ぐらい入れたハイドロパック1つに、大福5個ぐらいですね。

編集部:全体的には量が少なく感じます。たいして大福多いですね(笑)。

山崎さん:私は朝食にとにかく炭水化物をたくさんとります。おにぎり2個、カップうどん1個、ワッフル、クレープ、パン……。限界まで炭水化物を詰め込んで、前半100kmはそのエネルギーで走る。バックポケットの補給食は後半の100kmために使うイメージです。ただ、甘いジェル系は結構飽きてしまいますよね。とくに夏場は発汗量も多く、塩気のあるものを体が欲します。私の場合は、粗塩を大福にサッとかけたものを好んで携帯しています。
あとは、「自分の意表を突くような補給食」っていうのもあると気分転換になります。「おい俺これ食うのか…」みたいな(笑)。コンビニに立ち寄って、地元の面白いお菓子とか持っておくと良いのではないでしょうか。

編集部:ドリンクに関してはいかがですか?

山崎さん:ドリンク切れはもっとも避けたいところなので、バックポケットを使って3本のボトルを持ったり、1L近く入る大きめのボトルを持ったり工夫したいですね。かならず、中身が水のボトルを1本持っておくとをおすすめします。頭からかぶったり、脚にかけて冷やすことで攣りの抑制にもなりますよ。

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大きめのボトルを携帯しておくと、レース後半も安心できる

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水を脚にかけ、冷やすことでで攣りを抑制できる

 

編集部:100kmは22周、200kmに関しては44周コースを走ることになります。集中力を切らさないために、走行中にできる工夫ってありますか?

山崎さん:僕は人間観察をしています(笑)。面白い人や特徴的なジャージを着ている人とかを見つけて、追い越すときに、「このスピード差ならあと何周ぐらいしたらまたこの人とすれ違うんだ」とか考えていますね。せっかく普段とは違いたくさんの人と走れるので、まわりのサイクリストの装備や走り方などを観察するのはすごく参考になると思います。もちろん、そっちばかりを気にしていては危険ですが……。

編集部:今回からチーム種目も100km・200kmと距離へのチャレンジになりました。チームで走る際のアドバイスはありますか。

山崎さん:スタート直後はすごい混戦になるので、速い人や上手な人がある程度集団がバラける10周くらいまでは走ってもらうといいですね。最初から女性や走り慣れてない人が走ると、そこですごく遅れてしまう可能性があります。
コース上が落ち着いたら、そこから周回数を決めて交代していけばいいと思います。おそらくだんだんと1回に走る周回数を減らしていくほうが効率が良いのではないでしょうか。たとえば最初は10周交代だったのを疲れてきたら5周にしたりと。気温も上がってくるし、最終的には3周ぐらいで交代していくのが一番無理がなさそうです。あとは交代のタイミングによって、上手く自分のペースに合う集団に入れたときは、無理に交代せずに走り続けた方がいいですね。逆に単独走が続くようであれば、一回ピットインをして状況を変えるのも手です。
あとスピードウェイは広いので、できれば無線を持って走った方が、ライダーとピットの意思疎通がしやすいですよね。次のライダーも安心して準備ができます。

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無線を使えばピット交代がスムーズになる。コース上に落とさないようにくれぐれもご注意を

 

本番に近い距離をノンストップで走ってみよう

 

編集部:最後になりますが、当日まであと約1カ月となりました。参加するみなさんが、これからやっておくと良い練習などありますか?

山崎さん:自分が出るクラスがたとえば100kmだとしたら、2~3割短くした70kmぐらいの距離を単独で走れれば、本番の100kmを集団で走るのと同じくらいの運動負荷になると思います。
ご自身の練習コースでいいので、トイレ休憩はOKとしてもそれ以外は絶対に止まらないで走ってみるというのを必ず1回はやってみましょう。
そうすると自分に必要な補給の量とかペース配分なども分かってきます。仲間で走れる人は先頭交代しながらやってもいいと思います。
なるべく信号のストップ&ゴーがないコースだとベストですよね。あと富士スピードウェイは連続して上りと下りを走ることになるので、できるだけアップダウンのあるコースだち理想的です。気持ちとしてもただ走るのではなく、「富士チャレンジ200の仮想レースをやる」という意識で走ってみると、いい意味で緊張感が生まれて、本番への心の準備もできます。

編集部:前編でもおっしゃっていましたが、富士チャレンジ200は集団走行のいい機会にもなります。

山崎さん:そうですね。集団で走ったことのない人は仲間を募って、人と走る練習を一度はしてみるといいですよね。たとえば3m後ろについたときと1m後ろについたときで、どのくらい空気抵抗の軽減に差があり、体力的なラクができるかなどが経験として分かっておくとベストです。当日がすべて初めての経験となると、精神的にも疲れてしまうので。
あまり本番にむけての練習を難しく考えなくていいので、「本番に近い距離をノンストップで走る」ということだけ取り組んでみてください!

編集部:ありがとうございました!

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レースを想定して、当日と同程度の距離を走る練習をしておこう!みなさんの挑戦をお待ちしています!

 

(写真/小野口健太)


ブレアサイクリング
山崎嘉貴さん

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長野県飯田市のプロショップ、ブレアサイクリング店長。現役時代はフランスで走っていたことも。頼れる兄貴的存在で、自身の経験をお客さんに伝えている。GRIDEサイクルジャージも手がける。

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ブレアサイクリング
長野県飯田市川路5005
Tel0265-27-6210
営業時間13~19時(日曜は18時まで)
定休日:月、火、水
HP http://briller-co.net/annex/
GRIDEオンラインストア http://gridebikes.com/


富士チャレンジ200のエントリーはいよいよ8月22日(月)まで!

エントリーがまだの方はお忘れなく!

大会HPはこちら→ http://www.fujichallenge.jp/

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