自転車用語集GLOSSARY

パリ~ルーベ

フランスのパリ郊外のコンピエーニュからベルギー国境付近のルーベまでの、全長約260kmのワンデーレースのこと。UCIのレースに組み込まれており、カテゴリーはUCIワールドツアークラシックレースの中でも、格式が高い5大モニュメントの1つ。コースはほぼ平坦である。しかし途中には27箇所のセクターに分けられたパヴェ区間が設けてあり選手を苦しめる。パヴェ区間にはそれぞれ難易度が設けてあり、評価は5段階にわかれている。なかでも5つ星のひとつ「アランベール」は、特に路面状況が悪くバイクカメラが転倒するほどの落車頻発区間として知られていた。また、ひとたび雨が降れば巻き上げる泥で体中泥だらけとなり、スリップする路面は落車を続発させる。このことから別名を「北の地獄」という。いかにパヴェ区間を制するかが勝負のわかれ目となる。