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2016年01月10日

3モデル インプレッション Vol.7/ARGON18編 総論

tobira

ARGON18☆ 総論

山本:アルゴン18ですが、見た目どおりのアグレッシブなライディングフィールという印象が残っています。

菊地:価格がお手頃だったらねぇ……

山本:選ぶ基準でもある価格というハードルは高くなってしまうのは否めない。

菊 地:でも、最初は高いって感じるもんだよ。サーヴェロも高いなと思ったけど、実績を積んでいくうちに体感価格が下がった。タイムだってルックだっ て、新参者のときは高い!って最初は感じる。レースにも出ていない状態でこの値段だったら、ひっくり返っちゃうけど、乗ってよければそんなものだ な、って思うし。本人の愛情の問題だからね。惚れちゃえば関係ないでしょ。オレだって、ふらっと買っちゃうかもしれない。

小高:無色透明な自転車が欲しいって。

菊地:強固なイメージは邪魔になることもあるけど、それでも最小限の裏書きは欲しい。裏書きってのは、有力チームをサポートしているということ。ツール・ド・フランスでトップの成績を収めたからといって、トップのバイクとは思わないけど、でもそれを狙える位置にいる必要性はある。

山本:そうですね。すべてのブランドが、あのスタートラインに並ぶことはできないですから。

菊 地:そこが今のプロツアーの評価されるところだよね。このトップ集団にいるブランドなんですよ、っていうところ。最初は良くなかったかもしれないけど、2 年目になれば、ブラッシュアップもされて、先頭集団でも恥ずかしくないような完成度になってくるし。だから今回はそういう見方ができた。

小高:3台とも最近のカーボンバイクのボリューム感とかはあまり感じなかったですね。グラフィックも黒基調で精悍なイメージをもたせますね。同じデザインなんですけど、過去に見たときよりもカッコいいなって思える。

菊地:ぱっと見の空気感って、はじめてBMCを見たときの雰囲気に似てない?

山本:そうですね。異端児のようなメインストリームから外れているけど優れているっていう。

菊地:悪くないんだろうなあ…。でもどこのだれなんだろうって(笑)。

小高:この3Dヘッドチューブがそのイメージを駆り立てるのでしょうね。

山本:BMCとの共通点は、まさにそこですよね。ヘッドにおけるスペーサー重ねの事案って、いままで多くのメーカーが手を着けるのをこまねいてきたようなところ。これを独自の手法を用いて解決したところは評価したい。

菊地:この追加できるパーツの厚みにバリエーションが増えてきたら、ヘッドチューブは短くて済むもんね。まったく不安がないほどしっかりしていたよね。

山本:モデルごとにデザインが違うのもすごい。

小高:微妙にテーパーしていたり、エアロ形状になっていたりすごく手が込んでいましたね。

山本:ブランドの規模としてはメジャーブランドに遠く及ばないかもしれないけど、こういった細かい作業をしてくるのがイイ。

菊地:カナダのブランドは妙にマニアックなところがあってやっぱり面白いね。

山本:お隣のアメリカンブランドとはちょっと違った雰囲気ですよね。

菊地:似て非なるだね。

山本:自国に誇りをもっていると感じますね。……スペックを見てもカーボンのグレードなどはまったくわからないんですが、乗ってみると総じて悪い素材は使っていないよね、っていうのがわかった。しっかりとしたクオリティコントロールがなされているなと。

菊地:アメリカンバイクは太くて硬くて高剛性!っていうイメージだけど、細くて肉厚がしっかりあって、剛性が高いっていうちょっと違った質感だったよね。

山本:同国ブランドだけど、チームCSCが乗っていた頃のサーヴェロっぽい雰囲気があった。

菊 地:ソロイストSLC−SLといった雰囲気だよね。ちょっとクセがあるけど、それがイイっていう。というと、やっぱり小規模で流行っていって面白くなるんだろうな。それでいてメジャーにしたいという感じはする。下位モデルでもこだわって作っているし、じわじわと認知度が広がりそうだね。

山本:クリプトンはメーカーの主張が入っていながらも汎用性も考えられたバイク。普段乗るならこのバイクがいい。

菊地:メーカーの主義主張はしっかりとしているっていうのは大事だよ。

山本:ホビーで使うと考えたとき輪行や車載、メンテナンスなどは手軽にできるのが求められますから。レーシング然としたエアロ、スタンダードモデルはエッジが効いていますけど、クリプトンは汎用性が高い。

小高:上ばっかり見ているかと思いきや、広い視野をもっているブランドだなって感じます。

菊地:今後が楽しみなブランドだね。


(写真:和田やずか)

アルゴン18のお問い合わせ先 インターマックス お問い合わせフォーム

http://www.intermax.co.jp/

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