2015年11月14日
マウンテンバイクのレースに出てみよう
日本国内で開催されているレースに参加してみよう。
ワールドカップの動画で特にDHIのビッグジャンプや急斜面を落ちるように下る様子を見ると、観客側としてはエキサイティングで楽しいが、自分が同じコースを走る側となれば躊躇するだろう。これは世界トップレベルのワールドカップライダーだからこそ走れるコース設計なので、そう感じてしまうのは無理もない。
日本国内でもMTBのレースやイベントは開催される。国内レースはビギナーから上級者も楽しめて、また安全に配慮されたコース設計になっている。家族での参加もできるレースもある。レースハイシーズンは4~11月となる、主に夏のスキー場が会場に利用されるためだ。以下に、主なレースをまとめてみたので、参考にしてほしい。
(写真提供:東商会)
■JCF公認レース
日本自転車競技連盟(以下JCF)公認レースは、全日本選手権大会と「Coupe du Japon MTB」(クップ ドュ ジャポンMTB、以下CJ)というシリーズ大会があり、国内で競技人口が多いXCO、XCE、DHIの3種目が採用されている。2015年CJはXCO全14戦、XCE全1戦、DHI全6戦で開催。(10月20日現在2016年レーススケジュールは未発表)。JCFのイベントカレンダーで開催されるレースを把握することができる、
全日本選手権大会は男女、年齢で分けられたクラスのみで日本一の称号を競う。一方CJは男女ごとにレベルと年齢でクラス分けが設けられ、真剣勝負を繰り広げながら各々の目標でレースが楽しまれている。参加人数はオリンピック種目でもあるXCOが450名、DHIが300名ほど。公認レースでは順位ごとにポイントが付与され年間MTBナショナルランキングが、翌年のクラス分けの昇格、降格基準とされる。
新規登録者(ユース、ジュニアを除く)はチャレンジクラスに登録される。
年間ナショナルランキングによって昇格権利を得るのだが、アドバンス、チャレンジでは1、2位の選手に、次回レースより特別昇格の権利が与えられる。
「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・大滝」
「アドベンチャーイン富士見」
「アキグリーンカップフェスティバル」
「シマノ・バイカーズフェスティバル」
「エンデューロナショナルシリーズ」
「ダウンヒルシリーズ powerd by SRAM」
著者プロフィール
猪俣 浩子いのまた ひろこ
1978年生まれ 13歳より兄の影響でDHレースを始め、16歳の時アメリカ(当時のNORBA)で見たマウンテンバイクのかっこよさに衝撃を受け、やる気スイッチオン!1997年JCFナショナルランキング1位(DH)、2004年JCFジャパンシリーズ年間ランキング1位(DH)、2005年JCF全日本選手権優勝(4X)、3つのタイトルを獲得し2009年現役引退。2010~12年TRANSITION RACING TEAM監督を経験。レースが大好きでモトクロスやスノーボードにも参戦し、最近では4輪のドラッグレースに興味津々。