乳酸閾値
運動強度を上げていき、血中の乳酸値が急激に上昇を始める際の運動強度のこと。乳酸は運動中に筋肉に存在するグリコーゲンが分解される時に生成される物質である。乳酸自体は疲労物質ではない。運動強度が閾値を下回る場合、乳酸は蓄積されずに除去されるが、閾値を超えてしまうとやがて運動ができない状態となるため運動の指標として用いられる。一般的には、安静時は約1mmol/ℓの血中乳酸濃度が4mmol/lを超えるあたりから、急激に上昇するといわれている。正確に計測するには、運動強度を上げながら都度血液を採取する必要がある。略称はLT。