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2017年05月29日

【レジェンド対決 by POWER PRODUCTION】今中大介VS片山右京 Mt.富士ヒルクライム2017 真っ向勝負の行方は……

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2016年第13回Mt.富士ヒルクライムの選抜クラスは、これまでにないほどのヒルクライマーが揃い、ハイレベルな戦いの末、大本命の森本誠さん(GOKISO)が大会記録で勝利を遂げた。この同じレースの中で今中大介さんと片山右京さんのレジェンド対決が繰り広げられていた。普段はとても仲のよい御二方であるが、こと富士ヒルとなるとレーサーの血が騒ぐのか……昨年もどちらが先に上れるのか? という勝負になったそうだ。
元プロサイクリストの今中大介さんは、1997年の34歳まで現役を続けた。そして片山右京さんも同じく1997年までフォーミュラーワンを走っている。90年代に、それぞれの分野で自ら道を切り開き、日本のトップとなり歴史を作った二人がこの日本一の霊峰・富士山という舞台で相まみえるというのは、サイクルスポーツファンも興味深いところでしょう!?

さて、昨年は選抜クラスに出場した今中さんと右京さん。一体どんなレース模様だったのか、振り返ってもらいました。

右京さん:去年は今中さんと3回試走にいったよね。練習の段階から走っていると次第に競争になって、俺が先行すると今中さんが追いつくというパターンで。上りはじめのアップ区間から俺がガーッと先行する。すると今中さんは反応してくるから息が切れるでしょ? そこで「息が切れるんだよなあ。有酸素能力にかんしては右京さんのほうが強いのかな〜」って言っていて。俺はほら、“アレ”だから失笑しそうだったんだけど(笑)。

今中さん:そうだったよね。あの話を聞いてさらによけいに衝撃だったんだよね。ひどいよね〜(笑)

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グリコ・パワープロダクション オキシドライブ シリーズは有酸素運動で持久力を高めたい方向けのサプリメント

 

右京さん:パワプロからこういうのが出るんですよ! ってオキシドライブの話を聞いていて、富士ヒルの4ヶ月も前から飲んでいたんだけど、失速する原因って息が上がるか、脚にくるかのどちらかでしょ? サプリメントを補給してトレーニングを重ねたせいか息が上がらなくなっているから、筋力だけ鍛えることに集中することができて。当日は自己ベストの1時間7分を切りたくて、“今中さんも選抜クラスに出ようよ〜”って誘ったんです。序盤は集団の牽引力を借りてペースを作り、終盤は根性で行けるでしょ!って話をしていたら、最初から2人とも集団から遅れて(笑)

今中さん、右京さん:(笑)

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今中さん:いやいや、右京さんのほうが粘っていたけどね。

右京さん:誰の風よけも使えず、2人で練習をしている状況とまったく変わらない(笑)

今中さん:あれは悲惨だったよね。

右京さん:風も吹いたからめっちゃキツかったよね。4合目くらいで後ろから選手が上ってきて、今中さんがそれを利用し、“汚い手を使って”俺に追いついてきてさ(笑)

今中さん:エヘヘ。でも申し訳なくて、ラスト500mの上りまでは僕が引っ張った。

右京さん:そのとき脚はほぼオールアウトしているから、ダンシングはできないし。先行されているけど、そこは根性!で抜き返したら、今中さんがもう一度抜き返してきた。ハンドルを投げてゴールしたけど、今中さんがホイール差くらい先行してゴールしたんだよね。でも、計測がネットタイムで、スタートの計測ラインを今中さんが先に通過していたので。俺がコンマ4秒の勝利(笑)

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今中さん:平坦部分があるので、なんとか挽回できるかな? とその瞬間に思った。でも上りでは少しずつ離されて、しだいに見えなくなっていって、これは勝てないなって。

右京さん:やれることは全部やっていた。バイクの軽量化もしていて、6.5kgくらいまで絞って。
でも最近は練習で使っているアルミの重いホイールを2時間くらい使っているとジャイロ効果も効いているようで調子がよくて。軽いホイールはつねに脚を回していないといけないでしょ? でも安定感も高い重たいホイールで走った方が、走りやすいという変化が起きてしまっていて。

今中さん:それは、たぶん今の走り方のリズムに合っているということでしょうね。ホイールって基本的には軽くて、レスポンスがよければいいよね。

理論派? 根性派!?

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右京さん:歳が50も半ばで、みんなほめてくれるよね。

今中さん:でもやっぱりF1のころには開発にも携わっていたので、考えが緻密だよね。なんでも理論でまず測るし、加えて根性もあるので、達成しちゃう。だから手強い。

右京さん:昨年はパワプロのオキシドライブをパートナーにトレーニングをした結果、先行できたけど、今年はどうかな……。

今中さん:右京さんの追い込むときのパワーっていうのが半端じゃないので、それを脅威に感じているな。自転車は気持ちの部分が大きいし。楽しみとしても乗れている?

右京さん:楽しいよね。暖かくなると本当に感じる。ちょっと走るとこんなに自由で楽しい乗り物が有るんだろうかって思う。坂道に差し掛かると疲れていてもニコニコしちゃって。日常で色々なことが起こるけど、これのおかげで乗り越えられるかな。

Mt.富士ヒルクライムに挑む気持ちは特別!?

今中さん:富士ヒルクライムって、狙っていく価値のある大会だよね。

右京さん:儀式だもん。1月に食べ過ぎたお雑煮やらを思い起こし2月から10分走などを初めて、この頃になると体重計にも乗るようになる。3月には2時間くらい外を走って、パワーも気にしたりして練習にメリハリをつけ、4月になると上りを走りにいく。いつもタイム計測を行う峠で良いタイムで上れると、よしよし準備ができているなと思い、カーボンホイールに履き替えてもっと良いタイムが出たら、富士ヒルで自己ベストを狙いに……って思うけど、ピーキングが難しくて。

今中さん:ここ2年くらいはうまくっているでしょ?

右京さん:前よりはナーバスではなくなっているので、それがいいのかな?

今中さん:1週間前から慌ててトレーニングをしても良いことがないので、キツいトレーニングをするなら2週間前までにやっておくといいよね。

右京さん:前はそれを聞いても、余裕がないので焦ってしまって、レースの週もトレーニングを続けていたんですよ。そしたら大会当日にはピークが落ち始めていて。レースを走り出して料金所あたりで、“やばい、バッドディ”だ…。って。

今中さん:これは一般の方にも通じるところがあるね。できれば大会が2週間くらい前にあるようなイメージでやってみるとか。回復にかける時間にさえ余裕があれば、万が一追い込みすぎても、調子を戻すことができるので。

右京さん:年を取って、毎年タイムが落ちるのは嫌じゃない? どこかでもう一発という気持ちもある。もう1回踏み直すのに、今年のテーマは1枚重いギアでいこうと。かつてのようにケイデンスで走ろうすると、息が切れちゃってそれがキツくて。乳酸を除去するための有酸素能力を高めようとしてもね……。

今中さん:色々考えてますね〜。

右京さん:そうやってバカにしたような……。

今中さん:(笑)そんなことないよ。去年はどれくらいのケイデンスを保とうとしたの?

右京さん:80〜90回転を保とうと思って。

今中さん:それは高いね。

右京さん:オスカル(プジョル)選手のライディングを見すぎているから。彼はリアに32Tとかのギアを入れてアニメみたいにぐるぐるぐるって回す。これはある種、プロの技でマネは無理。今中さんにつねづね言われている長時間保てるケイデンスを見つける。心肺機能はもう伸びないから、鍛えるなら筋力をもう数%アップしたい。
フロントのギアを1丁上げて踏み切るような。同じケイデンスだったとして52から53丁に上げると218から235Wくらいという微妙に変化するけど、25分くらいローラーを回していると「心肺の売り切れが近いな」って思う。そこでパワプロのオキシドライブ ハイポトニックドリンクとオキシドライブ サプリメント、そしてエキストラ オキシアップを摂取してる。

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今中さん:オキシドライブ ハイポトニックドリンクは、例えば運動前、運動中に摂取するといいんだよね? オキシドライブ サプリメントは継続していれば1日1回どのタイミングで飲んでもOKだったよね。

右京さん:そして、エキストラ オキシアップは、例えば練習前に摂取して、15分くらいアップしてから追加したり。クマが蜂蜜のつぼを抱えているように(笑)。今の俺はそんな感じ。身体の組織の60%はパワプロでできているかもしれない(笑)。服を洗濯するときグリコの香りするもん。

今中さん:えーっ、それは嘘や! 洗濯するとグリコの香りがするって。身体どうなってるの…….?

右京さん:さらにクレアチンも摂るでしょ。あと回復系のグルタミン。BCAAは当然摂っていて。ちなみにがつんと行きたいときには液体のワンセコンドBCAAを摂ってますね。

今中さん:僕はヨーロッパでワンデイレースを走った翌日の日曜日から1週間のステージレースがあったりと、むちゃくちゃなスケジュールでレースをこなしていて、プロとしては言われたことを当然のようにやるんだ、という根性論的なところがある。気持ちでなんとかしなければと。だから、サプリメントを摂った方がいいよね、っていうのは感じるけど、緻密に計算をして摂取するという概念がなかったので。この話を聞いて、もう少しサプリメントを摂っててみようかなあと思った。

右京さん:風も吹かない負荷も一定のローラーでトレーニングしながらサプリメントを摂ったり、摂らなかったりすると、やっぱり違うなって。

今中さん:そうか。僕もオキシドライブサプリメントを飲み始めたけど、3粒からね。

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右京さん:5粒から1〜2粒増やしても大きな変化はないけど、3粒より5粒のほうが体感できる気がするよね。

今中さん:僕は右京さんより全然体重が重いから、もっと飲んでもいいかもしれないね(笑)

右京さん:あ、まずいこと教えちゃったな(笑)

飲み方のポイント
・オキシドライブ サプリメントは1日1回どのタイミングでもOK。ただし2週間以上の継続摂取がオススメ
・オキシドライブ ハイポトニックは運動前、中、後どのタイミングでもOK

右京さん:トレーニングをすると、脚がヒリヒリして酸欠でふわっとしちゃってソファで寝ていたら、微熱がでちゃって。脚がやけどする! みたいにならない?

今中さん:な ら な い!  追い込み過ぎ?

右京さん:それを早く冷却するためにアイシングをしたりしたけど、そのときにグルタミンとオキシドライブ ハイポトニックを摂取して、筋膜リリースグッズで筋肉をほぐし、ゴールデンタイムプロテインを飲んで。今まさに5日連続、200Wで回している。一ヶ月を切ったら最後の追い込みとして、実走でヒルクライムを何回もやっていく。この期間に入ったら回復が大事かなって。

今中さん:ちょっとやり過ぎかなって…ある意味ロッキーというか(笑)。それを聞いていると萎縮しちゃうといいうか。なかなかそこまで追い込めないですよね。選手ならまだしも……。でも微熱が出て、というのは選手としては異常な状態だし(笑)

右京さん:選手みたいに毎日5時間も乗って、アイシングをしてマッサージをしてもらって回復していたら、年とか関係なく強くなれるだろうなって。やっぱり時間だなと。トレーニングも回復もどれだけそれに向き合って時間を費やせるかだよね。

 ヒルクライムは自分にあった機材をチョイス

今中さん:ギア比はどれくらい? フロントはコンパクトを使ってる?

右京さん:コンパクト。レースではヒルクライム用のスプロケットを使ってますね。

今中さん:どんなやつ?

右京さん:従来のスプロケットはくびれたような形をしているけど、それはお椀のような形をしていて。なぜそうなるかというと、ロー側のギアがクロスレシオになっているスプロケットだから。ホント、ラリー車よりもすごいクロスレシオで。これだとロー側のギアなのに1枚ずつこまめにギアを変えられる。でも、最近は何を使ってもあまり変わらないな〜と(笑)。まあ完成車で6.5kgくらいでも十分軽くて、気持ちのよいジャイロ効果のあるホイールを使って、筋持久力を上げていった方がいいみたい。

今中さん:選手のころはギアのチョイスとかはあまり気にしなかったけどね。

右京さん:でもレーシングカーでは気にするでしょ? 脚がエンジンなんだからさ、もっとほんとは効いているはずなんですよ。

今中さん:たしかにそうですね(汗)。わかりました(笑)

右京さん:あとは楕円ギアを使っています。良いか悪いか判断するのはこれからだけど、なるだけペダリングのパワーロスがないようにしたいから。きれいに回していないとチェーンがよく暴れるので、ちゃんとしたペダリングを心がけています。アウターにギアを上げるときも昔のギアみたいに力を抜かないといけないので、テクニカルなところはありますね。

今中さん:相変わらず僕は53Tのノーマルギアを使っていますよ。クロスレシオもそうだけど、右京さんは色々やっているなあ。

右京さん:そういうのが好きなんだもん(笑)。人体実験だよね。自分がモルモットみたいで。

今中さん:データを取るということに興味があるということだもんね。

右京さん:結局ね、アスリートってそういうのが好きじゃない?

今中さん:年を重ねて身体の変化というのがあって、調子がいい日と悪い日の振れ幅が大きくて、ある意味でアバウトになった。選手の頃は調子をある程度コントロールできた。よっぽど酷いことをしなければコンディションを維持できた。でも、それが今は本当に練習の内容によって大きく振れてしまう。こういうサプリメントはある一定のレベルで摂っていくという習慣はあるけど、自分のコンディションの振れ幅が大きいので相関関係がわかりにくいというか。

右京さん:むしろ俺は摂らないとグデグデ。BCAAは摂らないとてきめんだよ。

今中さん:まあ今日1日で僕のメモ帳も蓄積ができたので、参考にしながら(笑)

右京さん:あとは今中さんが当日バッドディであることを祈るしか……。

今中さん:なんでそんなこと言うの(笑)

右京さん:俺なんか、富士ヒル直前の木曜日までイタリアに行っていて。そして土曜日はレースの解説で徹夜だから、そのまま富士ヒルに入る。でもそれが良い感じに働くと思う。ジェットラグがちょうど富士ヒルの時間にぴったりに調整されている気がしているので絶好調か、逆に絶不調かのどちらかだろうね。

今中さん:へえ、知らなかった。

右京さん:でもね向こうでは自転車に乗れるの。マセラティのイベントでパリからモデナまで自転車で走るんだけど、マセラティが伴走車で、アルプスを越えてモデナまで。それでじっくり走って、帰りは飛行機で爆睡して……。

今中さん:なるほどね〜。いつもだったら、もがいちゃう時期だけど、それなら慌てずいけるよね。でもアルプスではもがかないほうが良いよ(笑)

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右京さん: 1時間6分を目指す、というのは大きな目標だけど、すくなくとも去年の自分は越えたいって思ってるね。以前はプロテインって飲めば飲むほど良いと思って、5〜6杯飲んでいたけど、一度に血液が運べる量が決まっていることがわかってからは、適量を飲むようにしてます。あとは関節成分などを摂るようにしていると、調子がいい。

今中さん:でもそうやって身体に変化が出てくるというのは敏感な証拠だよね。そしてデータも取っていて。自分の場合は、データは取っているけど、それほど感度が高くない。選手上がりだからかもしれないけれど。

右京さん:俺も感度は高くないほうだから数字に頼って単純にリピートしているだけ。今中さんは逆に感度が高いから、コントロールできているんじゃないかな?  
最初はわかりにくいけど、摂らない日と摂っている日と全然回復が違っていて、その後に記録を見ているとパフォーマンスが違うよね。基本が弱いから、何かに頼るっていう。例えば、瞬発系のアミノ酸はヒルクライムには関係ないと思うけど、アップがてら、スプーン1杯飲んでおくと、キレッキレに違うから。
だけど練習は嘘をつかないと思ってる。1時間しか練習しなかったら、大会当日は1時間でぴたりと脚が止まったから。

今中さん:たしかにね。富士ヒルの場合は距離が長い。短時間(20〜40分)のタイムトライアルは練習として大事だけど、レースと同じ距離、あるいはレース走行時間相当の練習もとても大事になってくるよね。

右京さん:今年は忙しい日が続いていて、大差で負ける可能性が高いなあ、って思っていたけど、3月、4月とこなしていく上で回復とパワプロのサプリメントを活かしてトレーニングを行うことで今年も行けるかもしれない……って思い始めているね!

今中さん:今でも選手時代の延長で考えてしまうことがあり、もっと頼らなければいけない部分があるっていうのが話していて思った。接近戦ができるようにがんばりますよ〜。圧倒的に負けないようにね!
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Mt.富士ヒルクライムに向けて、右京さんと今中さんが摂取しているのは……
グリコ パワープロダクション オキシドライブ シリーズ

こんな人におすすめ
・持久系運動をする人
・ベストコンディションを求める人
・試合終盤までパフォーマンスを持続させたい人
・激しい運動やトレーニングをしている人




写真:江西 伸之 文:編集部
協力:江崎グリコ http://www.powerproduction.jp/

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