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2017年09月13日

FUNRiDE NEWS TOPICS【 9月14日新着情報】

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5.【自転車の安全利用促進委員会レポート】明日から使える効果的な指導法を提案!

自転車のルール・マナー等の正しい利用方法と、メンテナンスの重要性を啓発する「自転車の安全利用促進委員会」は、2017年9月5日(火)広島県庁自治会館、9月6日(水)広島県福山庁舎第1庁舎にて、広島県教育委員会との共催で一般社団法人自転車協会の後援で「自転車通学指導セミナー」を開催いたしましたので、ご報告いたします。

昨今の自転車事故では、中高生が被害者になるケースだけでなく、加害者となって賠償問題につながる事故も発生していることから、自転車通学指導の重要性がますます高まっています。広島県においても、県内で起こる自転車事故件数自体は減少しているものの、中高生の事故件数は増加傾向にあります(2015年 自転車の安全利用促進委員会 調べ)。こういった事故が多く発生する広島の現状を改善するため、セミナーを2都市で開催することとなりました。また、共催の広島県教育委員会の山垣内 豊かな心育成課 課長は開催の経緯について、「県内での中高生の自転車事故の状況を踏まえ、県警察や保護者の方と連携を深め、大切な児童・生徒の命を守るための取り組みを強化する必要があると考え、本セミナーを開催することにしました。」と話しました。

この度開催した「自転車通学指導セミナー」には、広島県内の中学校~高等学校の教職員、PTA連合会から両会場合わせ計56名が参加しました。今回は中高生の自転車事故件数が全国的に見て多い、広島県の現状や、全国の事例の中から効果的な事例について、自転車の安全利用促進委員会の遠藤まさ子氏が解説致しました。また、広島県立祗園北高等学校 教諭 磯村浩氏(広島会場)と広島県立大門高等学校 教諭 徳永泰敏氏(福山会場)に登壇頂き、指導のコツや指導の計画時期について、地域の巻き込み方などのポイントをお話頂きました。

遠藤氏は、「学校周辺の事故の起きやすい場所や時間帯を把握し、適切な指導をすることが重要です。また、近年増加傾向にある自転車製品をきっかけとした事故を防ぐため、自転車のメンテナンスも心がけるよう指導しましょう。さらに警察や自治体などまわりの団体を巻き込むことで、負担を減らしながらも専門的な指導ができるので、ハードルは少し高いが、一緒に取り組んでくれる協力者をつくってみると良いのではないか。」と、広島県内から集まった教職員を前にコメントしました。

【参加者の声】

●「子供は親のマナーを見て育つ、と講義の中でありましたが、親子ともに指導していく必要性を感じました。親が学校へ足を運ぶ数少ないチャンスを生かさねばならないと思いました。」

●「自転車自体のメンテナンスについてや、ハザードマップの作成など、普段指導では意識していなかった点について多く学ぶことができました。BAAマークやTSマーク導入も検討したいと思いました。」

【事例発表:広島県立祗園北高等学校 講演内容】

坂の上という立地上、自転車のスピードが出過ぎてしまうため、通学量が多くなる通学・下校時刻には事故が頻発していて、地域の方々からご指摘を受けることも多くありました。そこで、まず本校では自転車通学指導の全体集会を実施し、自転車通学をする以上自分の身を守る運転だけでなく、加害者にもなり得ることを理解させました。また、地域の方々にもご出演頂き、生徒が制作した「自転車通学指導ビデオ」や、提供される指導用教材等を活用したディスカッションを行うことで、生徒自らで自転車通学に向き合う環境づくりが、結果的に事故に遭わない・加害者にならない通学につながっていると思います。

【事例発表:広島県立大門高等学校 講演内容】

全校生徒の約7割が自転車通学をしており、部活動をしている生徒も8割以上いるため、生徒が一斉に登下校する時間帯にルール・マナー違反が多発していました。また本校は住宅街に囲まれ、細い路地の多い立地のために死角が多く、出会い頭の事故が多いという特徴がありました。そこで、本校では自転車通学者へ向けて「1番安全に利用できる通学路」を学校側で指定し、マップを配布することで事故数を減らすことができました。

また、自転車自体の安全性をテストする機会も設けています。実際に15メートルほど走行させ、しっかりと停止できるのか、ライトや反射板は作動しているのかを教職員が確認して、安全な自転車に乗るような指導も徹底しています。

img_137177_4危険行為の62%は安全運転義務違反

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調査した中学、高校の半数以上で生徒が自転車事故を起こしている

お問い合わせ先:自転車の安全利用促進委員会事務局

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